2006-01-01から1年間の記事一覧

「嫌韓厨」の背景

「嫌韓厨」というもの言いがあります。主にネットから発した、ある種の方言。文字通り、韓国および北も含めた朝鮮半島そのものをとにかく嫌う、そんな一派を半ば揶揄したものです。この「嫌韓厨」の発生には、いわゆる韓流ブームに対する反感も作用していま…

「七光り」の精神史を

青島幸男が、くたばりました。 全盛時クレイジーキャッツの傑作の作詞をものした才能として最大限敬意を払いつつ、いや、だからこそ、晩節汚しまくりだったよなあ、というのが率直な感想であります。 例によってテレビ以下、表のメディアは「元東京都知事」…

サイバッチ! 週刊月曜日

さらにクリスマス、えらいことに

クリスマスがまた一段とえらいことになっているようです。昨年、この欄で普通の民家の軒先やベランダに近年、自前のイルミネーションが流行っていることについて触れました。*1それから一年、その満艦飾が各地にさらに蔓延、地域によっては街ぐるみで派手な…

産経新聞 断

アナログ音源再考

シリコンオーディオ、と言うそうな。ほら、ipod以下、若い衆が持ち歩くちっちゃな音楽再生機。かつてのウォークマンどころじゃない、マッチ箱ほどの大きさに何万曲も放り込んで持ち歩ける摩訶不思議。デジタル化された音源はシリコン製媒体に詰め込まれて果…

自民党はふたつある

自民党にはふたつある、というのが、改めてよおくわかりました。小泉以降の自民党、と、昔ながらの自民党。例の「復党」騒動や、道路特定財源の一般財源化の議論を岡目八目で拝見していて、です。 世論は明らかに、「復党」はダメ、というのが大勢で、道路族…

ソフトバンク、帯広に参上

ばんえい競馬の経営参画が決定したソフトバンク、さっそく帯広競馬場に乗り込んできました。 とりあえず、場内に携帯電話の申し込みブースやら展示コーナーやらを設けて、その他よろしきところに「SOFTBANK」のロゴ入りビルボードをしつらえ、白いジャンパー…

「地方競馬改革」のための、今がラスト・チャンス

*11. 競馬議連の活動 私が幹事長を仰せつかっている競馬議連は、平成14年12月に地方競馬立て直しを主な目的にして、青木幹雄幹事長のもと、橋本聖子議員らとともに立ち上げたものです。その背景には、地方競馬の売り上げが平成3年度をピークに減少傾向…

ソフトバンクの野望(笑)@地方競馬 

あな珍しや、雷太@サイバッチ大本営、が、ばんえいネタを続けてもいい、なんて言ってるのでもう少し。 帯広市による単独開催を検討、と市議会で市長が示唆して、「廃止」確定と言われていたばんえい競馬、土壇場で持ちこたえられる見通しになったわけですが…

サイバッチ! 週刊月曜日

カセットと童貞、二題

● カセットテープ、というメディアがあった。「宝石箱」という意味のフランス語由来の言葉とも。もともとオランダはフィリップス社が開発。だが、その企業秘密の規格を惜しげもなく全世界に公開する大英断で、一気に普及、デジタル系シリコンオーディオ全盛…

諸君! 麹町電網測候所

心意気の大切さ――ばんえい競馬、踏みとどまる

ばんえい競馬、土壇場で踏みとどまることができそうです。帯広市長が単独開催を検討と表明、資金面等もソフトバンクの支援が得られる見込み、などが明らかになり、この記事が出る頃にはその具体的内容も少しははっきりしているはずです。 このばんえい競馬、…

馬事通信 競馬虚空像

mixiとニッポンのネット文化

● 現在、2006年12月5日火曜日、21時42分。2ちゃんねるニュース速報板の「ケツ毛バーガー」スレは、まだ生き残っている。 “祭り”の端緒からふた月経過したいまも淡々と継続。今回のこの通称「ケツ毛バーガー」騒動のメインスレッドと言っていいが…

ばんえい競馬と巨乳の関係

*1 山田まりや、小池栄子、MEGUMIら巨乳タレントをたくさん世に送り出し、「巨乳」というもの言いを世間に広めた張本人、イエローキャブの名物社長だった野田義治氏。現在はイエローキャブから離れ、新たにサンズというプロダクションを経営しているが…

ばんえい、一転「存続」へなお

ばんえい競馬、まだ「廃止」ではありません。 サイバッチ!お約束の枕詞で言えば、カメのようにトロいマスコミ、が役所サイドからのリリースを鵜呑みにして、何の考えもなく「廃止」報道をしているだけ、というのは、先週も報じた通り。帯広市と岩見沢市の二…

サイバッチ! 週刊月曜日

ばんえい、岩見沢が「撤退」

今日午後三時、岩見沢市がばんえい競馬から撤退を決断、これで北海道の文化遺産であるばんえい競馬は、「廃止」の道筋がつけられたことになります。 ばんえい競馬は、平地の普通の競馬と違って、一トンからあるデカい馬がこれまた一トン近くあるそりをひいて…

サイバッチ! 週刊月曜日

身だしなみとしての「サヨク」「反日」

● 「反日マスコミ」というもの言いがある。 TBSやNHK、朝日新聞に共同通信、いわゆるマスコミの第一線で、どう見てもある一定の思想信条や立場に偏った報道をやっているとしか見えない、そんなメディアをひとくくりに言い表すのに便利なこともあって、…

「核」をめぐるタテマエの終焉

核をめぐる議論が、物議を醸しています。何も、いますぐ核武装しよう、などとは誰も言っていないはずなんですが、こと核になると、それこそ脊髄反射で「NO」を言うアレルギーは未だ根強いようです。 まあ、戦後このかた、核の問題にはとにかく触れない、ま…

「おたく」と嫌韓

いまさらながら、ではありますが、「おたく」のトシのとり方、について、この忙しいのに改めてちみっとだけ。 と言ったところで、すでにひと山いくらで汗牛充棟、その割に単なる自己弁護だの居直りだのが色濃くたなびいてて、ほんとの意味での世代性だの同時…

 改めて、「国際化」とは何だったのか?

さあ、改めて、考えてみようじゃないですか。ニッポン競馬の「国際化」とは、果たして何だったのか?、について。 今年のジャパンカップの海外登録馬が激減とか。国内馬も出走回避が続出、このままだと史上最低の出走頭数で開催されることになるようです。こ…

馬事通信 競馬虚空像

It’s only yesterday, but……

はじめて繋いだ時は全身の毛穴がひらいたようだった。ネットはいろいろおもしろすぎて、テーブルいっぱいのごちそうをどれからたべようか悩んでる子供みたいだった 95年くらいからネットが普及しだした。 その頃は世紀末で、人類が滅びるwかもって不安と…

ギョーカイ化する霞ヶ関

タウンミーティングの「やらせ」問題、例によって野党とメディアの複合戦線で尾を曳いています。 文部科学省ってのは霞ヶ関的にもいまひとつパッとしない役所のようで、特に最近は少子化の影響もあって本来の学校関係の仕切りがどんどん衰退、ならば生涯教育…

永沢光雄、死す

永沢光雄が亡くなりました。 それって誰? という向きには、『AV女優』の著者、とだけ言っておきましょう。いや、言っておきましょう、ったって、正味のハナシがほんとにそれだけ、としか言いようのないようなもの、なんですが。 『AV女優』というのは、…

「ポチ」の魂

小泉首相以来、政府を「ポチ」と揶揄する向きがあります。アメリカの政策に何でもかんでも追従、まるで犬がしっぽを振るように媚びて見せるから、という皮肉が込められているようですが、安倍首相もまたこの「ポチ」路線として見られている。忠犬ニッポン、…