おめでとう冬樹、そしてバルク

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悩んで悩み抜いた甲斐があったね、おめでとう。


二年前の府中、ダービーの日の、あの緊張しきって真っ青だった顔を思い出してます。


それでも冬樹、あんたはあの日、勝つつもりだったよね。

ダービーの前の、同じ距離、同じ芝の特別戦、

あがってきて「同じところ通ったら勝てます」と、真顔で言っていたっけ。


四コーナー先頭、外ぶんまわしてふくらみ加減で、ちらっとうしろを見た、

あれを見て、後続を気にして、なんて言ってた評論家があとで何人もいたけど、

あたしゃ知ってる、あれ、勝つ気だったからこそのふりかえりだったんだ、ってことを。


あのムチャに見える競馬をしながら、それでも勝てる、とあんたは思ってた。

それだけバルクを信じてた、これは強い馬なんだ、大丈夫なんだ、って。


あのダービーの後、週末の華やかな競馬しか知らないファンからは、

冬樹はヘタだ、あらっぽい、ヤネを変えないとバルクはもうダメだ、とさんざん言われた。

ルメールを乗せてジャパンカップ二着に食い込んだ時は、そんな声はさらに大きくなった。


でも、去年の有馬記念、やっぱりあんたは同じ乗り方をしてた。

四コーナー先頭、直線坂下ではあわや、という脚色。

もうムリだろう、でもバルクだから、と、三連単三着づけの馬券を持っていた

日本中のろくでなしたちが、みんなで絶叫したはずだ。


バルクにはやっぱりあんたしかいない。

できれば、今度は地元で、

いや、ダート下手なのは知ってるから、門別で、とは言わない、

札幌の芝でいいから、みんなに挨拶を送って欲しいな。



シンガポール・エアラインズ・インターナショナル・カップ(国際GⅠ)2006の結果


No Horse Name Time Gear Jockey Trainer Bar Rtg Wt

1 2 COSMO BULK 2.06.5 F IGARASHI KAZUNORI TABE 1 117 57

2 7 KING AND KING 2.06.77 1 3/4 R LIM S BURRIDGE 13 107 57

3 3 BOWMAN'S CROSSING 2.06.8 頭 G MOSSE CASPAR FOWNES 3 114 57

4 6 VROOM VROOM 2.07.61 5 C WILLIAMS D HAYES 6 110 57

5 12 DIAMOND DUST 2.07.73 3/4 C SEGEON H TAKAOKA 11 102 57

6 10 TERFEL 2.07.85 3/4 KB SOO D MURPHY 10 103 57

7 4 FALSTAFF 2.07.99 3/4 BB B VORSTER M DE KOCK 5 113 57

8 13 WAR HORN 2.09.36 8 1/4 M DU PLESSIS P SHAW 4 96 57

9 5 CHIQUITIN 2.09.4 首 W MARWING IAN JORY 2 110 57

10 11 ZANKEL 2.09.96 3 1/4 BB N CALLOW D KOH 9 103 57

11 9 BIG EASY 2.09.98 首 B J SAIMEE L LAXON 12 103 57

12 8 MOUNT STREET 2.11.66 10 1/4 J POWELL L LAXON 8 106 57

13 1 VALIXIR 2.12.16 3 BB L DETTORI S SUROOR 7 121 57