1995-09-08から1日間の記事一覧

宮本常一

*1 昨今、宮本常一とその仕事を語ることが、すでに耐用年数を過ぎて自浄作用も見込めなくなった民俗学の、何か免罪符になっているようなところがある。いずれ狭い学問の世間でのことだが、それでも、宮本常一という名前は、この国のあちこちに埋もれた小さな…

「地球環境」という偽善

数年前、京都で国際捕鯨委員会が開かれた時、鯨捕りの本場、和歌山県太地の漁協の人たちが大挙してデモにおしかけたことがある。 もともとそのようにタバになって何かを主張する、てなことを潔しとしない根っからの漁師さんたちのこと、揃いの鉢巻にプラカー…