1994-11-01から1ヶ月間の記事一覧

テレビに言論は不要だ

テレビもまた、新聞や雑誌といった活字メディアと同じように「言論」機関であるべきだ、という田原さんの主張、これは、あらゆるメディアは「言論」機関たり得る、という意味において、総論として支持します。 ただ、テレビが本当に「言論」機関として機能す…

予備校と学校の間

ともあれ予備校とは、同じ「学校」でもそのようにちょっとズレた空間ではあった。 「センセイ」の側には、いわゆる「学校」とは違う輝かしさを勝手に当て込んだ無防備が、そして生徒の側にも、その通常の「学校」との距離感によって保証される何か奇妙な「学…

「百貨店文化」の現在

「百貨店文化」ってのは確かにあったと思いますし、それなりの歴史もすでにある。でも、「文化」が百貨店本来の流通機構の端末としての機能とまるで別に存在した、と思うのは大間違いです。百貨店に限らず昨今の経営者の方々は、ともすれば「文化」を提供し…

小指の誓い

カラオケのマイクでもいい。喫茶店のコーヒーカップでもいい。持つ手の小指をちょいと立てる、あのしぐさはかなり目に立つもので、キザったらしいしぐさの代表のように言われたりもする。だが、あれは他の指ではない小指ならではの、何か微妙な雰囲気という…

大塚英志、許すまじ

大塚英志がサントリー学芸賞を受賞したという報を耳にした。しかも、こともあろうに漫画をめぐる仕事で、だ。 このような賞にまつわるあれこれを外野がガタガタ言うのは、どんな正当な理由があっても、見てくれとしてみっともいいものにはならない。ならない…