「民意」のありか・ 2009年衆院選

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 ともあれ、いよいよ選挙である。衆議院の総選挙である。何も偉そうに野党に言われずとも、確かにひさかたぶりの「民意」を示す絶好の機会……のはずである。

 前哨戦と言われた都議会選挙は、ご承知の通り、民主党のひとり躍進の結果に終わった。なるほど、自民党議席数は激減、マスコミの叩く「政権交代」の太鼓の鳴り方もひときわ高くなるのもむべなるかな。だが、少し角度を変えて見るならば、もしかしたらこれは公明党のみの圧勝。ひが目でなく、がんじがらめに固めた組織票の威力を、投票率が前回より10%以上も上昇した、本来なら組織票に対して不利になるはずの状況でなお、まざまざと見せつけた結果となったとは言えないか。つまり、同じ組織選挙のやり口でも、ひとり自民党都議連とそれを指導する党本部選管の伝統芸のはずの、彼ら流儀の組織固めだけが、すでにほとんど効かなくなっているらしいこと。そのことの意味をどれだけ真摯に誠実に省みることができるかどうか。何より、自民党としてはこれで地方選挙六連敗という厳然たる事実。あれやこれや、つらつら考えてみるに、これはかの小泉の「自民党をぶっ壊す」というマニフェストが、その後の年月を経て、いまや本当に現実のものになりつつある最終過程にある、ということではないのか。ならば「政権交代」は時代の必然、もはや避けられない事態ということなのか。

先の参議院選挙でも自民王国の地方で自民は敗北した。 四国に至ってはドミノ倒しみたく自民全敗だし。 小泉改革での負け組ばかりだから自民憎しが強い。 今の自民は勝ち組ばかりに支持される都市政党って感じ。 でも、都議選でも自民敗北という事は都市部でも不満強かったんだな。 小泉改革は中間層を消滅させて一握りの勝ち組と大多数の負け組を作った。 これは今の自民が一握りの有権者の支持政党だって事を意味してる。 時が経つにつれて富裕層と下層の選別が進行するから自民復活はまずないだろな。


同じ改革でもイナカを切って都市を優遇する政策だったら自民はまだ生き残る道あっただろうに。 首都圏だけで有権者の三割以上あるんだからね。 貧乏人も金持ちも一票の重みは同じという現実を見誤ったのが敗北の要因だな。

 

税金で飯食ってる連中にとっては、どの党が政権をとるかは死活問題だからお遊びじゃない。たとえば、公共事業で飯食ってる連中は、入札制限見直しを掲げる自民に勝ってもらわないと困るでしょ? 生活がかかってるんだから。

 うんぬんかんぬん、侃々諤々、相も変わらぬ床屋政談、もっともらしい分析や解釈ばかりがひとり歩きするのはメディアの舞台は選挙後お定まりの風景、しかし、彼ら専門家を自称する者たちにしても、手にした道具そのものが眼前の現実に対して果たしてどれだけ役に立つものなのか。既存の与党、自民党よりも民主党を「民意」は選択しつつある、それは本当にそう解釈してしまっていいものなのか。

野党が実力持つに従ってどんどん無法化していくな、日本は。


もう昔のように選挙カーに乗って大声で怒鳴りちらして、駅前でゴタク語られても関心起きないよw  自民の選挙に参加したら楽しい、そうしないと誰ももう投票なんか行かない。

サラリーマンにビールの一杯でもだそうぜwwwwww


これって民主か自民かじゃなくて有権者は中身で選んだってことなんでしょ? 

投票率も前回よりかなり上がったらしいし。

マスコミはどうしても自民VS民主に持っていきたいみたいだけど。


日本の最大勢力は無党派

無党派が動いたら、麻生どころか、自民党が簡単に吹っ飛ぶ。

 敗戦をめぐって責任のなすりあいが、与党内部でも露呈し始めた。内閣不信任にも等しい両院議員総会の開催を身内が平然と主張し、徒党を組んでの造反行為、さらには選挙直前にも関わらず選対委員長が逆ギレ辞任をほのめかし、何よりそれらが水面下での風説としてでなく、報道の表舞台に露骨にさらされてしまう現在。長らくささやかれてきた自民党の分裂がやっとわかりやすく見え始めた矢先の総選挙。民主党による政権交代がようやく現実になりそうな雰囲気は、確かにあるのだが。

世襲ボンボンばかりで、ボンボンのオヤジ世代のようなパワーがない抜け殻自民。

ガキの頃にみた自民党抗争でのハマコーのいす投げが懐かしいわ(笑) 。


鳩山が夢を語る→すばらしい。

麻生が夢を語る→現実を見ろ、夢とか言ってんじゃねぇ。

どうせこんなもん。


赤い貴族自治労を解体させて、連合労組を超える全労働者参加の国民労組=ナショナルセンターを結成するなら、信じてもいい。 政府系予算320兆円を既得権組織から回収して、市民自主管理でいくなら、ぽっぽ革命に参加するぞ。


だから民主党、と言われてもなあ~。 どっちもどっちじゃないか?悩ましいけれど。

民主党や支持者って、うちが正しいっ、なんでわからないんだ!あんたを救ってやろうとしてるのに! って感じて、押しつけがましいのがなあ。 でもテレビは民主党!って言ってるし。

経済を考えると自民かなあ。 悩ましいね。


自民党が逆転する方法を教えます。

・国・地方の公務員を半分にします。もちろん、天下り等でうやむやにせず、職安に逝っていただきます。

・宗教団体の政治介入を禁止します。層化つぶし。

これでかなり回復可能。

 都市型政党と化した自民党と、追い風任せの寄り合い所帯の民主党、共に分裂して政界大再編の節目になるならば、一時の混乱もまた産みの苦しみ。「戦後」が本当に新たな局面に向けてひと皮むけるための舵取りを、しかし民主党政権に委ねざるを得ないかも知れないこのめぐりあわせは、わが日本国に天佑神助は未だ期待できるのか、それともすでに命運尽きてここから先、国運衰微の傾向が決定的なものになるのか。

「政府をつくろう」 というテレビゲームを出して欲しい。議員は実名で登場。


民主のまともな若手を引き抜いて、政権交代可能な新党を作って欲しい。

渡辺善美や鳩山弟や平沼も合流すれば、民主を超える一大勢力になるだろう。

あるいは、橋下と東国原が新党つくれば、民主党なんかより支持を集めるだろうな。


自民に不満があったとしても、旧社会党に支配された売国民主党なんかに政権を任せるわけにはいかない。橋下新党ができれば、投票の選択肢も増えて日本の為にもなる。


地方自治とか道州制とか、まだ夢抱いてるのか?

地方に渡したふるさと創生の1億円を何に使ったのか、自分達の胸に手をあてて、よーーーーく考えな。アホ。


何回茶番に騙されたら気がすむのやら。

新党(笑)政界再編(笑)次期首相候補(笑)  知事の新党なんて日本新党コースだろ。

 電網空間は時空をかるがると飛び越え、こんな古証文もまた、新たななまめかしさと共にそっと人眼に触れるよう、さしはさまれることもある。与野党官僚問わず、体重の乗らぬマニフェスト、党是綱領の類の凡百よりも、古証文の輪郭の確かさ、志気の剛直にいまどきの電網住民たちもひそかに響くものを感得しているかも知れない。

斬奸状

奸富安田善次郎巨富を作すとも富豪の責任を果さず国家社会を無視し貪慾卑吝にして民衆の怨府たるや久し余其頑迷を憐み仏心慈言雖も改悟せず由て天誅を加えて世の警めと為す。


死の叫び声

(略)更に世の青年志士に檄す卿等は!大正維新を実行すべき天命を有せり而して之を為すには先ず第一に奸富を葬る事。第二に既成党を粉砕する事。第三に顕官貴族を葬る事。第四に普通選挙を実現する事。第五に世襲華族世襲財産制を撤廃する事。第六に土地を国有となし小作農を救済する事。第七に十万円以上の富を有する者は一切没収する事。第八に大会社を国営となす事。第九に一年兵役となす事――等より染手すべし。最も最急の方法は奸富征伐にしてそは決死を以て暗殺する外に途なし。(略)

朝日平吾による安田善次郎安田財閥総帥)刺殺事件時の斬奸状と「死の叫び声」

http://guns-road.hp.infoseek.co.jp/geki/geki26.shtml

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 西欧近代文明開化百数十年のなれの果ては、時間と空間までも細かく断片にして、たかだか個人の手もとで再編成してゆくことのできる環境を、信じられないくらいに安価にたやすく準備してしまった。最もわかりやすくその恩恵……いや、いまとなっては未曾有の厄災かも知れない現実と真正面から向かい合っているのが、たとえばテレビだろう。

 デジタル録画機器の普及は、広告に依存するビジネスモデルを根底から崩壊させてゆく原動力になっている。コマーシャルをあらかじめカットして録画してくれる仕組みが可能になり、「リアルタイム」の意味がまるで別のものに。これまで何度か本欄でも触れてきた、地上デジタル放送への国をあげての移行促進運動の愚昧無策ぶりは、その後もいっこうに改められる気配もなく、いまや地上波はキー局以下枕を並べて赤字決算、頼みの綱の視聴率も見るも無惨な数値にあえぐ昨今。広告収入に依存したまま我が世の春を謳歌してきた乳と蜜の時代は静かに終わりを迎えつつあるのだが、当のテレビ業界人たちがどこまでその認識を肌身で感じているのかいないのか、はなはだ謎の動きの鈍さよ。

何年も前にテレビを捨てた。この前知人の家で見たがあまりのひどさに驚いた。世界的に重要な事件やニュースは全く報道されないのにどうでもいい地域性のクソニュースは何度も繰り返す。

だが、一番驚いたのは家電、自動車、金融、日用品の大手企業のCMがほとんどなかったこと。


 今日ひさしぶりにゴールデンのTV番組をちょっとみたから書くけどね・・・

10分みてると苦痛。これがすべてのFA。

 思えば、「茶の間」が現実に存在し得たのは、さて、いつ頃までだったろう。昨今の「リビングルーム」や「DK」には、かつてのあの「茶の間」の内実は受け継がれていない。張り子のフローリングと中国製安物ダイニングセットの組み合わせにふさわしいテレビ受像器が、同じく韓国台湾パーツ満載の薄型液晶になってしまった時点で、「茶の間」に君臨するテレビの地位は過去のものになったのかも知れない。

 面白いテレビはあるし、テレビを見たい時間はあるが、テレビを見たい時間に面白いテレビをやってるわけじゃない 。暇な連休に一気にドラマを1話から最終話まで見れるなら見てもいいかもね。DVD見ろよって事になるなら所詮テレビはそれ以下w


 「リアルタイム」で見る時も、5分ぐらいずらしてから、録画しながら見てる。 こうすると早送りでCMスキップできて便利。


あるあるwww リアルタイムでみてるとイライラしてくる。


でも、ずーっと前に録画した番組って、意外とCMのほうが懐かしくて楽しいんですよね。

だからCMカットはしない派です。

 プライベートの時間、かつてなら「余暇」とひとくくりで片づけられていた生産活動に本来直結していないはずの時間の領分が、個人の手もとでどんどん再編集されてゆく。大本営発表よろしく、決まった時間、上から目線で垂れ流される情報のありがたさはいまやどこへやら、余分なもの、雑音ノイズの類をバッサバッサと切り捨てて、本当に必要で滋養になる部分だけをわがまま放題食い散らすがいまどきの情報強者とか。

ネットでやりとりされる情報に疎い人たちを「情弱」等と上から目線で語る人たちなかで、その情報を有効に使っている者がどれほどいるのだろうか? 莫大な情報に溺れているように見受けられる方々が多いように感じる。地上波民放テレビ局は、今まで享受していた殿上人のような地位を失うのだろう 。だが、それはネットで跋扈してる、現実社会で虐げられた人々の救済ではないのは確かだ。

まるで操縦席のコクピットか船舶の操舵室のごとく、さまざな計器や情報端末の表示盤がおのれひとりに向けて周囲を取り囲んでいる状況は、比喩としても昨今の情報環境、IT化が急速に進行しているわが日本の現在において、都市部も僻地もあまり格差なく平等に繰り広げられている現実。否、むしろ過疎が進行、限界集落とまで呼ばれるようになった場所においてこそ、ありがちに語られる都市部のひきこもりぶりより一層厄介で深刻な高度情報社会状況ゆえの山姥、天狗、山人の現在形が、病んだ内面と貼り合わせに点在している。

ラジオみたいに、付けっぱを流し聞き状態。 ニュース番組なんか一日に同じ報道何回もするから一回見逃してもどうって事無い。 職場の来客スペースでテレビつけっぱなしになってるのがイヤでも耳に入ってくるので、家に帰って見直そうなんて思わない。 バラエティやドラマでもリアルタイムにかじりついて見ようと思わせるのが無いし。


マスゴミ批判とかそういう文脈じゃなくても、事実としてマジでもうTVなんて全然見ないな。

ネットで文章やら動画やらを見てるうちに時間なんてあっという間に過ぎていく。 唯一見るのはNHKのニュース番組とドキュメンタリーぐらい。 何より、日本のドラマは壊滅的につまらない。もうどうしようもないわ。

 少し前、テレビとがっぷり四つに組んで快刀乱麻の原稿を量産していた某コラムニストでさえもまた、基本的に付けっぱを流し聞き状態だったとか。何台ものビデオセットをつないで、全てのチャンネルをくまなく録画していた、などというのは都市伝説の最たるもの。でなければ、本気でそのように思ってしまう者たちの側こそが、テレビが支持されていた「昭和」の情報環境に知性そのものががんじがらめになっているこの上ない証左。

 全体を一点透視でくまなく見通した上でなければ全体はわからない、という発想そのものが、すでに情報環境の変貌から絶望的に取り残されている。群盲象を撫でる、はしかし、今やそのひとりひとりのめくらたちの直感の相互性において、ほんものの象よりなおほんものらしく立ち上がることの本質、眼前の現実に内包されている真実をうっかりと察知し、探り当ててしまっていることも、いまの時代、このような情報環境だからこそ、案外ちょくちょくあることかも。

ウイグル族暴動の発端がリストラされた漢族のデマから始まったことを放送したテレビ局はほぼ皆無で、インターネットの動画で真実を知った。

支那の顔色を窺ってニュースを放送するテレビは視聴率以前のメディア。


実際は20年ほど前からビデオリサーチのデータは”TVおたく”とでもいうべき、50代後半を主力としたデータにさし変わってしまい、 いまさらまっとうなデータを出してしまったら、偏向したデータで打ち切られた番組や効果があるはずのTVCMなどの矛盾が露見してしまうので、誰も手をつけられない状況になっているようだ。本来はTVそのものを既に多くの人は見ていないのだが、TV局は多くの人が見ているかのような演出をしたいし、広告主は効果があるCMを打っているように株主へ演出したがっている。株主は多くの人がだまされているなら別に損はしないので、真実の姿を広報されても逆に困る。