2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

競馬にも社会保険庁が

社会保険庁の問題が、俄然、世間を騒がせています。ご存じの通り、社会保険庁というお役所が何十年にもわたってまともに仕事していなかった、組織が機能していなかった、ということですが、より重要なのは、問題にうすうす気づいていながら自らそれを解決し…

名古屋競馬再生へ向けて

*1 まず、名古屋に限らず、今の地方競馬、ひいてはその地方を底辺とするニッポン競馬全体の構造改革が緊急課題だということ、そのためにこの六月初めに改正競馬法(第二次)が通ったこと、それが今、ニッポン競馬を語る時、最前提となる認識です。 その「改革…

「武豊包囲網」の背景

武豊の成績がパッとしない。今年に入ってまだ55勝、JRAリーディング4位。重賞勝ちが八つ。普通の騎手なら立派な成績だろうが、これが武豊となるとやはりもの足りない。体調不良などもささやかれているが、いったい何が起こっているのか。 「武豊包囲網…

これがフィナーレ、お別れです

「競馬場じゃ人はみんな平等なんでして。人が平等になる場所が二つある――一つは競馬場で、もう一つはほとけが眠る土の下。」 ● 小さな競馬場の素敵なところについて、述べる。 まず、馬との距離が近い。目の前を馬が疾走してゆく。トモで蹴上げる砂粒が情け…

競馬最強の法則

競馬ジャーナリズムって、なに?

トラックマンや専門紙勤務でもなく、スポーツ紙の現場経験もなく、それでも競馬(ほとんど地方ですが)と競馬まわりの仕事の現場を自前でウロウロしてきたことで、見えてきたものを細々と文字にし、書きとめる。肩書き的には「学者」ですし、そのことにそれ…