1989-06-04から1日間の記事一覧

音の自我、耳の快楽――電話の引き出す資本主義について

*1 0. 多言は無用。のっけから言いっ放す。 電話とは、社会というまとまりをドライヴするために最低限求められるある種の共同性を編み上げてゆくことばが失われた現在、誰もが平等に、修練という名に値する過程を経て獲得するもののほとんど何も必要のないま…