1995-03-01から1ヶ月間の記事一覧

オウム逮捕、そのあとで

先日、東京のターミナル駅の周辺で、白い服を着たオウムの信者たちがいままでと同じように平然とビラをまいているのを見かけた、という話を聞いた。複数の人間から耳にしたし、何よりあれはそれくらい底抜けスッポンポンの連中だと思うから、ありがちな街の…

オウム事件の周辺

*1 先日、東京のターミナル駅の周辺で、白い服を着たオウムの信者たちがいままでと同じように平然とビラをまいているのを見かけた、という話を聞いた。複数の人間から耳にしたし、何よりあれはそれくらい底抜けスッポンポンの連中だと思うから、ありがちな街…

オウム事件の内実

*1 今回のオウム事件については、これまでのいわゆる「宗教」と何かが違う、と、誰もがどこかで漠然と感じているはずです。なのに、その“何か”の内実がまだうまく言葉になって社会に共有されていない。そんな未だ意味づけられない、うまく説明されていないか…

震災後の軽挙妄動

*1 「どうなるだろうと皆が案じている。どうにかなるだろうと何かわからないものに頼っている。国を挙げて上から下から何とかしなければならないと考えているが、どうしたらいいかということははっきりしない。「今は実行の時だ、議論をしている時じゃない」…

専門書市場の衰退

本が売れない、という話を聞く。別に珍しくもねぇや、と片づけるのは簡単だが、しかしそれでもやはり気にかかる。 もちろん、本と言ってもいろいろある。さまざまな情報誌からゲームマニュアル、サギすれすれの精神世界モノから毛つき写真集に至るまで、商品…

「正義」から「常識」を、こそ

全てがワイドショー化した、と言われるオウム真理教がらみの事件報道。鳥瞰的に見れば、テレビの特番の視聴率がうなぎ上りで、スポーツ紙と夕刊紙が飛ぶように売れ、雑誌関係は言われているほどでもなく、単行本に至っては閑古鳥の大合唱、てなところが事件…

「歴史」の蒸発

「歴史」が蒸発し始めている。 いきなりこんなことを言い出しても大方の読者にはピンとこないだろうが、しかし、曲がりなりにも「歴史」に関わる領域に足つけて仕事をせざるを得ない身にしてみれば、この危機感というか焦燥感は最近ますます切実なものになっ…

たけしは「震災後」とどう対峙するのか

「震災後」という前提に立ってものを言ったり考えたりする風潮が強まっている。冷静な思考と判断とを一気に放り出して楽になるための免罪符という意味では、かつての「非常時」「新秩序」などのもの言いと選ぶところはない。何かそのようなもの言いによって…