2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

市場経済と自由の学び方

少し前、中国の天安門広場に掲げられていた毛沢東の肖像画の原画が、オークションにかけられるというので、彼の国で物議を醸していた。所有していたのは海外在住の中国人だとか。結局、出品は取り下げられたようだが、たまたま衛星放送でやっていた香港の討…

対談 vs. 西原理恵子「明日船を出したら」

*1西原理恵子という“漁師”の目線。 あるいは、オヤジの皮かぶったキンタマオンナ、のこと ■ 二二年目の舵 ――**さんは、九三年の年末のNHK『BSブックレビュー』で、その年のベストワンに『怒濤の虫』(毎日新聞社)を挙げてらっしゃっいましたね。その他に挙…

市場経済の学び方

中国の天安門広場に掲げられていた毛沢東の肖像画の原画が、オークションにかけられるというので、彼の国ではちょっとした議論になっているという。 所有しているのは海外在住の中国人だとか。たまたま、衛星放送でやっていた香港の討論番組でこの問題が取り…

市場経済の学び方(草稿)

少し前、中国の天安門広場に掲げられていた毛沢東の肖像画の原画が、オークションにかけられるというので、彼の国で物議を醸していた。所有していたのは海外在住の中国人だとか。結局、出品は取り下げられたようだが、たまたま衛星放送でやっていた香港の討…

永田町 バカ全開中

*1 いや、だからね、やっぱりことはもう民主党だの自民党だのといったところじゃないわけで。バカはバカ、所属するクラスや担任は異なれど、そのバカの現われ方ってやつはどこでも共通しているわけで。先の民主党を舞台にした偽メール騒動の時も、あたしゃそ…

銀行の増上慢

俗に言うメガバンク、六大金融グループの三月末での決算が、過去最高額に達したそうである。投入された公的資金の返済もメドがたったとか。景気回復と言われてもその実感もなく、住宅ローンを返すのにも青息吐息の側から見れば、何ともうらやましい話だ。 公…

「リベラル」考

● リベラル、というもの言いは、未だによく使われる。 進歩派とか良識派、というのはさすがにもう古色蒼然、まして自由と民主主義を正面から唱えてみせるには、昨今その対極にあったはずの社会主義や共産主義の類があまりにグズグズになり過ぎてしまった。思…

民主党=芸能プロダクション、説

案外気づかれていないのかも知れないが、民主党というのは、いまや政治家というタレントを抱えるプロダクションみたいなものである。もっと言えば、政治も含めて何かムツカしいことを言える言論/社会派タレントの元締め。芸風もそれなりに取りそろえ、ふと…

個人情報だだ漏れの現在

個人情報の保護ということを最近、やたらと言われる。ちょっとしたアンケートにでも、書き込まれた情報について責任を持って管理します、といった意味の説明がついてくる。クレジットカードを使うと、個人情報についての言い訳が。気持ちはわからないでもな…

民主党偽メイル騒動顛末

さて、民主党のスカ加減を満天下にこの上なくわかりやすく示すことになった、先のあの偽メール騒動というのは、いったい何だったのか。もう一度ざっと振り返っておきたい。 発端は、西澤孝という業界でも札つきの虚言癖を持つ自称ジャーナリストが持ち回った…

民主党という現在

民主党、というのは、見ての通り、とにかく寄せ集めである。 混成部隊、と言えば聞こえはいいが、要はつぎはぎ、それも同じクルマの部品ならばまだしも、クルマや船や飛行機に、工作機械や農機具、なんだかよくわからないガラクタに至るまで、元の素性も定か…

天声人語は日本一?

天声人語は日本一のコラムである、と言われたらどうするか。 いや、まったくその通りです。ごめんなさい、おっしゃる通り日本一です。勝てません。勝てるわけがない。 だって、新聞紙面は第一面の下あたり、広告が並ぶそのすぐ上の横長の割り付け。字数にし…

生きもの異変

ニッポン列島の北から南まで、生きものがらみの異変が、春先からずっと続いている。 北海道では、スズメが謎の大量死が話題になり、すわ、鳥インフルエンザか、と騒ぎになりかけたが、どうやらそれはシロ。局地的な寒気の影響では、と言われているのだが原因…

おめでとう冬樹、そしてバルク

悩んで悩み抜いた甲斐があったね、おめでとう。 二年前の府中、ダービーの日の、あの緊張しきって真っ青だった顔を思い出してます。 それでも冬樹、あんたはあの日、勝つつもりだったよね。 ダービーの前の、同じ距離、同じ芝の特別戦、 あがってきて「同じ…

ポピュリズム、上等

「ポピュリズム」というもの言いがあります。多くは例によっての小泉政権批判、とにかくものをちゃんと考えない世間一般のバカ……とまでは言わずとも、そういう普通の日本人、多くの人たちの気分に棹さして政治を動かそうとするやり方、といったような意味で…

「ご先祖さま」の現在

*1 ● 人が亡くなってからある一定の期間、三十三年なら三十三年たつと年忌明け、ひとまず先祖にひとくくりにされる、という考え方がわれわれ日本人にはある――民俗学ではそう言われています。 どうしてそういう考え方になるのか、についてもまた、文化や歴史…

小泉改革こそ競馬に必要

連休最後の7日、毎日新聞にとんでもない記事が掲載されました。しかも社説で。 「競馬の世界に小泉改革はなじまない」と題されたその記事、論説委員の石原進という御仁の署名原稿で、要はこのところ進められている競馬法改正についての批判記事。批判は大い…

焼肉をめぐる陰謀

*1 難しい理屈はともかく、われらにとっての韓国/朝鮮とは、まず焼肉とパチンコ、である。あとはせいぜい風俗くらい。ナマで在日や朝鮮人と知り合う機会も、そうあるわけではない。 パチンコと風俗はさておき、まずは焼肉である。韓国式の焼肉、炭火であぶ…

エバラとモランボン

焼肉のタレ、をわれら日本人の舌に浸透させたのは、何と言ってもエバラとモランボンだ。おおむね1970年代から一気になじみが出てきた調味料。すでに30年以上の歴史がある。 「エバラ焼肉のたれ」のエバラ食品は1958年(昭和33年)、荏原食品とし…

サイバラはブンガク、か?

『ユリイカ』編集部からメイル。かなりびっくり(笑) 原稿依頼なんで、まあ、それはそれ、なんですが……その内容がこんなの。 『ユリイカ』7月号特集企画書(06/4/21) 特集*西原理恵子――うつくしいのはらを目指して 締切=5月25日 発売=6月2…