那須教養センター模範騎乗

水野JK模範騎乗馬   アドマイヤペガサス(0457〜0459)
模擬競走騎乗馬    ナイキスパンカー(0466〜0472) グリーンヴィオラ

0454は、今年の秋入った後期生で競走騎乗した80期生ではありません。為念。残りの教習生画像も、ほとんどは見学している下級生たちです。0486〜0494 の4号馬は、福山の人気者だったミスターカミサマです(笑) 小さい方のROMの 0001〜0014 が、模擬競走出走の実習生です。5号馬黄色の服色が、岩手の皆川サンかと。あと、教室内画像の中の、水色ジャージを着ているのもそうです。

模擬競走は、右回りの1,300mで参加生は5名。ほんとはもう1名いたのですが落馬で顎骨折>入院中、で欠席。その彼の名前をつけた「茶畑盃」という冠が2R目についていてました(笑×2)実習生たち手作りの予想紙もありました。ちゃんと印とコメントもついてました。水野JK、まわりに気遣いながらのレースでしたが、教養センターのカイバを切ったウマでも最後、きっちり伸びてきてたのには、見ている生徒からも「さすが」の声が。あがってきて、教官の「お疲れさまでした」の声には、「いや、疲れるような乗り方してませんよ」と苦笑してましたが>水野JK

教室では、模擬競走のVTR(家庭用VTRですが、パトロールタワーからの映像も含めて三方向から職員が手分けして撮影したもの)を見ながら、水野JKのレクチュアや質疑応答がありました。道中の位置取りやコーナーワークなどについて、具体的なコメントが出ておもしろかったです。まあ、競馬場の検量室や調整ルームで、パトロールフィルム見ながらああでもないこうでもない、と言い合うのと同じかと。

午後の座談会ではもっと一般的な質問が。騎手に必要な筋肉とそのトレーニング、とか、結構専門的な質問も飛んでました。あと、中央で乗ってての感想、というあたりでは、水野JK慎重に言葉を選びながらではありましたが、中央の特に若いJKはアタマを使って乗ってない、流れに乗ってそのまんま乗ってればいいといった考え方に見える、とか、地方の小回りダートで地方の(故障とか抱えた)ウマで乗ってると、どうしても位置取りとかコーナリングとかいつもアタマを使って乗らないといけなくなる、それが事故から自分の身を守ることにもなる、といった意味のことを言ってて興味深かったです。

そう言えば、以前、競馬場で立ち話してた時も、中央のJKはなんかレース中も結構声を出すんだけど、自分たちはよっぽどギリギリの危ない局面じゃないと声を出しちゃいけない、ほんとうに危ないかどうかわからなくなる、って教えられてきたんだけどなあ、みたいなことを言ってましたね。

競馬場での心得、みたいな話になって、やっぱり所属のセンセイや厩舎の人たちに可愛がられることがまず大切、そのためには挨拶なんかは基本だけど、できれば明るく元気よくの方がいい、みたいなアドバイスがありました。自厩舎でまず乗せてもらわないと他からの騎乗依頼なんかも来ないし、と。わからないことがあったらどんどん先輩に聞きなさい、とも。聞いたら今はたいていの先輩が教えてくれるはず、と。へぐったらへぐったでちゃんとあやまる。そうやって頑張っていたら必ずチャンスはもらえるし、失敗してもまた次のチャンスがあるもんだよ、と、水野JKは言ってました。

ノリヤクになってケガ以外で休んだことがないのが自慢、だそうです>水野JK。風邪とかひくとまわりの人に迷惑かけるし、体調管理は体重含めてノリヤクの仕事なのだから、と。ちなみに、同期には岩手の草地JK、大井の脇本JK、道営の桜井JKなどがいたそうです。
最後に水野JKから実習生全員に乗馬手袋が贈られてました。前に来場した岩田JKはステッキを贈ったそうですが、このへん後輩に対する心遣いがいい感じでした。
地方競馬の騎手になりたい、という子がどんどん減ってきている、と職員はボヤいてました。まあ、このご時世、当然っちゃ当然ですが。今回の模擬競走に乗った80期生も入所時は10人いたのに今は半分になってますし、と。今年の秋入った実習生には三人、オンナのコがいましたが、ふたりは高知でひとりは名古屋。高知なんか戻る頃にはどうなってるか……ですが。