2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧
僕はまず、「二十五歳未満の者、小説を書くべからず」という規則をこしらえたい。まったく、一七、一八ないし二十歳で、小説を書いたって、しようがないと思う。 小説というものは、或る人生観を持った作家が、世の中の事象に事よせて、自分の人生観を発表し…
「いやあ、取材されてこんなんもろたん、はじめてやわ……」 口もとがほんの少しゆるむかゆるまないかくらいのごくごくかるい苦笑いと共に、宗石大さんは、ぼそっとそう言った。 いまをときめく「日本一の“負け組”馬」、あのハルウララの調教師。去年の秋くら…
広報は一年目ですが、以前にも八年やってましたんで一度管理とか業務とかまわってたんです。発走委員もやってて、研修で馬に足踏まれて手術もしました。 いちばん忙しかったのは、百戦目の前ですかね。一週間前くらいから二分に一回携帯が鳴ってました。事務…
三日ほど寝込んでたんですわ。その間、あんまにも三日行って、まあ、十日ほどして何とかなおったんですけど、またそしたら取材が来るでしょ。ちょうどウララのレースがいつもずっと98戦くらいまでは8頭も9頭も使うめぐりあわせになってて、時間に遅れた…
まず、高知競馬はこのままなんもしなかったら確実に悪くなっていく、と。売り上げはすぐに伸びないから、話題づくりで非常に苦労してましてね。騎手か馬かで話題をつくらんといかん、と常にわたしは言うておったんですよ。それで、イブキライズアップという…
走って、負けて、愛されて。―ハルウララ物語 作者: 重松清,河野利彦 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2004/01 メディア: 単行本 クリック: 7回 この商品を含むブログ (7件) を見る ずばり言う。写真にカネ払う本だ。 去年の秋口からワイドショーなどで一気…