「埋蔵金」って何よ?

 「埋蔵金」というもの言いが最近、飛び交っています。要は、民間企業で言うところの「裏ガネ」。お役所や特殊法人など、いずれ「公」のパブリックセクターが内部留保していた表に出てこないカネのことらしい。でそれがもうシャレにならないくらいの巨額になってる、というお話。改めて、「公務員」とは「国賊」「泥棒」と同義なんだなあ、と思います。

 そもそも、この「埋蔵金」ってもの言い自体、納得いかない。だって、そんなものこれまで毎年帳簿を操作して営々として積み上げてきたからこそ、とんでもない額になって目の前にあるわけでしょう? それをあたかもかつてどこかの誰かが勝手に埋めてずっと忘れられていた「埋蔵金」という扱いをしてしまうあたりが、ああもう、何をか言わんや。あの「あやまちは繰り返しませんから」という碑文と同じ主語なし、一人称抜き官僚的無責任の「伝統」は、半世紀以上たっても、あっぱれ何も変わっていません。

 文化としての「官僚」、というのは、文化人類学民俗学の考察対象だなあ、とかねがね思っています。同様に、文化としての「学校」「教員」、とかも。つまりは、日本人が組織として動こうとする時の意識や行動のあり方、ってことですが、日本文化を現在から考えようとするならば避けて通れない問題です。

 まずはわかりやすく、「いまどきの官僚の生活と意見」てな企画をぜひとも、新聞でも雑誌でもテレビでもいい、きっちりやって欲しいものです。働いている本人のみならず、その家族や友人なども含めて、つぶさに淡々と。社会保険庁防衛省農水省など昨今問題が発覚している官庁については、特にていねいに明らかにしてもらいたいものです。「埋蔵金」という感覚の拠って来たるところも、いくらかでもわかってくると思いますので。