山田まりや、小池栄子、MEGUMIら巨乳タレントをたくさん世に送り出し、「巨乳」というもの言いを世間に広めた張本人、イエローキャブの名物社長だった野田義治氏。現在はイエローキャブから離れ、新たにサンズというプロダクションを経営しているが、巨乳が売りなのは今も変わりない。
この野田社長が、北海道のばんえい競馬に肩入れし始めたのは、去年あたりから。普通の競馬と違い、一トンを超える重種馬がそりを引いて競う世界でも日本のここ北海道だけ、という珍しい競馬。このの春からはGYAOで『ばんば王』というばんえい競馬のネット中継番組をプロデュース、山田まりや以下、配下のタレントを出演させて盛り上げようと躍起なのは業界でも有名になっていた。*2
だが、それにしてもなぜばんえい競馬に? ご多分にもれず赤字経営で、先月末からは「存廃」論議で揺れているこのマイナーな競馬と「巨乳ハンター」野田社長との因縁や如何に?
もっとも、生き馬の目を抜くこの業界を生きのびてきた人のこと、狙いは当然他にある、との声も。
「場外馬券の発売所を展開したいんじゃないですか」と言うのは、地方競馬事情に詳しいジャーナリスト。
「実は競馬法の改正で、場外馬券は民間委託で販売できるようになっているんですよ。来年さらに新たな改正があると言われていて、北朝鮮問題で苦しむパチンコ業界などでもこの民間場外は今、熱い注目を浴びてます。そのへんの情報をどこかで聞き込んできたのでは?」
ばんえい競馬に寄せる想いに嘘はなさそうだが、先の中継番組も開催ごとに東京からスタッフを出張させる太っ腹ぶりだったのに途中で実費を請求し始めたり、と、名物社長の無手勝ぶりに地元もいささか困惑気味。折から、地元の努力で来年度も存続の道が模索されているが、狙い通りにめでたく野田社長経営の場外馬券発売所は、さて、実現するのだろうか。窓口にはもちろん、粒よりの巨乳タレントを揃えて欲しいものだが。