社会保険庁のモラル(笑)

 そうか、そうきたか、社会保険庁。やるなあ、さすが官僚サマ。実に優秀です。

 年金問題の「処理」をシナ人の派遣労働者まかせにしておいたら転記ミスがあった、という報道です。とりあえず間違いは直しておきました、ということですが、問題はもちろんそんなところじゃない。まず、そもそも自分たちの横着から積み重なってきたミスの尻ぬぐいを、そのように「ハケン」に丸投げ、しかもそれが日本人でなく外国人に、というあたりが、そもそも「官僚」「役人」「公僕」としての自覚もモラルもまるでない何よりの証拠。すでにわれら同胞のために働くつもりはない、と自白してくれたようなもんです。

 あと、この件をまず民主党に対して報告していた、というあたりも素晴らしい。折からメイドインシナの食べ物が冷凍餃子以下、結構な範囲で毒物汚染されていることが発覚、「ほらみろ、やっぱり今のシナは信用ならねえ」という気分がまた世間に一層高まっているタイミングでこの暴露。年金問題の処理が遅れているのはシナ人のせい、と思わせて矛先転換、批判を少しでも鈍らせる目算のようで。いや、語るに落ちるとはこのことです。

 自分で自分のケツを拭く、できないまでも少なくともまず自ら拭こうとする、その態度がまず「責任」をとることの第一歩、だと思ってました。結果だけ帳尻あわせりゃいいだろ、じゃあ、宿題やレポートを親や親戚、果ては業者に丸投げして恥じない昨今のバカ学生並み。ああ、今や上から下まで「丸投げ」体質の蔓延と「ハケン」の跋扈は、実にこういう具合に入れ子なんだなあ、と改めて思い知った次第。一万七千人社保庁職員、たとえ死人が出ようとも自分たちの手でまず汚名を雪ごうという覚悟は……ないんでしょうねえ。