1997-04-23から1日間の記事一覧

「空襲」がこわかった――野坂昭如『一九四五・夏・神戸』(中公文庫)

「空襲」がどれだけこわいものだったか、という話がある。天変地異の新たなヴァリエーションとして、戦後半世紀の間、さまざまに語られてきたはずの「空襲」。 けれども、その「空襲」というひとことの向う側に、具体的にどのような暮らしの詳細があり、どの…

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