2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

トップと底辺の関係

「ニッポン競馬」と口にする時、僕のイメージする競馬には必ず地方競馬が含まれています。それに対して、普通のファンは言わずもがな、調教師であれ生産者であれ馬主であれ、いわゆる競馬関係者であっても、日本の競馬と言う時のイメージはほとんどの場合、J…

鳩山由紀夫=近衛文麿、説

「現在が一つの「転形期」であるという切迫した認識は、昭和10年代をつらぬく思想の核心部分でもあった。そして、その意識の一般化を媒介したものは、ここでもやはり普遍史の理念をつたえたマルクス主義にほかならなかった。」 ――橋川文三「昭和10年代の思想…

正論

改めて、電網空間の来歴

縁あって一隅に居場所を定めてもらって数年、改めて、来し方を振り返ってみる。 電網空間というものが現実に姿を現わすようになって、すでに10年以上。はじまりというのはいつも茫漠としたものなのが常だが、こと電網空間に関してもその起源は人によって、も…

正論 名無しの品格

平成の施餓鬼会?

乞食じゃねえやい、と憎まれ口のひとつも叩きたくなるほどの太っ腹。「公」による盛大なバラまきが始まっています。定額給付金に始まり各種補助金、支援金、奨学金、果ては埋蔵金まで、名目は何であれ、おのれの腹の痛まぬ類の財布から気前よく投げてよこさ…

「たかる」側の器量

「50億」という数字が最近、馬産地を歩くとたまに聞こえてきます。いったいどうやって使うんだよ、という自嘲気味のせりふと共に。 5月の末でしたか、農水省が発表した馬産地再生のために投入される補正予算の総額。三年間で、ということでしたが、馬産地…

「丸さん」のこと

佐倉の歴博にいた頃、共同研究に加わってもらってました。もとは、北九州大に勤め始めた重信氏が「九州でオモシロい人がいる」というので、紹介してもらったのが最初だったかと。福岡市博の福間氏なども含めて、地元の若い民俗学者や歴史学者その他を従えて「…

語られるべき「炭鉱」とは?

炭鉱は、いつも最前線でした。何の? わがニッポンの、あのとんでもない「近代」の。 鉄と石炭とが「近代」の土台を、あらゆる産業の根幹を支えていた。そんな時代、最も熱く、煮えたぎるようにならざるを得ない、身体を張った生の場所のひとつが、炭鉱でした。 …