金融危機と「実体経済」

 作麼生。「実体経済」とは何ぞや? この上なくお堅く、かつ冷徹な大風呂敷の代表と思われているあの「経済」に、わざわざ「実体」と冠がつけられねば眼前の現実がうまく説明できないようになってきた、その理由とは、さて、いかなるものなりや?

 アメリカのサブプライムローン破綻に端を発したとされる、いまや世界一周の二一世紀世界金融危機。「恐慌」とは口が裂けても言いたくない、言ったらほんとに現実は、ほれ、このように奈落の底の様相が動かしがたいものになるから。言葉というのは、そもそもそういうものだから。名づけてしまえばそれが確固たる現実となって、自らうごめき始めかねないから。南無、桑原桑原。

 金融という、しょせんは虚構だったはずのものがふくらむだけふくらみ続け、いつの間にかそれが新たな現実を構成すらしていて、すでにどこからどこまでがかつての経済で、どこから先がその新しい金融の現実なのか、ぼやけておそらくは大方誰にもわからなくなった五里霧中のこの十年ばかり。

 だからこそ、「実体経済」という言葉がいま、改めて気にかかる。「実体経済」を反映していない今のバブルな経済がしっぺ返しを食ったのだ――したり顔の十年一日でメディアの三百代言たちが口にする。だから何? そんなことなら今すぐ誰でも言いつのれる。ちなみに、政府刊行物では98年頃からちらほら出てくる言葉の由。だが、もう一度問う。そもそも、冒頭述べたように、「実体」と「経済」とがこのように組み合わされて敢えて持ち回られねばならないことそのものが、何やら根本的におかしな事態ではないのだろうか。

勘違いしてる奴多いけど、
例えば日経平均が10000→9000となったら下落率10%だが、その9000から10%上がっても9900。
つまり同じ比率で上下すると株価は自然に下がってしまうワケ。
だから上がるスピードはゆっくりだけど、下がるスピードはやたらと速く感じるんだよ。
まあ今日の暴騰は凄かったけどw

 国民総生産 (GDP) が「実体経済」の正味である、と言われる。ならば、保険や証券など金融関係でふくらんでいるその「実体」ではないとされる経済の部分、言い換えれば、具体的な〈もの〉を実際に作り出す営みを前提に成り立っているわけではない、そんな余分な上澄みの領域が、昨今問題になっているデリバティブだのサブプライムだのに象徴される、あの金融証券株先物界隈での経済ということか。ああ、そう言えば、「金融工学」などという、さらに耳慣れない言葉もまた、ある時期から一部でひとり歩きし始めていたような。

◆猿でもわかる金融工学信用創造
その1
現金100万円を担保に現金300万を借りてきて、
その300万で信用取引で900万の株をかって、
その900万の株を担保に9億円のドルをかって、
その9億円のドルを担保に90億円分の日経先物を買って、
その90億円で900億円分の原油先物を買って、
900億円分の原油先物で9兆円分のオーストラリアドルをかった。

100万円の資産のやつが最終的に9兆円分のみせかけの資産をもっていた。
それがアメリカ。何万社もがこういうことをしていたのだから実態が把握できなくて当然。

その2
株券印刷して資金調達するためにPBRを低下させないといけない会社がありました。
その会社は新事業店舗をつくり、そののれんに大きな価値があることにしました。
また、そこで製作した馬鹿でもつくれるプログラムや音楽に大きな価値があると資産計上しました。
絶対的な評価基準がない無形資産なのでともに無茶な資産評価ができたのです。

信用創造と無形資産。金融工学ねずみ講と揶揄される所以です。

 巷間、どうやらわが日本だけは、なぜか今回の金融関連阿鼻叫喚から若干、距離を置いた状態になっていると言われている。もちろん、わが政界財界が賢明で、あっぱれ先見の明があったので今回のこの危機を予知してあらかじめ先手を打っていた、というわけでもないらしい。残念。バブルに懲りて膾を吹く、というだけのことで、かつてのバブル崩壊とその後の住専問題以下、後始末の不手際の経験があまりに痛かったので、根が小心で慎重なわが民族性のこと、多少の時間差でバブルに踊り始めたアメリカ以下の金融経済世界は先進各国のはしゃぎ振りを横目に、ボールルームの壁の花、あるいは場違いなパーティに紛れ込んだ醜いアヒルの子、いえいえわたしは黄色いサルの田舎者、ましてや未だ執行猶予中、そんな華やかな場所に出られる身では当分ありませからん、とひとり隅っこで、かの名高いアジアンスマイル振りまきつつじっと固まっていたのが、まず正直なところ。そんなに威張ったもんではないのだ、実際。

私、君みたいな男の人知ってる。
研究室で困った時に一生懸命汗かきながら助けてくれたり、
パソコンで分からないことがあったら、一所懸命教えてくれたりするんだよね。
だからお礼にクッキーやお煎餅をあげたり、 ボロボロのスリッパ履いてたからプレゼントしたりした。
でも、何故かわからないけど全然違う、私の彼氏と。
彼氏は顔は普通くらいだけど、一緒にいると幸せな気持ちになるし、
ドキドキするし、エッチな気持ちにもなる。
「可愛い」って言われただけで頭がぼーっとなる。
彼氏の為だけに可愛い洋服や下着を選ぶのに一日かかっちゃうこともある(笑)
でも、それを褒められるとホントに嬉しい。
全然違うんだよ、君と。いったい、何が違うんだろう。

勘違いさせたならごめんなさい。告白させたりしてごめんね。
優しくしたのはお年寄りに優しくするのと一緒なの。
気付いてる?君達ってお年寄りと似てる。

 そう、お年寄りにさも似たり、の腰引け具合、銭儲けに恍惚となってアドレナリンだかフェロモンだか知らないが生体としての反応だだ漏れになっていた世界経済、いやさ米国主導の経済世界の現実の華やかさを柱の陰から羨望の視線で垣間見つつ、かの世紀末から今世紀にかけての荒波を何とか自前でしのいで漕ぎわたってきたことが、ここにきて何のはずみか吉と出たらしい。怪我の功名、思わぬところで愚図の後手後手が、なじかは知らねどほめられる事態に。

昨日BS-1でやっていたABCナイトラインで、 アメリカの住宅バブルの事を詳しくやっていた。
見た人いるかな。

?借金してローンを組み、豪邸を買う(学校の校庭ぐらいの広さだった)
?その豪邸に2〜3年住んで、贅沢三昧の金持ち生活を味わう。
?住宅価格が上がったら、高い値段で売りに出す。
?高値で売って、元の値段と差額を丸儲け。
?売った金で、また別の家を買う。
?余った金(差額)を利用して、働かずに悠々自適の生活…

こんなシナリオを描いていたらしいけど、住宅価格の下落で歯車が逆回転の状態に。
寝室が4つもある豪邸は買い手がつかず、しかもローン返済地獄になってしまった。
テレビに向かって、「おまえはアホか…」と言いたくなるような内容だったw
債権が課題評価されすぎてる。本当は1万円が100万円くらいで評価されてる。
もうダメぽだねwww

 わずか二十年ほど前にわれら同胞も似たようなことをやっていた。今からすればごく一部の同胞だったのは確かだが、それでも「バブル」というのは同時代の景観として心象にも間違いなくある刻印を記していた。だからこそ、その後のITバブルとその後の、まさにあの「金融」を軸に「経済」が「実体」から乖離していることを、その真偽はともかく、誰もが無理なくそう感じ取れるようになった時期に、「汗水たらして働く庶民が憤慨するような事件を摘発したい」と一世一代の大見得切ってみせたのは、他でもない、あのライブドア事件を摘発した東京地検の特捜部長だったのだろう。

 同じくその時期、いや、それ以降も含めて、「外資」に対する鬱憤も十分に蓄積していたらしい。単に外国の資本というだけならば、今に始まったことでもなく、「実体経済」の側に属する製造業の現場とていくらでも「外資」は入っている。だが、この場合の「外資」とは、明らかにそれとは別の、「金融」がらみの毛唐系会社の謂。モルガンなんたら、ゴールドマンかんたら、いずれ伝統の陰謀史観ユダヤ系財閥が権謀術数駆使して世界史の舞台裏に暗躍する物語に頻出するような類のカタカナ名詞が、ここにきて「外資」のくくりの下、世の普通の人々の意識に一気に浮上してきていた。

 だからこそ、今回のサブプライム危機の報道には、お約束の陰謀史観が都市伝説として、いや、もしかしたらそのような仕切りすらすでに溶け始めたところで、確かな現実と虚構とのあわいにあやしくも、かつもっともらしく、わき上がりつつあるらしい。

米リーマン:経営破綻 史上最大、負債64兆円
◇メリル、バンカメが救済 AIGも株価下落、連鎖破綻危機
【ワシントン斉藤信宏】深刻な経営難に陥っていた米証券4位のリーマン・ブラザーズは15日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を裁判所に申請、経営破綻(はたん)した。米メディアによると、負債総額は6130億ドル(約64兆3600億円)で米史上最大。一方、米金融大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は同日、米証券大手メリルリンチを500億ドル(5兆2500億円)相当の株式交換で買収すると発表した。事実上の救済合併となる。巨額損失を抱える米保険最大手AIGは増資交渉が難航、株価が急落している。
 昨年8月から深刻化した低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題は、ついに米国を代表する老舗の大手証券の経営破綻に発展した。今年3月のJPモルガン・チェースによるベア・スターンズ救済以来、わずか半年間で米証券大手3社が再編される。米金融業界では連鎖破綻の可能性が高まっており、戦後最悪の金融危機に直面している。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080916dde001020053000c.html

★「藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2006年9月26日 小泉政権の後始末」
http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/files/0926.mp3
藤原直哉のインターネット放送局で、9月26日、「小泉政権の後始末」ですごい話が出ていました。
一度聴かれてみてください。
郵貯340兆円のうち、すでにゴールドマンサックスの仲介で200兆が30年満期の米国債に充当されている。 そのうち手数料3兆円分の米国債キックバックされ、2兆円が竹中氏に、1兆円がコイズミ氏に渡っている。 このことがリークされて、4月に竹中氏が検察の事情聴取を受けたが、以前から月に1回勉強会をしているCIAから表に出すなといわれて、10億円渡されて検察側の捜査はストップ。
竹中氏はスタンフォード大学客員教授として渡米し、終生帰国しないということで手を打った。

渋谷区で外人外資金融VIPが多い地域に住んでるんだが、社名ははっきりしないが外資証券ヤバい、って噂は2月位から流れてた。 それにしても今年は変な時期に外人の引っ越しが多くて(普通は6月末) 先々週の平日にも見かけてなんだろなー。と思ってたらこのニュース。
外資金融独身外人多い品川なんか転出がもっとすごいんじゃないかと。

この20年間。高度平等社会を築き上げた日本を罵倒し、格付け会社とグルになり頻繁な空売りで株価を下落せしめ日本人の財産を収奪して得た所得から払った税金。
従業員各位の氏名住所を公表し社会の制裁に任した方がよいぐらいの人種だよ。
税金で本邦最高峰の大学を出て詐欺師外資国賊行為をやってた奴らの私財没収法ってできないねかね? なんでもありの世の中。たまには中韓見習わなきゃ。

その詐欺師は今度は外資じゃなくて、野村から4000万もらって売国行為をするわけだが。
詐欺って儲かるんですねwwww

フォーシーズンズホテル丸の内でカクテルを傾けながら生のボサノバを聴く。
これが外資のわたし。

 されど、しょせんは博奕、運否天賦をあてにする生業のうちならば、どんなに学問を積み、日々研鑽した知見を駆使した予測や予想が当たらずとも、しょせんはそんなもの、腹を立てたり悲憤慷慨する方が野暮ってものか。最悪の状況から、さらに絶望的な展開を予測するのもひとつなら、逆に野放しに明るい未来を見ようとするのもまた是哲学、そして是人間也。説破。

「日本の金融資産の90%以上を60歳以上が持っている」というのは本当なんですか?
本当ですよ。
若者と老人の資産を比較すると、現代のお年寄りは、日本の歴史上もっとも金持ちです。 裕福なのに、年金もらいすぎですね。
それなのに負担が少し増えただけで「老人を殺す気か!」と言う方もおり、モンスター老人の様相を呈しています。
金保険料のすべてが国民金融資産1555兆円の大半を保有している老人の年金支給でなくなり、足りないので年金積立金を取り崩して年金支給している状態であり、現在の老人が自分で払った年金保険料の5倍から10倍以上の年金支給されている状態で、年収300万円以下の若者が納得して年金保険料を払うでしょうか。

これからじゃよ、米ドルの暴落、つまり、円の暴騰は・・・。ドル円50円前後で2、3年後から超長期定着じゃよ。何と言っても、米国政権がオバマ民主党に変わり超保護貿易主義に変わるからね。自動車産業は国内工場を米国に全面移転させれば、充分生き残れる。そして、米国産逆輸入車が日本車の標準に成るでしょう。 米国はワザと米ドルを超長期間暴落、低位安定させ、世界中から工場・生産現場を 集め、米国は金融大国から再び世界の生産工場となって米国経済は回復して行くだろう。日本メーカーは基本的に主力工場が米国に移転する事になり、日本人は1ドル=30〜50円になった強い円のおかげで、世界中から良い物を安く買え、内需経済が大きく拡大するだろうね。

 衆院解散、総選挙がすぐ目の前、今こそ政権交代の絶好機、と新聞テレビ雑誌に各種機関紙、御用メディアの数々がものの見事に煽ってまわったこの九月の麻生内閣発足以来、未だ解散日程は具体的に見えず。未曾有の、とは言わずとも、少なくともここしばらくお目にかからなかったような世界的な「危機」に際して、東亜の片隅蝸牛角上の政局沙汰に血道をあげるばかりの野党第一党に対しては、それはやっぱり民意のおもむくところが自然にあらわれるが必定。さよう、「民意」というのはこのような内実を、いまや電網空間を介して確実に宿らせ始めている。仮令、マスコミ諸賢が主張するように解散総選挙が早晩、現実のものになったとしたら、その時こそ、それら新たな「民意」、これまでとは確かに異なる輪郭の「意志」がある現実として立ち現れる、大きな契機になるはずだ。

なぜかサヨクな人々は大衆がノンポリでいることを許してくれない。
そして大衆が自らの意見を述べることも許したくないらしい。
元はと言えばエロ画像が欲しくて始めたネットなのに、思わぬ副作用で サヨクな人たちは大迷惑だな。
日本のサヨクはモザイクなしのエロ画像に滅ぼされたと何十年後には歴史に残りそうだなw

残念ながら、俺らゆとり世代は選挙権を手に入れ始めているよ。
ゆとりの代名詞である平成生まれが選挙権を手にし出すまであと2ヶ月なんだな、これが。

そういえばネットで嫌韓の流れになってから既に5年が経つね。