和解成立に際して (記者会見リリース)

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 2020年6月29日付けで、札幌国際大学より「懲戒解雇」を申し渡されました件について、本年2023年2月16日に札幌地方裁判所で出された一審判決を不服として大学側が提訴していた控訴審ですが、本日、大学側との和解が成立しました。

 和解内容、および和解に至る過程については口外しないこと、という項目が和解条項に含まれており、詳細はお話しできませんが、自分としては満足とまでは言い難いものの、地方裁判所での一審の判決内容や、控訴審となった高等裁判所でのこれまでの審理の経緯、さらに、すでに3年6ヶ月という長い時間をかけての係争になっていること、また、どちらにしても来年3月末で正規の定年期日を迎えることになるという事情などを踏まえれば、現時点ではそれなりに納得のできる内容だと判断し、和解に同意したと思っていただいて構いません。

 あのいきなりの「懲戒解雇」以来、すでに3年6ヶ月もの時間がたち、当時大学に在籍していた学生たちのほとんどは卒業していなくなり、また、教職員も多くが入れ替わっていて、あの頃、学内で何が起こっていたかを知る者ももう少なくなっています。さらに、当時自分が在籍していた学科さえもその後いきなり廃止され、現在はその清算の最後の段階にあるようです。それでも、当時、学長としてこの留学生入試をめぐる問題に全力であたられていた城後豊さんの名誉の実質的な回復という意味でも、この和解は意義があると思いますし、また、自分ごととしても、これで長い間大学の研究室等に置かれたままだった本や資料などをようやく手に取ることができ、大学教員としての自分のささやかな経歴の最後の後始末のための3ヶ月という時間ができたことについて、ひとまず喜んでおくことにします。

 これまで代理人として弁護していただいた房川・平尾法律事務所の房川樹芳弁護士、平尾功二弁護士、また、陰に陽にご支援いただいた北海道私大教連や北海道大学教組、京滋私大教連他、全国の大学教職員組合の方々、さらに、直接間接問わず、さまざまな機会に激励していただいた教え子たちや、未だお眼にかかったことのない方も含めた全国の多くの方々に、この場をお借りして深くお礼を申上げます。本当にありがとうございました。*2