2002-04-01から1ヶ月間の記事一覧

メルマガ詐欺師の渡世

硬派のジャーナリスト(笑)で売ってきた日垣隆が、にわかに「メルマガ詐欺師」呼ばわりされ始めておりますねえ。 【サイバッチ!】大本営に、やっこさんの有料版メルマガ読者とおぼしき方面から怒りのタレコミが資料付きであったもんで、そこに添付されてい…

「新・教養主義」の昂揚ぶり

街をぶらぶらしていて、見つけた古本屋にふらっと入るのが楽しみ、でした。 でした、と、過去形にしたのには、少しばかりワケがあります。 大学を辞めてこのかた、不見転で古本をうっかり買い込んでしまうような財布の余裕がなくなったことがひとつ。もうひ…

ゼニカネとオンナ、そして嫉妬

よせばいいのに、と、まわりから言われるようなことに敢えて首突っ込んじまう、そんな習性があたしにはあります。「新しい歴史教科書をつくる会」の時もそうでしたし、最近じゃ、一銭にもならない某蛆虫メルマガの片棒担いで、そこら中に火ィつけて回ったり…

このささやかな本について――『中津競馬物語』まえがき

*1中津競馬物語不知火書房Amazon この本は、大分県の中津市にあったちいさな競馬場の、厩舎で馬と共に暮らし、働き、競馬を仕事としてきた人たちの、ささやかな記録です。 競馬、と言った時に、誰もが思い浮かべるのは、華やかな中央競馬――JRA(日本中央…

『中津競馬物語』まえがき

個人情報保護法案反対、の理路とスカ

いわゆる個人情報保護法案、というやつが修正されて、国会で採決間近とか。俗に「メディア規制法案」とも呼ばれ、こいつが通っちまったら好き勝手な取材なんかできなくなる、これはマスコミをおさえつけるための法案だ、ゴルァ!というわけで、ルポやノンフ…

余はいかにして【サイバッチ!】の蛆虫になりしか

*1 この三月から、メールマガジン【サイバッチ!】インデプスの編集長、ということになりました。購読者約80,000人。「政財界から芸能界、アングラまで、裏の裏を鋭く抉り、テレビ、新聞を出し抜く速報の嵐。インターネット史上最凶最悪、疫病神のメールマガ…

辻元清美的なるもの、の考察

*1 あまりに急にいろんな展開がありすぎて、追いかけるだけで息が切れる、というのが正直なところの、昨今の辻元清美がらみ、社民党崩壊過程のすったもんだであります。 「ムネヲ」こと、鈴木宗男叩きの立役者にして、テレビや新聞・雑誌にやたらと顔を出す…

正論

対談 vs. 西村博之 (ひろゆき)

*1 インターネット上の巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」。一日三千万ヒットを誇る事実上日本最大、世界でも例のない一大メガサイトになっているのであります。 世間では、西鉄バスジャック事件の犯人が「ネオむぎ茶」の名前で犯行を事前に予告していたとか、…

「マイナス投票」煽る「天声人語」(笑)

田嶋落選&公選法違反疑惑、で何にせよめでたいこってすが。 今朝の朝日新聞の天声人語、こんなこと言ってたようです。短いんでそのまま引用しますね。あ、著作権がどうのなんて野暮は言わないように。 ■《天声人語》 投票所は、異様な雰囲気に包まれていた…

日本人ならざる日本人

イチロー大活躍、でありますなあ。 別にとりたててプロ野球好きでも、大リーグマニアでもない、こんなあたしでさえも、海の向こうで(このもの言いもすでに時代がかってるが)頑張ってる彼や、その他佐々木から野茂、新庄、伊良部その他の日本人選手の働きに…

鉄腕アトムの誕生日、だと?

イラク、もうおしまいですねえ~。なんせ首都バクダッド市内にアメリカ軍の装甲車だの戦車だのが縦横に走り回ってるんですから。 やれ、泥沼化だ、長期戦だ、アメリカ帝国主義はきっとひどい目にあうぞ~、と煽ってきたメディア方面、つくづくアホ丸出し。だ…

匿名批評の伝統

書評、というのとはちと違いますが、でもやはりこれは「批評」とか「評論」界隈でのそれなりに大きなできごとだと思うので、触れさせて下さい。産経新聞の名物コラム欄「斜断機」が、この三月いっぱいで終了したんですね、これが。 もともとは匿名の批評コラ…

思いっきりおおざっぱな「ラブコメ」・試論

*1 ● ニッポンのマンガ表現において、「少女マンガ」「少年マンガ」という分類が、事実上意味をなさなくなったのは、おおむね1980年前後のことでした。 具体的には、『タッチ』『みゆき』に代表されるあだち充の一連の作品あたりから顕著になり、高橋留…