2012-01-01から1年間の記事一覧
● 大学で簡単な「しらべもの」をよくさせています。先日も、銭湯について、なんてお題をちょっと出したら、学生たちが眼についたweb情報中心に手早くまとめて持ってきたので、それを素材にやりとりをしていると、なにげにこんな質問が。 「銭湯って昔のお風…
http://www.hbc.co.jp/tv/d-college/04_note.html 「ホッカイドウ学」なんて耳慣れないもの言いを掲げたもので、他の講座とはちょっと色あいの違う回になってしまったかも知れません。そのへんまずご容赦ください。 大学での「研究」や「学問」がそれぞれ高…
● 勤め先の大学は、札幌ドームの近く。なので、地下鉄東豊線福住駅からの人通りを横目に眺めて、あ、今日はドームで何かあるんだな、と察する次第。その混雑で駅から大学までのバスも多少遅れたりするわけで、学生たちもまたそういう「読み」を普通にしてい…
評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」 (朝日文庫) 作者:横田増生 発売日: 2014/06/06 メディア: 文庫 *1 いきなり、「あ、仲良しっすか」と言われた。仲間と共に打ち合わせに赴いた、その時だった。初対面だったかどうか、定かでない。ただ、その「仲良…
評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」 (朝日文庫) 作者:横田増生 発売日: 2014/06/06 メディア: 文庫 先に死んじまったんだから、何書かれてもしょうがないっすね――そんなことを言ってそうな気がする。いつものように、軽く憮然としたあの顔つきで。 急…
創刊40周年、ってのは、何にせよまずすごいですね。素直におめでとうございます、です。 創刊当時、70年代初めの札幌のメディア状況がどんなものだったのか、『クオリティ』『財界さっぽろ』等の先行誌に対してどういうスタンスで殴り込んだのか、などなど記…
● 暖簾に腕押し、糠に釘、どう言葉を尽くしたところでまず絶対に蛙のツラに小便。そんな物件相手に四つに組むことほど、心萎えるものはありません。お題に頂戴した雁屋哲などまさにその代表。これまでも各方面からさんざっぱら槍玉にあげられてはきてますが…
● 北海道とマンガ、の関係について考えてみました。これもまた「ホッカイドウ学」の一環です。 去る3月始め、『ホッカイドウ学的マンガ学夜話』と銘打って、札幌市内でトークセッションを行いました。登場してもらったのはNHKの隠れた名物番組『BSマンガ夜…
● 坑道を石炭はこびつつおもよせて いななき交わすよごれ馬はも 死にてより時はすぐれど馬小屋に なほ棄てられしよごれ馬はも 死馬のあたまおしさげ小台車に 馬蹄ははこぶつば吐きつつ *1 明治末から大正初期にかけて、雑誌『アララギ』に投稿された山口好と…
「大衆文学はある日、忽然として誕生したわけではない。それに先行するいくつかの先駆的形態をふまえている。とくに大衆時代ものは講談・人情噺・歌舞伎・祭文・あるいは近世庶民文芸などに材をあおぎ、近くは渋柿園や碧瑠璃園の歴史もの、浪六の撥鬢小説な…
札幌国際大学 北海道地域・観光研究センター「ホッカイドウ学」準備室Presents 「ホッカイドウ学」的 マンガ学夜話 twitterのハッシュタグは…. #mangagaku_yawa #hokkaidogaku Facebookのイベントページは… http://www.facebook.com/events/270972866304610/…
元荒尾の宮平騎手と、ソリダリティ(´;ω;`) http://keiba-union-news.blogspot.com/ 10歳牝馬「ソリダリティ」 アラブ強豪福山へ 全国で現役6頭 廃止の荒尾から http://blog.livedoor.jp/keibapeeping-arao/archives/65727367.html 昨年12月23日でレー…
1. いま「鳥獣店」に着目する理由 ここで言う「鳥獣店」とは、かつては「小鳥屋」などと呼ばれていた、市井の「生きもの商売」のひとつである。文字通り「小鳥」を中心として、それを「趣味」として私的に飼うことを目的とした一般顧客に売買することを主に…