コメント

和解成立に際して (記者会見リリース)

*1 2020年6月29日付けで、札幌国際大学より「懲戒解雇」を申し渡されました件について、本年2023年2月16日に札幌地方裁判所で出された一審判決を不服として大学側が提訴していた控訴審ですが、本日、大学側との和解が成立しました。 和解内容、および和解に…

陳述書 2022.3.22 (現在の心境)

*1 不当な理由と手続きとで、大学を一方的に懲戒解雇されてから約1年9ヶ月、現在の心境など陳述します。 不当な懲戒解雇によって、大学の教員として、担当する学生たちに何ら予告なく、十分な説明もできないまま教室を離れることを余儀なくされ、教育がで…

勝巳さん、のこと

「前の開催の話を聞きにいったら、馬の特徴からレースぶりまですべて仔細に覚えてて話してくれた。弁が立つわけじゃないけど、馬に乗ったことがない素人が聞いても、内容が的確に伝わるんだよね。そういう意味じゃ〈競馬アタマ〉が抜群にいいんだよ」 「ライ…

創刊40周年、のこと

創刊40周年、ってのは、何にせよまずすごいですね。素直におめでとうございます、です。 創刊当時、70年代初めの札幌のメディア状況がどんなものだったのか、『クオリティ』『財界さっぽろ』等の先行誌に対してどういうスタンスで殴り込んだのか、などなど記…

『とてつもない日本』騒動について

*1 Q:このようにネットを介してベストセラーをつくるとか、モノの売り上げを上げるといった動きはこれまでもあったのか? ネットを媒介にしていろんなモノを売ったり、ランキングあげようといったことは、2005年頃からちらほら目立ってきたんですが、ただ、…

2008年はこんな年に

*1 いろいろな領域で「煮崩れ」が起こり始めているのが、よりいっそうわかりやすくなるんでしょうね。もとの形が何だったのかわからなくなる。大根だったのかかぼちゃだったのか、輪郭が崩れて中身もぐずぐずになり、煮汁と一緒に溶け合わされてしまう、そん…

「愛国心」について

愛国心が戦争と結びつけられてしまい、愛国心なんて持つと「国」に利用されるのでは、と懸念する、それが「戦後」の不幸でした。その前提には「国」とは無条件に悪いもの、、という意識がありました。「制度」や「権力」なども同じですね。とにかく「個人」…

あたしと【サイバッチ!】

*1まあ、 どうしてあんな蛆虫たちの片棒を担いでいるのか、とずっと言われてますが(笑)、あたし的にはそれなりのもくろみがあってやってます。 あの「暴力でぶ太郎」キャラについても、好きにやってくれ、で、どんな書かれ方していても原則スルーですし、…

『嫌日流』について

もともと出ると言われていた金聖母(キム・ソンモ)ではなく、別人の佯病説(ヤン・ビョンソル)という人が描いたものが同じタイトル「嫌日流」で先に出回っているようですね。「佯病」ってのは仮病なりすまし、って意味だと思いますが、それはともかく。 まあ、…

金沢競馬の再生はあり得るか?

*1 これまでのような自治体主導の「財政競馬」=「お役所競馬」はもう限界で、だからこそ競馬法改正も進行中です。民営化で徹底的にコスト削減、ミニ場外の拡充や他地区との連携など、打つべき手はまだいくらでもあります。これまでつぶれた競馬場は、主催者…

岩手競馬の経営改善策について

*1 ● ①地方競馬の相次ぐ撤退について率直にどう感じるか いわれのない大虐殺をじっと見ているような気持ちですね。競馬に限らず公営ギャンブル自体が構造的にダメになってきていて、JRAでさえ売り上げ減少に悩むこのご時世ですから、地方競馬すべてが生き…

どうして勉強しなきゃいけないの?

どうして勉強しなきゃいけないの、っていう質問だよね。だったらじゃあ、逆に尋ねるけど、あなたはどうして勉強しなくてもいいと思いたいのかな? いまの学校の勉強が面白くない、それはわかる。でも、じゃあ大人が「勉強なんかしなくていいんだよ」と言って…

札幌の都市伝説について

*1 ●都市伝説という現象について 「都市伝説」という概念はアメリカの民俗学で提示されてきたものですが、都市伝説自体は、工業化とそれに伴う大衆社会化の中で必然的に現われる現象で、いわゆる先進国だけじゃなく、世界中に見られるものです。 ただ、それ…

業界の常識――あるいは「壇」のゆくへ

「文壇」だの「論壇」だのはもうとっくに滅びてるのは自明です。「壇」に見合った共通利害も見えなければ、同志意識もすでに希薄。何より「文学」自体の権威が失墜してますから、いまどきそんなものがある、あるいはあって欲しいと思うのは、その「文壇」に…

ナンシー関 追悼 for 週刊朝日

*1 彼女は、単なる「辛口コラムニスト」とか「ユニークなエッセイスト」じゃなかった、ということが、大方のメディアは最後までうまくわからないままだったようですね。広告業界とのつきあいもあったようだから、テレビやFM放送などでも言及されてましたが…

いわゆる新聞表記について

通信社配信のものも含めて、たいていの新聞に原稿を書いたことがありますけど、漢字を開くかどうか、とか、送り仮名とか、そういう表記上の問題は、新聞に限らず雑誌でも、基本的にそのメディアのものさしに任せるようにしていますから、漢字表記そのものよ…

コミケについて

*1 「サブカルチャー、カウンターカルチャーというが、40万人も集まる場を指してサブカルと評すこと自体が間違い。70年代の幻想を引きずっているだけ」とコミケを断じる大月隆寛氏。規模はメジャーであるのに、それを認めずサブカル的であろうとするところに…

書評・今川勲『犬の現代史』間直之助『馬の表情』オバタカズユキ『ペットまみれの人生』

*1犬の現代史作者:今川 勲現代書館Amazon かつて、板倉至という軍人が.いた。軍用犬研究班の主任で陸軍大尉。一九三一年九月、関東軍が軍事行動に出た柳条湖事件の時、日頃から訓練していた三頭のシェパードを軍用犬として連れて前線に立った。 「『那智』『…

差別用語について

*1 まず、確認しておきたいのは、僕は表現に際してどんな用語も無条件に許されるべきだとは思っていない、ということです。 少なくとも、それを活字ないしは活字に準じた記録性を持つメディアに乗せ、社会的に流布してゆくことを考える時、その時空を超えた…