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「尖閣」騒動の教訓

● ここ15年ほどの間、それこそかの「歴史教科書」問題あたりから広まっていた、わがニッポンの健気にもヘタレな草の根ナショナリズムに、ありがたい、一気に火をつけてくれることになったこの間の「尖閣」騒動、現在11月5日時点で、政府民主党があれだけ一般…

改めて、電網空間の来歴

縁あって一隅に居場所を定めてもらって数年、改めて、来し方を振り返ってみる。 電網空間というものが現実に姿を現わすようになって、すでに10年以上。はじまりというのはいつも茫漠としたものなのが常だが、こと電網空間に関してもその起源は人によって、も…

「民意」のありか

● ともあれ、いよいよ選挙である。衆議院の総選挙である。何も偉そうに野党に言われずとも、確かにひさかたぶりの「民意」を示す絶好の機会……のはずである。 前哨戦と言われた都議会選挙は、ご承知の通り、民主党のひとり躍進の結果に終わった。なるほど、自民…

ゴーマニスト、また人となり給う

● 何ひとつ変わらない、変わる意志さえどこにあるのか全く見えない。脊椎動物とは思えない。くらげなす漂えるがごときこの頼りなさは今に始まったことでもないが、それにしてもまた一段と事態は深まるばかり。 我が国最大野党の代表選挙のから騒ぎは、政治不…

政権交代百万遍

● 西方よりいかなる飛翔体が飛来しようとも、政権交代間近と大音声で繰り返し聞かされ続ける野党第一党党首の金権十八番が露わになる醜聞が発覚しようとも、決して動じることなく、憤ることもとりあえずせず、おくびにも出さず、ただひたすら日々のよしなし…

「とて日」騒動、余録

● 『とてつもない日本』をめぐる騒動について、少し話しておきたい。例の麻生首相の著書が、ネットを介した「祭り」でにわかに売り上げが急増した、という話である。 「祭り」当日は3月10日。いわゆるマスコミのレヴェルでは、翌11日づけの産経新聞にとりあ…

『とて日』騒動の周辺

● ネットは広大である。そう言われてきた。 けれども、大自然の、宇宙空間の広大さに比せば、しょせんは人と人とが交錯してつむぎ出される関係の網の目の総体、そりゃ理科系的理屈で言えばIT空間もまた無限と言えるのかも知れないが、しかし、無限有限を意識…

 中川 (酒) 陥落

あぶさん、という漫画がある。水島新司が作者の野球漫画で現在なお続く屈指のご長寿連載だから、ご存じの方も多いだろう。主人公の景浦安武、通称「あぶ」は大酒飲みのプロ野球選手で代打専門。もの静かな男で腕前も一流だが、酒に目がないのが玉に瑕。けれ…

消費社会の終焉?

● 今年は総選挙の年である。いつ選挙はあるのか。それはもう、任期満了の秋までには必ず間違いなく。誰がどう言おうと真実はこれだけ。そして、それ以上でも以下でもない、とりあえずは。 だが、少し前までは、まるで明日にでも即座に衆議院は解散、そして即…

没落してゆく「中堅」の不安

世界規模での金融「恐慌」、吹き荒れる失業の嵐に得体の知れぬ外国人の流入を促す「移民」の許容……かつて学校で習った歴史の教科書は20世紀前半の一章がそっくりそのまま眼前に繰り広げられているのかも知れない、と錯覚してしまうかも。いや、そんな深くも…

追悼、筑紫哲也サマ

憎さも憎し、なつかしき――こんな下の句がつく川柳は古くから。上の句の主は「碁敵」だったはずだが、さて、このたび現前した事例はというと、そんな碁敵どころか立派にわれらが社会の敵、世のおおかたが憎し、疎まし、うざったい、と思っていた人物に対する…

 金融危機と「実体経済」

作麼生。「実体経済」とは何ぞや? この上なくお堅く、かつ冷徹な大風呂敷の代表と思われているあの「経済」に、わざわざ「実体」と冠がつけられねば眼前の現実がうまく説明できないようになってきた、その理由とは、さて、いかなるものなりや? アメリカのサ…

嗚呼、「スイーツ」(笑)

● たまには、詩でも吟じてみようか。 雨デモマキガミ 風デモマキガミ 雪デモ夏ノ暑サデモマキガミ ツネニユルフワパーマヲ保チ 欲ニマミレ 決シテ奢ラズ イツモウワメヅカイデ 口角ヲアゲテワラッテヰル 一日ニサプリト少シノスイーツヲタベ アラユルコトヲ …

鬼女板最強伝説、再び

● 洞爺湖で乱交パーティーでもあるのか? 動物が集まってるらしいが。 フランス サル 日本 チンパン アメリカ ゴリラ 先進国のクオリティ高すぎwww サミットなんぞこんなもの。あっさりひとことで片づけられ、それ以上一顧だにされぬが電網住民のリテラシー…

秋葉原「世直し」の夢

鋳掛け松、という物語がある。もとは歌舞伎の「船打込橋間白浪」という外題。後に講談、浪花節などにまで翻案されかなり広まった一篇である。 主人公は鋳掛け屋の松五郎。ある日、橋の上から、屋形船でどんちゃん騒ぎをする金持ち連の散財ぶりを眼下に眺め、…

 心ノ中ノ日本

● 世をあげて、いや、何もそこまで言挙げせずとも、少なくともわれら活字の雑誌の周辺に限ってはこぞって青筋立てて、毒ギョウザから聖火リレーの内政干渉はるばる越境争乱誘致、今度はにわかに天変地異、パンダと麻婆豆腐の四川省での大震災は天罰覿面、言…

さらにチベット

月をまたいでもなお、チベット、である。 ご心配なく、事態はもう沈静化した、騒いでいるのは暴力的な一部の連中で分裂を画策して国家の統一を危うくする国賊テロリスト、でも、これは国内問題だから外国からとやかく言われる筋合いはない、と北京政府は例に…

良心的五輪拒否論

かつて、良心的徴兵拒否というのがあった。わが国ではない、海の向こうのメリケンでのこと。ベトナム戦の泥沼にやられることを拒む理由として、そのようなものが一応認められていた由。醤油の一気呑みくらいしか知恵の出なかったわれら極東亜細亜の島国原住…

「負け組」は死ね

● もうだいぶ前のことになる。「だめ連」という運動があった。 あった、とは言ってもおおむねはネット限定、現実にはたいした運動にもならなかった程度の代物だったが、それでもある種の共感みたいなものだけは、そこはかとなくあったりした。もっともそれも…

電網恢々疎にして漏らさず

「事件は会議室で起こってるんじゃない! 現場で起きてるんだ!」というのは、お台場のテレビ局がドラマの手癖でこさえてみたら、あらま、意外にも大ヒットで得手に帆を揚げシリーズにまでなった、映画『踊る大捜査線』の主人公青島刑事の名調子。エリートと…

ネットに宿る「なつかしさ」

父が昭和を支えたのは俺たち団塊だとかいい、 母が創価学会池田大先生大勝利だとかいい、 兄が環境問題地球温暖化CO2削減エコだとかいい、 姉がスピリチュアルだ波動だ水の伝言だとかいい、 そんな家族に囲まれて今日も僕はひきこもりなのです。 ● ネット空…

特亜嫌悪感のこと

● 朝鮮はうっとうしい。未だ半世紀以上歴史の動いていないらしいあの北半分は言わずもがな、南半分だってこっちが一応は隣人だから、と気を遣っていればどこまでも図に乗って竹島は占拠するわ、かの慰安婦以下、先の戦争での「被害」ばかりを未だに言いつの…

敗れたのはマスコミであった

● 本当に敗れたのはマスコミであった――かの「七人の侍」の最後のせりふを裏返しにならって言えば、そんな感じ。しかも、敗れたことをご本尊がほとんどまだ自覚していないのに、というのが付け加わる。「北斗の拳」のケンシロウのせりふじゃないが、「おまえ…

兆し、と「民意」

兆し、はいつもささやかなものらしい。カラスが騒ぐ。ネズミがいなくなる。胸騒ぎがして明け方、眼がさめる。空に何やら不吉な色がにじんで見える。けれども、それらはあとになって、ああ、そう言えば、と思い起こしてそこで改めて意味づけされるのが常。そ…

宣言 名無しの品格

● 名無しが名前である。 匿名、などとしかつめらしいことは言わぬ。正しく「名無し」。 どこの誰か、誰も知らない、知る必要もない。ただ、そこにいる。いて、つぶやく、ものを言う。発言、などと構えるのもまた野暮。息をするように、街をそぞろ歩くように…

「民意」のありかを

● *1 少しずつ物騒な世の中になっている。そう感じる。別にペシミストではない。どちらかというと楽天家。何かとすぐに「日本はもうおしまいだ」と嘆いてみせる「良心的」知識人の習い性も縁がない。実際、どんなに世が乱れ、人心が荒んだように見えても、天…

 もはや供託金は宣伝費か?

民主主義という言葉も色あせて久しい。六十年前は確かに輝いていたはずだが、あいにくその頃のことは生まれる前、あと知恵の知識としてしか知らない。 ならば、ものごころついて以降に当時を実際生きて体験した者はというと、これもいまやおおむね七十代以上…

 ネット対マスコミ、という対立図式について

● ネット対マスコミ、という対立図式は、すでになんとなく一般的になってます。確かに、そういう印象はあるよなあ、という程度にうなずけてしまうのも、そのひとつの理由でしょう。 けれども、本当にその図式のまま、ここまでネットが普及してしまった今の情…

ネットと現実、再考

電網空間とマスコミ、ネットと現実、そんな対比の図式がいつの間にかあたりまえになっている。一見、わかりやすい。キーボードとディスプレイを介してつながったかに思える、とりとめなく広大に思える空間と、そのこちら側で日々の営みに汲々とせざるを得な…

高円宮承子サマの「人間宣言」

ひがみやそねみ、ねたみにやっかみの類は、電網社会ではデフォルトの感情。ふだんの暮らしよりもさらに増幅され、ひとり歩きする。善し悪しは別にして、そんな人間感情や心理のある部分ををあっさりむき出しにしてしまう。それをホンネと呼んで許容するか、…