2001-10-01から1ヶ月間の記事一覧

百円ショップの正義

百円ショップのお世話になったことは、おありでしょうか。おありなら、どれくらいの頻度でのぞきます? それはコンビニと比べると、どちらが回数が多いです? 身近にまだなくて、という向きもあるでしょう。でも、百円ショップってよく見れば最近、結構増え…

マンガと「伝統」

さて、いまどきのマンガはいったいどうなっておるのか! ……なあんて見栄切ってみたところで、特に何も始まらないんですが、昨今の出版不況はマンガにもよそごとでなくて、小学館、講談社、集英社と少なくともマンガでその屋台骨を支えている版元のどこもが、…

「論争」がなくなったワケ

*1 最近、論争というのが表立ってなくなっちまって久しいですねえ。 どうしてこの論争がなくなっちまったのか、以前、あたしゃ総括して説明したことがあります。はしょって言えば、そんなことやらかしたってトクにならない、ってことをみんな気づいちまった…

草刈場のガクモン――菊池暁『柳田國男と民俗学の近代』

柳田国男と民俗学の近代―奥能登のアエノコトの二十世紀 作者:菊地 暁 吉川弘文館 Amazon 出世するぞ、こいつ。 いや、皮肉でも何でもなく、マジメにそう思うんだわ、ほんと。 菊地暁の『柳田国男と民俗学の近代』なんてタイトルの本が出ていたもんで、ほんと…

「文科系」の頽廃

いまどきの「大学」の状況ってやつは、果たしてどれだけきちんと伝わってるんでしょうか。受験シーズンになると、未だに「東大合格者ランキング」的な企画が週刊誌あたりに載ったりしますが、ここまで膨れ上がった大学のその中身にどういうとんでもない「D…

ラブホ、またはカラオケルームのこと

クルマというメディアの低廉化、大衆化、世俗化……いや、何でもいいのですが、とにかく中古市場もひっくるめて一台の値段がバカみたいに安くなり、安定収入の有無など何のその、バイトでためた小銭にものを言わせてさえも誰もがクルマを持つのが当たり前にな…

ホームセンターの増殖

「ホームセンター」という名前の店が、最近結構目につきます。 例によっての和製英語、翻訳してみたところで何の意味もないようなものですが、それにしてもこのネーミング、日常生活まわりの「もの」ならば何でも飲み込んでしまうような、何か不思議なとりと…

越境する2ちゃんねる

とある地方でのこと。片側三車線のまずは立派な郊外道路を走っていたら、前のクルマのリアウインドゥに黄色いステッカーが。見るともなく見ると、そこには「先に逝ってよし!」。 なんかもう、瞬間にして腰から力が抜けましたな。もちろん文字だけじゃない、…

書評・勝海舟『氷川清話』『海舟座談』

戦争がおっぱじまっちまいましたな。 いくら本の話題中心に何か、という注文のこの欄でも、こりゃ何か言わねば格好がつかないだろう、というわけで、多少は能書きというか感想めいたことなど。 今回、例の「同時多発テロ」から始まる一連のできごとからわれ…

早く引退して欲しい連中

秋元 康 どうしてみんな未だにこいつに仕事頼むかなあ。こいつにまだ才能なんかあると本気で思えるやつ、手あげてみろっての。糸井重里やホイチョイなんかもそうだけど、かつて広告代理店がらみで一度成り上がったやつらは今や橋田寿賀子状態。ゼニだけふん…

家畜商免許、のこと

世は不景気のデフォルト状態、最近では資格とか免許とかに走るシトがさらに多くなっているようであります。 テレビのCMなどを見ても、資格取得関係の専門学校その他のものが、サラ金などノンバンク系金融に次いでやたらに増えてますし、予備校から大学に至…

ネット書評の価値

*1 もしかしたら、と、これは最近ずっと思っていることなんですが、あのお、新聞や雑誌その他の紙と活字の媒体よりも、今やインターネットにアップされる書評の方が、ずっとボリュームがあるんじゃないですかねえ。 もちろん、ネットの書評は書き手が基本的…

ケータイを捨てよ、着信圏外へ出よう

電車やバスといった場所でおおっぴらに携帯電話を開いてカチャカチャやる若い衆、というのは、もうすでにいまどきのニッポンの風景として定着したようであります。 単なる通信機器であることを超えて、メールその他の複合機能がてんこ盛りに詰め合わされたニ…