2001-11-01から1ヶ月間の記事一覧

座談会「女性がつくった男性商品」

*1 ●深窓の令嬢から一転<ヌードグラビア担当!? 大月 本日の司会を務めます、大月です。まずはみなさんに簡単な自己紹介をしていただきましょうか。 江部 キリンビールの江部です。ビールと発泡酒の新商品を開発しています。最近では、夏季限定の発泡酒「常…

中年になりたい

歳を早くとってみてえ、と思うようになった。 生きるのに飽きたわけじゃない。昭和三四年生まれは五黄の亥だから、今年は本厄の四二歳。故あって五年前、大学をケツめくって辞めてこのかた、厄っぽいできごとはひと通りくぐってきたようだから、いまさら改め…

消費社会と皇室

ユニクロが宮内庁御用達になる日、という話があります。 今や「新たな国民服」などと揶揄されるユニクロブランドのカジュアルウェアが、近い将来、皇室の公式ふだん着(妙なもの言いですが)になるらしい、という冗談。あるいは、サーヤの黄色いワーゲンが晴…

田嶋陽子はバカである

● 田嶋陽子はバカである。これはすでにニッポンの常識である。なのに、選挙で四十万票も獲得して今や国会議員。これもまた事実である。 とある週刊誌に頼まれて書いた何でもないコラム原稿のこんな書き出しの部分にも、昨今、編集部からは慇懃無礼な電話がか…

「立花 隆」のつくられ方

*1 メディアが英雄を作り出す手癖、というのがあります。 英雄、というのが大げさならば、うっかりとあらぬところに人を祭り上げてしまうからくり、とでも言い換えてもいいでしょう。 何も今に限ったこっちゃない。人が言葉と意味の動物であることを始めた昔…

書評・橋爪大三郎『政治の教室』/加瀬邦彦『ビートルズのおかげです』

*1政治の教室 (講談社学術文庫)作者:橋爪大三郎講談社Amazon橋爪大三郎『政治の教室』(PHP新書) *2 とにかく、新書ラッシュであります。このオーバーヒートは近い将来、ミソもクソも一緒くたの新書市場大崩壊を招くでありましょう。具体的には、目先の…

肉喰う人々

例の狂牛病をめぐる騒ぎで、わかったことがひとつあります。何かってえと、何だかんだ言っても結局あたしらニッポン人ってのは、「肉を食う」ってことがほんとの意味で身についていなかったんだなあ、ってことであります。 だって、そうじゃないですか。事の…

肉喰う人々

例の狂牛病をめぐる騒ぎで、わかったことがひとつあります。何かってえと、何だかんだ言っても結局あたしらニッポン人ってのは、「肉を食う」ってことがほんとの意味で身についていなかったんだなあ、ってことであります。 だって、そうじゃないですか。事の…

成田空港、あるいは海外旅行

海外旅行、という言葉が輝かしかったのは、はて、いつ頃までだったでしょうか。 昨今、そういう記憶自体がもうあやしくなっちまってますが、でも、一生に一度くらいは海外旅行に、という願いがほとんどの日本人にとって当たり前だった時代というのも、今みた…

TV評・「TVタックル」

田嶋陽子は「バカ」である。これはすでにニッポンの常識である。なのに、選挙で四十万票も獲得して今や国会議員。これもまた事実である。その「バカ」が先日の国会代表質問で「バカ」全開、ビン・ラディンを捕まえるな、話し合え、と吠え、あげくは「笑うな…

【草稿】「女性がつくった男性商品」座談会

*1 大月 おはようございます。大月です。 きょうは、女性の立場から見た男性商品ということで、全然業種もあれも違う、どうしてこんなにばらばらなんだって、おれ、言ったんだけれども、まあ、皆さんも、全然、それぞれお立場は違うでしょうから、その辺を含…

オンナの書評、の立ち位置

オンナのもの書き、ってのは、これだけ女性の社会進出がどうたら言われ倒しているにも関わらず、未だにやはり少数派であります。 ただ、書評の世間に限っては、案外にオンナのシトが幅を利かせてたりする。それって、テレビのキャスターなんかにお約束みたい…

フェミニズム、ってのがありまして……

かつて、フェミニズム、ってのがありました。 ました、って過去形にしてるのは、もう実態としては「イズム」なんて代物じゃとうになくなっちまってるってことを前提にしてるんですが。 ニッポンのフェミニズムってのは、基本的に「オヤジ」とセットで考える…