2013-01-01から1年間の記事一覧

「鎖国」ノススメ

● 「鎖国」というと、いまどき何を、という顔をされます。怪訝な顔ならまだしも、時には時代錯誤のヘンな人間と決めつけられることも。 なるほど、多くの人がたが学校で、歴史の授業を介して習ってきた「鎖国」というもの言いには、江戸時代の閉鎖性、広い世界に…

天聴に達せられあり

園遊会で天皇陛下に「直訴」した、山本太郎議員の行動が結構な論議を呼びました 反原発運動に奔走する界隈に祭り上げられ、うっかり衆院議員にまでなってしまった、いわば神輿なのはいまさら言うまでもないですが、それにしてもその唐突な行動にはあたしも少々…

反中韓なココロ――見えない水準の「政治」として

ああ、世の中ってこういう具合に変わってゆくのかなあ、と思ったりしています。中国や韓国、大手メディアじゃ「お隣さん」的に取り扱われる国々に対する認識や感覚が、ほんとにこちらが思ってる以上に大きく、それも底の方からゆっくりと地滑りを起こし始め…

マンガが「読めない」若い衆から

マンガを読めない学生若い衆が増えている。そう言うと、ぽかん、とした顔をされます。嘘でしょ、冗談ですよね、といった大真面目な問いかけと共に。 そんな顔を目の当たりにするたびに、こちらはこちらで、ああ、やっぱりそういうことなんだ、と同じように呆…

宮崎駿の「引退」をめぐって

宮崎駿はいかにして「国民的映像作家」となったのか。どのような作風が国民の心をつかむに至ったのか。また、商業的成功を支えたバックアップ体制に独自のものがあった、などということはあったのか。具体的なエピソードなどもあれば、それとともに。 「国民…

「夏」「いなか」、そして「敗戦」

● 「夏」のありようが変わっています。「夏」というもの言いで示される、想定される中身がかつてと変わってきている、そういう意味において、です。 「夏」と口にし、眼に入った瞬間に反射的に立ち上がるイメージみたいなもの自体が、すでにあらかじめ設定さ…

いなか、という問い

● 「いなか」のありようが変わっています。「いなか」というもの言いで示される、想定される中身がかつてと変わってきている、そういう意味において、です。 そんなもの当たり前じゃないか、と観単に言うなかれ。「いなか」と口にし、眼に入った瞬間に反射的…

ある競馬ウマのこと

● ある名もない競走馬の話、である。 ソリダリティ(アア)牝 12歳 鹿毛 2002年4月12日生まれ。 父 レオグリングリン、母 オリビアン、母の父 ファストセンプウ。 戦績125戦30勝。2着24回3着14回4着7回5着8回着外42回。連対率43.2%。 所属競馬場……福山…

東京オリンピック「内定」とその影響?

*1 ■開催までの7年間で激変する、新加入するインフラは何か? 首都高速が高層化? リニアの投入? 羽田のレベルアップ? いよいよお台場カジノが完成? カジノについてはオリンピックの動向とは別に、動きが加速され始めてますね。オリンピックを追い風にし…

「政治」の変貌、をめぐる隠れた難儀

● 思ってることとやってることがズレちまってる人。というのがいます。 人というより、誰しもそういう状況、そういう場合ってのはあると言えばあるわけですが、それが習い性みたいになっちまってるというのは、また別のモンダイではあります。何がって、まあ…

マチとイナカ、の現在

● マチとイナカ、といったことを、いまさらながらに少し考えています。 古くて新しい問い、ではありますし、またその分陳腐で月並みにしか響かないものでもありますが、でもだからこそ、今のこの21世紀のニッポンにとって大事な問いのはず、という確信もそれ…

もしテラヤマならば、のダービー

「ダービーで乗り替わった馬は勝てない」 かつて、アローエクスプレスがそうだったように。 若かった柴田政人が当時全盛の加賀に乗り替わられた悔しさを、テラヤマはとらえていた。大衆化の方向に大きく舵を切り始めていた競馬に「おはなし」を見い出す、し…

「挫折」と「敗者」――「北の人」山口昌男のこと

薄く霜がおりたようなフロントグラスに、はじける朝の陽がまぶしかった。くたびれた商用バン、使い込んだディーゼルエンジン特有のあのゴロゴロ音とすすけた排気ガス臭が、見渡す限り真っ白な冬の雪原に似合っていた。 とりあえず除雪だけされた黒い帯のよう…

「ネトウヨ」雑考

「ネトウヨ」というもの言いがあります。「ネットに棲息する右翼(的思想を持っている者)」とでもいうような意味らしい。昨今、雑誌その他の表のメディアでもちらほら使われ始めているようですから、眼にされた向きも少なくないかも。いや、それどころかそも…

「ふわふわ」のリアル

しばらく海外で働いていた知り合いが、何年かぶりに帰国しました。 大学関係者というわけでもない、まずはカタギの会社員。それも一部上場の名のある大企業などでなく中小の、自ら一本どっこで渡ってゆくような働きを求められる環境で長らく世渡りしている男…

「オトナ」の消失

若い衆が酒を呑まなくなった、と言われます。同じように、タバコを吸わなくなった、とも。 統計類をざっと眺めてみても、タバコは確かに喫煙者人口自体激減していて、特に若い世代にそれが顕著なのですが、酒はとなると、実は全体の消費量がそれほど減ってい…

政と桃ちゃん、寺山修司のつむいだ「競馬」

スシ屋の政、と、トルコの桃ちゃん。この名前にさて、そこのあなた、聞き覚えがあるだろうか。耳にした瞬間、ああ、と思わず口もとがかるくほころんじまうような感覚が、まだ身の裡に残っているだろうか。 別に映画やドラマってわけじゃない。だからどこかの…

お稽古ごと、の豊かさ

● お稽古ごと、というのがあります。 昨今のこと、子どもたちに限ってみても、昔ながらの習字やそろばん、学校の勉強を助ける意味でのいわゆる学習塾や英会話教室の類いのみならず、ピアノにバレー、サッカーに野球に水泳や柔道や空手といったスポーツ系の身…

「体罰」の背景

「体罰」というもの言いが、ひとり歩きをし始めました。 大阪は桜宮高校の体育科の生徒が自殺した事件から端を発して、例によって全国の学校でのスポーツ関連の部活動に関わる同様の事例がほじくり返されメディアの舞台に環流、そうこうするうち今度はオリン…

勝巳さん、のこと

「前の開催の話を聞きにいったら、馬の特徴からレースぶりまですべて仔細に覚えてて話してくれた。弁が立つわけじゃないけど、馬に乗ったことがない素人が聞いても、内容が的確に伝わるんだよね。そういう意味じゃ〈競馬アタマ〉が抜群にいいんだよ」 「ライ…

鳴り響き始めた“戦後の終焉”の号砲

「戦後レジームの脱却」、ということが言われています。言わずもがな、安倍内閣が掲げる金看板。先の第1次内閣のころほど表立って言わなくなっているように見えるのは戦術でしょうが、それでも、いまだ安倍さん自身の政治家としての課題として、おそらく最重…