1995-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ニッポン名物、閣僚の「失言」

えー、毎度おなじみポンニチ名物、閣僚の「失言」であります。 あんまり続くんで「またかよ」にしかならないんだけど、しかし、この「またかよ」自体問題でさ。うんざりする分、なぜ「また」なのか、ということを考える契機から根こそぎ奪われちまって、「結…

新進党党首選挙、1,000円の値打ちありや?

あの、新進党ってくらいのもんだから、それは「党」なんですよね。「党」ってことは何らかの主義主張なり立場なりを共有する集まりなわけですよね。少なくとも、そのような立場を共有することに納得した人間たちによって作られた集まりのはずですよね。で、…

パソコンとキーボードのリテラシー

パソコンが売れているという。この不景気の中ではひとまず結構な話なのだろうが、しかし、みんな本当に使いこなせているのかな、と思う。その程度に、パソコンを含めたOA機器の抑制を欠いた礼賛、とりわけ昨今耳タコに聞かされる極彩色の「マルチメディア…

銀行という商売

銀行と言えば「お堅い商売で」と紋切り型に言われるようになったのは、さて、いつ頃からなのだろう。 少なくとも、金融関係というのは、なぜか役所と同じような「堅さ」で語られているところがある。もちろん、人さまのカネを扱っているのだから堅くないと商…

【草稿】解説・岡本嗣郎『男前――岡本集の激闘流儀』

● この本の主人公である山本集さんと初めて会ったのは四、五年前、確かどこかのホテルのロビーだった。 同席していたのは、ルポライターの朝倉喬司さんと、この『男前』を最初に単行本にした南風社という小さな出版社の社長兼編集者であるHさんのふたり。毎…

書評・稲垣尚友『十七年目のトカラ・平島』(梟社)

*1 七〇年代のおわり、それまでの十数年におよぶ奄美・沖縄の島々をめぐる旅の果てにたどりついたトカラ列島の小さな島、平島。「原初」の生活にあこがれ、文明にどっぷりひたった自分から逃れようと棲みついたのだが……。 島の暮らしを記録し、本にしたこと…

週刊ポスト

競馬の国際化について

ヤクルトの日本シリーズ優勝パーティーの馬鹿騒ぎと、大相撲フランス興行の情けなさとは、今のこの国のプロ・スポーツとは「玄人」の誇りの上に自立して存在できるものでなく、下品で不作法なメディアの磁場に巻き込まれたところで成り立つ「ギョーカイ」に…

プロ・スポーツ、「玄人」なるや?

www.youtube.com ヤクルトの日本シリーズ優勝パーティーの馬鹿騒ぎと、大相撲フランス興行の情けなさとは、今のこの国のプロ・スポーツとは「玄人」の誇りの上に自立して存在できるものでなく、下品で不作法なメディアの磁場に巻き込まれたところで成り立つ…