チャイナフリー(笑)

 中国産の原料素材を使ってない食い物に、チャイナフリーシール、というのが貼られるようになったそうで。あ、もちろんニッポンじゃない、かの国アメリカのことですが。

 連日のようにシナのその手のニュースが飛び込んでくる昨今。まあ、表のメディアじゃいろんなオトナの事情ってやつか、あまり反映されなかったんですが、ここにきて例の段ボール入り肉まんだけはさすがにインパクトがあるのか、ワイドショーレベルでも連日取り上げてますし、ネットをのぞいてりゃそういう危なめなハナシは日常茶飯事。このへん、アメリカはさすがに動きが機敏のようです。食い物を始め、おもちゃやドッグフード、歯磨きの類に至るまで、メイドインチャイナが毒物混じりのやばいものがてんこもり、ってのがバレ始め、そのへんはっきりしようじゃないのよ、ってことらしい。まあ、アメリカでもユタ州での事例らしく、ということはモルモン教の戒律がらみかな、というところですが、潜在的にそういう「食」に対する危機感はレイシズム反対だの人権擁護だのといった大文字の能書きに十分対抗できるものになるでしょうから、アメリカ社会一般に黙認されてゆくのではないか、と見ています。

 で、ひるがえってわがニッポンですが、これ、やれる企業なり小売店なりってのはほぼ皆無、でしょうねえ。いくら特亜のシナチョンがけったくそ悪い、という気分が広まっていても、それが日常のレベルで具体的な表現として出てくることはまずない、というのがわがニッポンのセキュリティというか、社会的なスタビリティ保持の「伝統」だったりします。腹の中で「こいつら(とこいつらのやらかすこと)信用ならねえ」と思っていても、それをあからさまに言動や行動にするのは潔しとしない、という。まあ、ある種のポリティカルコレクトネスってことにもなるんでしょうが、でも、これはよく言われがちな「戦後」教育による「洗脳」とかって話よりも、もっと根深いニッポン文化の問題かな、と。ホンネとタテマエ、って言うとわかりやすいですが、ほんとはもう少し微妙で、どちらもホンネ、だけど場と文脈によって伝え方が違う、ってところですかね。

 いくら世の中が「右傾化」「保守化」したと言われても、それら一部サヨクプロ市民連中が懸念するふりしながら実は熱烈に望んでいるような、かつての関東大震災の時に朝鮮人叩き殺したようなことは、今のニッポンじゃまず起こらない。ただ、このように食い物がらみの不安や不信が介在すると、潜在的な「特亜うざい」の感情にある具体的な表現の出口(ノズル)がうっかりくっつくかも知れない、とは思います。

 だって、食い物が信用できないんだもん、つくったものが危ないんだもん、ってやつで、これは日常がらみだけに具体的、ですね。しかも、老若男女カネ持ちビンボ人を問わず「みんなが自分ごととして関係がある(と思える)イシュー」ですから最強。ついでに、「コドモの安全が」って方向に転がればオバハン連中の結束は一気に強まるし、案外この「食」の安全問題から端を発して、本格的なシナチョンバッシングの機運が具体的になってくるかな、とわくわく……あ、いや、懸念しています(笑)

塩→塩化ナトリウムの代わりに亜硝酸塩の偽塩
ハミガキ粉→使用した人が死亡
野菜→農薬漬
割り箸→漂白剤漬
水道水→細長い虫が大量に混入
土鍋→鉛とカドミウムが溶け出す
咳止めシロップ→工業用ジエチレングリコール使用 死者多数
食用油 → 排水溝からすくった工業廃油を薬品で脱色して販売。
インスタントラーメン→上の油を使用、死者2名
ペットフード→工業用小麦粉でペット死亡
中国産アンコウ→毒ふぐ混入
ぬいぐるみ→中身は産廃
キクラゲ→キノコに薬品で着色したもの
粉ミルク→中身はデンプンに香料
緑化運動→枯葉をペンキで着色
中国産ウーロン茶→有機リン系殺虫剤トリアゾホスが相次いで検出
ホテルのポット→使用済みコンドーム入り
豚肉→汚水を注入、重さを増やして値段を高くするため。病死の豚肉も販売。
果物→汚水を注入、重さを増やして値段を高くするため。
ソーセージ→腐敗肉、病死肉を着色、香料を添加して製造・販売。
お酒→メチルアルコールを添加して製造・販売。
米→重金属汚染。
ミネラルウォーター→重金属、細菌で汚染。
牛乳→廃棄された革靴から蛋白質を抽出、白く着色して販売
紙ナプキン→使用済み生理用品を着色。大腸菌結核菌、肝炎ウィルスを検出。
爪楊枝→使用済みを水につけて再利用。大腸菌結核菌、エイズウィルスを検出。
醤油→髪の毛からアミノ酸を抽出、水で薄めて出荷。
肉まん→豚肉とダンボールを6対4で混ぜ合わせて製造。
シソの葉→基準値を超えるヘキサフルムロンを検出。
しょうが→基準値を超える農薬BHCを検出。
キクラゲ→基準値の約2倍の残留農薬が検出。356校の給食に使用予定だった。
化粧品→死刑囚の皮膚でコラーゲン抽出。
うなぎ→大腸菌、抗菌剤「エンロフロキサシン」が安全基準量の数倍を上回る量検出。

●編集後記

 例の段ボール肉まん、ですが、苛性ソーダで煮て、なんてのはいまどき論外で、あれを擁護する気はさらさらありませんが、でも、一応民俗学者としてちみっとだけ言わせてもらえば、紙を食う、ってこと自体はニンゲン、そう珍しいことでもなかったりするようで。ニッポンでも、壁土やそこに混ぜ込まれた藁を食う、って話は案外残ってます。一部でチョンの悪癖として語られる「食糞」にしても、民間療法としてニッポンにだってなかったわけじゃないし、犬や猫を食うことだってやってた。ただ、そういう「民俗」レベルの習慣みたいなものがまだうっかりと現在に混在してしまっている、それがいまのシナなりチョンの社会状態、ってことなのかなあ、と。