2026-01-01から1年間の記事一覧
同じ信仰、宗教沙汰とは言え、キリスト教というのは、思えばどこか行儀良く、育ちも良く、ありていに言って良家の子弟、関西で言うところの「ええし」の子のもの、という感覚がありました。それも大方は女の子。コール天のワンピース着て、髪にはリボンなんか…
● 身の回りの古本や雑本ばかりを日々めくって過ごすのが日々の営みと化してもう久しい身の上なのは、これまでも何度か触れてきた通りですが、つい先日、昔の古い本と同じように古い新聞をあさっていて、あ、かつては新聞もまた本と同じように「読む」ものだ…
● 「話術」というもの言いで、実はそれまで世間でさまざまに分節され認識されてもいたらしい「上演」の現前性を伴う多様な口頭の表現がひとくくりにされていったことについて。 それまでの生身を介した話し言葉の上演に際する身体的な技術が、個々の表現のジャ…
● 「AI」という言葉を最近、あちこちでやたら目にするようになっています。 例によっていろんな説明は各所でされていますが、いまひとつその中身はよくわからない。わからないのはおまえがすでに老害化石脳、時代遅れのポンコツになっているからだ、と言われ…
総選挙が終わりました。 選挙権と共に市民的な自由が一応それなりに保証されている民主主義政体下での普通選挙というのは、良くも悪くもその時その社会の「民意」を、通り一遍の理屈や賢しらぶった能書きなどの予期し得ぬ水準も含めてうっかり反映させて眼前…
● 万歳三唱、がまだ生きていました。かろうじて、ではあるにせよ、でもまあ、ひとつの「かたち」としてなぞられている、その程度には。 それは、日々の暮らしの水準に降りて身の裡にまで食い込んでしまった習い性というやつは、どれだけその中身も内実も空虚…
● 「革命」という言葉が、かつてありました。いや、今もまだ「ある」と思ってはいるのですが、それはともかく。 漢字二文字で構成される単語という意味では、かの福沢諭吉とそのご一統が明治初年は文明開化の上げ潮にそれまで見慣れぬけったいな横文字を若気の…