『噂の真相』廃刊、か?!

 『噂の真相』がいよいよ来年春に廃刊だそうであります。

 え、そのハナシ、ついこないだの【サイバッチ!】で飛ばしてた、って? はいはい、あれ、あたしのタレコミ。ソースは、って? 神林編集長じきじきにそう聞いたんですから文句はないっしょ。

 【サイバッチ!】がネット環境出現以降の蛆虫ならば、あちらはキャリアおよそ30年、活字メディアが大衆化で極限までふくれあがっていったネット出現以前、言わば紀元前のゴミ、カス、ゴキブリ、品性下劣にして内容最悪、よそサマの台所事情からケツの穴の裏側まで嗅ぎまわるような便所コオロギ雑誌。しかもタチの悪いことに、そんなおのれを恥じなくていいための「サヨクイデオロギーが存分に世間に漂っていた時期のことでありますから、事実上そんなもん役立たずになっちまってからも「反権力」にすがりながらみっともなく延命してきた、と。最初は「2000年にはやめる」とか何とか言ってたはずだったけど、ズルズルとここまで引っ張ってきたのは多少はあったはずの歴史的功績ってやつも台無しにしちまうような晩節の汚しっぷりで、周辺の連中に接触する機会があるたびにあたしゃ「早くやめた方がいいよ」と忠告してきたんですが、ここにきてようやくあきらめがついたようで、まあ、遅きに失したとは言え、ひとまずめでたい、てなもんです。

 編集長の岡留孝則って御仁、ずっと以前、恥ずかしながらあたしもこの雑誌で連載していたことがあるんで、何度か話をしたり、メシ食ったりしたことがありますが、いやもう何というか、生身じゃ面と向かって喧嘩もできないくらいシャイな性格でありながら、雑誌をつくるとなると恥も外聞もなくなるという、まあ、大方の蛆虫系ジャーナリストってそんなもんかも知れないんですが、それにしても紙上のキャラと実態とがズレていて、なかなかオモシロかったです。

 あのトレードマークのサングラスも、それこそ本多勝一鳥越俊太郎などと共通する70年代ジャーナリスト信仰を未だに持っていることの絶好の証拠。あたしゃそういう場に遭遇したことは幸か不幸かありませんが、オンナのコのいるところで酒飲ませると、ほんまにただのセクハラオヤジ、根が薩摩っぽの天然女性蔑視がにじみ出してえらいことになるというのはあちこちで聞いてますから、そのへん、ピンサロだかキャバレーでご乱行に及んで同志松井やよりたちにつるし上げられたというホンカツ大明神とよく似ております(笑)。成宮観音なんてトンデモ物件にひっかかって、宮台真司と兄弟分に、なんてトホホなハナシも、あながち根も葉もないこっちゃなさそう。まして、そうやってひっかかっちまったオンナの一族郎党まで面倒見ようとする健気な九州マッチョぶりって、なんか小林よしのりとよく似てますよねえ。

 まあ、ずっと実質上の編集長やってきた川端某と神林某のふたりがいたから何とかやってこれたわけで、それもある時期から大卒の新入社員を取るようになってからはヘンになってきて、腕利きの契約ライターが櫛の歯引くごとく辞めていったここ何年かの誌面の惨状はすでにこの業界では常識化していました。だって、明らかに腰引けてるか、ヤル気ないんだもん。

 「どうせ最後なんだから、総連と同和と創価と刺し違えるくらいのことやんなよ」と言ったら神林、「いやあ、名誉棄損とかで損害賠償食らうといまはもう一千万単位の請求くらいますから、そんなことできないですよぉ、げへげへげへ」と、さすが和久俊三事件の被告人らしく卑しく笑う。ほんとこのオンナ、昔っから変わんないなあ。高校時代、ミス両毛線コンテストとかで佐野量子に負けて準ミスで、それから明治の短大かなんかに出てきて人生狂ったクチだから同情の余地はあるけど、でも、そりゃあんたら、ゼニ持ってると思われてるのと、あまりにもこれまで目立ち過ぎてたんでターゲットになってるんだっての。岡留の老後の資金が目減りするのを心配するなら、逆に一発でっかい五尺玉打ち上げたら有終の美を飾れるってもんなのになあ。

 Webだけは残したいんですよね、なんて言ってたけど、どういう形にせよいまの『噂の真相』の体制だと、歴史ある看板(笑)が泣くようなことなるんじゃないか。まあ、【サイバッチ!】にゃそんな看板もまだないようなもんだけど、同じ蛆虫稼業、期待して傍観させていただくことにします。ほんまに、最後に根性見せて欲しいよなあ、噂真。

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*1:その後、LITERA とかに転生しとったような……ど~でもいいけど。 www.midori-lo.com