『うまやもん』刊行

うまやもん―変わりゆくニッポン競馬の現場

うまやもん―変わりゆくニッポン競馬の現場

 

小生の新刊 『うまやもん』 (現代書館) が上梓されました。副題は「変わりゆくニッポン競馬の現場」です。

『厩舎物語』 (日本エディタースクール出版部 現在はちくま文庫)

厩舎物語 (ちくま文庫)厩舎物語 (ちくま文庫)

『たてがみ三度笠』 (読売新聞社

たてがみ三度笠たてがみ三度笠

『中津競馬物語』 (監修 不知火書房)中津競馬物語

に続く、小生としては四冊めの 「ウマもの」です。

いまは亡き月刊誌『書斎の競馬』 (飛鳥新社)に連載させてもらっていた原稿や、その他、『number』(文藝春秋)などに書かせてもらったものから、選んでまとめたものです。地方競馬とそのまわりから、ここ十年来おこっているニッポン競馬の大変動を折に触れて書きとめてきた、そんな感じの本だと思っていただければ、と。

ちなみに、目次は、こんな感じです。

  • うまやもん――変わりゆくニッポン競馬の現場―― 
    • まえがき
    • 益田競馬、最期の日――日本一小さな競馬場のいちばん長い日
    • 地方競馬がどんどん消えてゆく――「中津方式」と、それ以降
    • 棄てられる競馬場――大分県・中津競馬の仁義なき闘い
    • アンカツアンカツ!――JRA騎手になる前の安藤勝己に密着した一週間
    • 本間茂、元気です――元川崎競馬 名騎手の“曇り、のち晴れ”
    • たったひとりの闘い――瀬戸際の高知競馬を支えたうまやもん from 紀三井寺
    • 馬喰・見えない稼業人――牧場と競馬場のあいだで生きる仕事
    • 「外車」伝説・マルゼンスキー――橋本善吉が語る、競馬が競馬だった頃
    • 復活せよ!アラブ競馬――忘れられたニッポン競馬の功労者
    • こうして、なかったことにされてゆくんだわ――アラブ生産者の苦悩と憂鬱
    • トレーニング・セールの現在
    • サンデーサイレンスの仔はいかが?
    • 馬産地・北海道の明日を考える
    • “交流”新時代?――JRA認定・交流競走の拡大が地方競馬にもたらしたもの
    • 外厩がやってくる――大いなる実験、外厩制度とその波及効果
    • あとがき――ニッポン競馬は、もっと素敵になれる

ブック系サイトでも、ちらほらと……

http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/0001701647/

http://books.yahoo.co.jp/bin/detail?id=31416292

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/412370d4205e9010106f?aid=02trc001&bibid=02470847&volno=0000

  • シロウト写真ですが、あたしがずっと撮ってきた写真なんかも結構載せてあるので、そちらの方も感想など聞かせていただければありがたいです(;´Д`)

先日の「報道ステーション」のオンエアは、おかげさまでおおむね好評、だったようです。おクラ入り寸前の素材を何とか活かそうと頑張ったスタッフの努力が報われた感じで、あたし的にもちょっとうれしかったです。

もう一冊、来月上旬に 『全身民俗学者』 (夏目書房)という本も出ます。そちらの方もあらためてご案内させていただきますので、よろしくお願いします。

全身民俗学者

全身民俗学者