2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧
嫌韓、というのは、ネット世論においてはデフォルトのモードだったりしてきた経緯があります。昨今「ネット右翼」などと一部で言われるような現われというのは、ネット空間の成立当初からある種つきもの、お約束のようなものでした。 とは言え、ネット世論と…
後藤田正晴氏が逝った。ひとまずご冥福をお祈りする。と同時に、晩年の氏のメディアでの扱われ方に違和感があった者のひとりとして、少し言わせていただきたい。 後藤田氏はここ数年、警察官僚から政界へ転じた元副総理の自民党幹部でありながら、実は改憲や…
「世に遠いひとつの競馬場」――先日、『競馬最強の法則』に掲載させてもらった福山競馬についての拙稿の、冒頭の部分の一節です。未だ全番組アラブで組んでいることで、「ニッポン競馬」はもちろん、「地方競馬」を語る時でさえもなかったことにされ、まるで…
前々から感じているのだが、朝日新聞とNHKは体質的によく似ているのではないか。 別にサヨク偏向、リベラル重視の報道姿勢が、などという話でもない。もっと下世話なレベル、たまたま仕事で行き合ったりする限りの見聞でさえも、所属する人間の顔つき、立…
たかがマンガ、と言われる。通勤電車でスーツ姿の勤め人が平然とマンガ週刊誌を開くのも、わが日本の風景となって久しい。なのに未だに、たかがマンガ、という意識は根強くある。 そしてまたも、たかがマンガ、である。『嫌韓流』というマンガ本が、あれよあ…
投票率67%。二十代から三十代の自民党支持率が軒並み30%以上、調査によっては40%という数字も出ていた。そして、首都圏を始めとした大都市部での自民党ほぼ独占状態。小選挙区制のなせるわざ、とは言え、その小選挙区の導入を推進したのは、今は民…
岩波書店からものすごいブックレットが出ている。題して『憲法を変えて戦争に行こう』。 憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言 (岩波ブックレット657) 作者:井筒 和幸,木村 裕一,黒柳 徹子,辛酸 なめ子,中村 哲,半藤 一利,松本 侑…
宮本常一が、また静かに注目されている、そうである。 民俗学者の宮本常一、である。〈あるく・みる・きく〉の実践者である。近年改めて注目されるきっかけになった佐野眞一の評伝のタイトルにならえば、『歩く巨人』。文字通りに足で「歩く」ことでしか地方…
はた目にもあまりにお気の毒なので、民主党再生の処方箋を僣越ながら提示する。 敗因は簡単だ。マニフェストもヘチマもない。バクチ打ちの血筋丸出し、喧嘩腰の小泉に対してヘタレなのを見抜かれたのだ。だったら、一発腹くくって根性見せるしかないじゃない…
岩手競馬とソフトバンクが業務提携をする、というニュースが、話題になっています。 インターネットを介した馬券販売業務を軸に、ブロードバンドでの実況放送なども、ということですが、これは今年の一月から施行された改正競馬法の趣旨を受けてのもの。競馬…