朝日とNHKは似ている


 前々から感じているのだが、朝日新聞とNHKは体質的によく似ているのではないか。

 別にサヨク偏向、リベラル重視の報道姿勢が、などという話でもない。もっと下世話なレベル、たまたま仕事で行き合ったりする限りの見聞でさえも、所属する人間の顔つき、立ち居振る舞いが、時に、えっ、と思うくらい相似形だったりする、そのことだ。なんというか、よくも悪くも学校の優等生。と言って、官僚や学者になるようなタイプではなく、そこそこ遊びも知っていて、そのことに密かにプライドを抱いている、という感じ。「自由業」を表現するしるし――ラフな服装やくだけた身振りなども、結構な割合で横行する。大学の文科系教員などにも通じるテイストだ。

 実際、マスコミ志望の新卒学生の間で朝日とNHKの併願率はかなり高いはずだ。たまたま入った、という程度のもので、思想信条にそんなに差があるはずもない。それに、同じテレビでもNHKは他の民放と違い、まさに大手新聞社並みの全国組織。入ってからの企業風土というか組織の体質の感染具合の方が大きいわけで、そういう意味で、入社した後、あとづけで形成されてくる朝日らしさ、NHKらしさがどこか似通ってくる、その理由が結構、気になってたりするのだ。

 最近は双方、例の安倍幹事長がらみの取材をめぐって攻防が続いていたりで、何やら犬猿の仲のように思われているが、なんの、きびしい逆風にさらされているのは同じこと。朝日の販売部数がシャレにならないくらい減っている、という話はずっとささやかれているし、また、NHKの受信料の未払いも同じく深刻で想定の倍、地域によってはデスク級の職員までもが駆り出され一軒一軒頭を下げて回っているとか。対抗して法的措置も、という動きもあるようだが、バカなことはおよしなさい。水道や電気、ガスと違ってテレビはライフラインではないし、選択肢も他にもある。新聞もテレビも、もはやなくても別に構わない、ということに、みんなそろそろ本格的に気づき始めていますよ。