2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「自己責任」の向こう側に

マンション耐震構造偽装事件、ライブドアの粉飾決算事件……このところ世間を騒がせている事件を眺めていると、じゃあそれを見過ごしていた「監査」ってなによ、という疑問がわいてきます。同時に、そういう仕事の「責任」ってなあに、ということも。 構造改革…

水に落ちた犬は……

*1百花斉放、言いたい放題、今となってはなんとでも、というわけで、いやもう、ライブドアをめぐるてんやわんやはメディアぐるみでえらいことになっています。特に、ワイドショー系とコメンテーターの類は何でもあり。忘年会の映像をネットから拾ってきて盛…

改めて、くたばれ地全協!

ライブドアの堀江社長以下、幹部複数名が逮捕されました。世間はそのニュース一色になっていますから、いまさら改めて言うことでもないでしょうが、競馬の世界でもライブドアは決して無関係ではなかったので気にされている向きもあるでしょう。 確認しておき…

馬事通信 競馬虚空像

眼が笑ってますよ……

*1 忍ぶれど、色に出にけり……です。いや、てんやわんやのライブドア騒動の渦中、テレビに顔を出すあのオヤジ、このジイさまたちのお顔が、なんですが。 眼が笑ってるんですよねえ、口じゃもっともらしく憂いてみせていても。ほっぺたや口角がひくひくしてい…

産経新聞 断 (非採用)

文科系の終焉について

学問は、すぐ世の中に役にたつものではないということをよく哲学者は口にするのであるが、しかしながらいくつかの需要が個々にあれば、少なくもいちばん目前のもっとも痛切な要求に答えうることを、まずもって学びとらなければならない。 ――柳田国男 ● いま…

きっこ姐さん、大暴れの巻

かつてまだ尻の青い書生だった頃、例によって悪友らと騒ぎ疲れた夜更け、始発までとしけこんだ深夜の映画館で遭遇した座頭市の予告画面の惹句が、酔眼に鮮烈だった。その感じがよみがえった。――「どめくらひとりにこの騒ぎ」。 その伝でゆけば、髪結いひとり…

センセイ方の下半身

年明けそうそう、外務省が大騒ぎです。在上海総領事館の領事の自殺の顛末が実は中国側の謀略がらみだったらしい、と、一年半も後のいまごろになって週刊誌に暴露され、麻生外務大臣も「知らない」状態のおかんむり。どうやらちゃんと上に報告せずに内輪でご…

センセイ方の下半身(第一稿)

*1 年明けそうそう、外務省が大騒ぎです。在上海総領事館の領事の自殺の顛末が実は中国側の謀略がらみだったらしい、と、一年半も後のいまごろになって週刊誌に暴露され、麻生外務大臣も「知らない」状態のおかんむり。どうやらちゃんと上に報告せずに内輪で…

 競馬「改革」正念場の一年

新しい年が明けました。このところいささかお手玉気味だった懸案の競馬法改正も、ようやく第二次改正法案提出の日程が具体的になってきたようで、いずれにせよ今年は、前々から言っているように、ニッポン競馬にとってはこれまでの「戦後」の枠組みを根こそ…

馬事通信 競馬虚空像