2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧
皇室を政治の道具にするな――これは「戦後」のわれらニッポン人の大方が抱いている心情だったはずです。今の憲法からしてそういう精神のはず。とにかく現実のあれこれから超然たる場所にいてもらうことが天皇、そして皇室の存在理由だったところがある。 なの…
*1 九州はしみじみと異国だ――だいぶ前、ある原稿の冒頭にそう書いたことがある。今でも十分にそう思っている。 全く縁がないわけではない。亡くなったオヤジは若い頃八幡で働いていたし、母方がもともと九州の出。親類縁者は今でも結構九州にいる。小さい頃…
皇室を政治の道具にするな――これは「戦後」のわれらニッポン人の大方が抱いている心情だったはずです。今の憲法からしてそういう精神のはず。とにかく現実のあれこれから超然たる場所にいてもらうことが天皇、そして皇室の存在理由だったところがある。 なの…
ニッポン競馬をめぐる環境が、いよいよ大きく変わってゆきそうです。変わらなければどの道未来はないわけですからそれはいいのですが、ただ、これまで何度も触れてきたように、誰が、どのような目算があってどう変えようとしているのか、何ともはっきりわか…
あ~あ、ほんとうに狂っちゃったわ、こりゃ。 他でもない、西尾幹二のオッサンであります。例の「つくる会」がミもフタもない内ゲバ(でしょう、どう言いつくろっても)で四分五裂、 アタマから湯気出して絶縁状叩きつけたものの、それまでなんだかんだ言い…
こう見えても昭和三十年代の生まれだぜ、というタンカは、『気分はもう戦争』の好漢ハチマキのもの。同じ心意気はいつも胸の内に秘めている。 戦後民主主義の安定期、あれだけ平和が一番、戦争はいけない、と言っておきながら、一方でわれらガキ共の間じゃ「…
日露戦争の後、ポーツマス条約を何とかまとめてアメリカから帰国した全権小村寿太郎を待っていたのは、どうしてあんな屈辱的な条件で締結たのだ、という国民の呪詛の声だった。自宅は暴徒に取り囲まれ、日比谷焼き討ち事件にまで発展。けれども、小村は「わ…
オーマイニュース、という、ステキな「新聞」が立ち上がり始めています。 もともと韓国で始まったインターネット上の新聞。一般市民から記者を募り投稿してもらうというのがウリで、あの盧武鉉政権出現の原動力と言われていたとか。次はニッポンでも、という…
これは首都圏だけのことかも知れないので、そのへんあらかじめお断りしておくのだが、最近、信号無視の歩行者が目につく。横断歩道を渡る時、赤信号でもクルマの流れが途切れていると、左右を見渡しスタスタスタ。時には横断歩道でない場所でも、まさに「自…
ニッポン競馬をめぐる「格差」の問題には、ご承知の通り、ふたつの側面があります。ひとつは、JRAと地方競馬の間にある国内「格差」の問題、もうひとつは、そういう国内「格差」をはらんだまま国際化にさらされているニッポンと海外との「格差」の問題、…
Love me tender ひとつで大騒ぎ、です。訪米中の小泉首相が、ブッシュ大統領との共同記者会見の最後に一発かました、あのジョークをめぐって、ですが。 ああ、なんて恥ずかしい、ヘタな英語で媚び売って、親米ポチの本性を現わしやがった、まわりは失笑して…
いや、ありがたい。ここ一連の金正日の発作は言わば怪我の功名、いま、ニッポンにとって誰が本当の敵で誰が味方か、この上なくわかりやすく見えるようになりました。 民主党が小沢代表以下、幹部勢揃いで中国にご機嫌うかがいに、朝日新聞やTBSなど一部マ…
*1 ● ロシア、おそるべし、である。〈リアル〉を作り出すそのブンカ的腕力、未だ健在なり、だ。 社会主義リアリズム、と、かつては言った。今も言うのか? とにかく、社会主義と〈リアル〉とは手に手をとって、映画だの芝居だのブンガクだの、いずれゲージュ…