1996-01-01から1ヶ月間の記事一覧
横山やすしが死んだ。 スポーツ紙などは「天才漫才師」てな見出しを使って一面で報じていた。しかし、今やお笑いの界隈で平然と「天才」を自称しているのは、他でもないダウンタウンの松本仁志である。 最近、自分たちの番組で「やすしくん」という茶化しの…
● 手もとに、『不良少年の研究』(大鎧閣 大正一二年)という本がある。古書市場でそれほど珍しい本でもないと思うが、しかし中身はかなりいろいろな読みを引き受けてくれるものだ。 著者は、鈴木賀一郎という人。「東京少年審判所審判官 法学士」という肩書…
日本人宇宙飛行士の若田さんが無事飛び立ったそうで、まずは「そりゃご無事でご帰還を」としか言いようがないのだが、しかし、この「宇宙」というもの言いにそこはかとないわびしさを感じるのは、さて、僕だけなのだろうか。 別に盛り上がってるところに水を…
なんか知らないが、またぞろスペースシャトルがどうのという話になっている。 「宇宙」という言葉に一番敏感に反応できる感覚を刷り込まれているのは、おそらく今の三十代じゃないだろうか。だって、なにせ「科学の子」で、「宇宙旅行」が自由自在にできて、…
*1 言葉が「地方」の現実を描けなくなって久しい。日本全国が“東京”と化したからだ、と嘆く声が聞こえる。だが、それは確かに事実であっても、そのさまざまに“東京”化した中での「地方」もまた必ずある。問題は、その必ずある現実を描きだす手立ても志も、共…
これまであんまり意識して考えたことはなかったのだが、正月には駅伝を見る、という人は意外に多い。西日本の人がとりわけ駅伝好きだ、という妙な話も耳にしたのだが、そりゃ本当かあ? 西日本の人、教えて下さい。 個人的には何が面白いのかよくわからない…