敗れたのはマスコミであった


 本当に敗れたのはマスコミであった――かの「七人の侍」の最後のせりふを裏返しにならって言えば、そんな感じ。しかも、敗れたことをご本尊がほとんどまだ自覚していないのに、というのが付け加わる。「北斗の拳」のケンシロウのせりふじゃないが、「おまえはすでに死んでいる」を地で行く展開。ある意味、殺伐とした風景がほら、眼前に。

 先の参院選以降、安倍総理の突然の辞任劇とその後の自民党総裁選、と永田町をめぐる現在進行中の政変劇。いや、とりあえず「劇」と言ってみたけれども、昔ながらの泥絵の具の古びた書き割りめぐらせ、それでも嘘でも舞台に登ってみせねばならぬ役者連はともかくとして、裏方の大道具小道具、衣装にもぎり、下足番からお茶子の類に至るまで、全部ひっくるめてまるで紙芝居のように幅も厚みも重さも何もないこの感じというのは、はてさて、一体どういうことか。

 とりわけ、舞台と一座を取り巻くマスコミというのが、われら世間の桟敷のひとつ前にあたりまえのように陣取り邪魔だて、視線をさえぎり、いや、それだけならばまだしも、どうやらこのところはどういうわけか、まるで一座の勧進元のように勘違い、それぞれ贔屓の役者にまつわりついてはあれこれ所作を振りつけ、せりふをプロンプト、果ては台本の筋書きにまで口出ししては芝居をぶちこわしにまわっている始末。劇ならば、せめて観客を楽しませることくらいさせて欲しい。なにせこちとらのほとんどは今回、一票の権利さえもらってない単なる民間一政党の総裁選、公職選挙法の外でやられる陰謀、謀略、デマ、中傷、凶器攻撃に場外乱闘、ぜんぶ何でもありでも別に構わない、正しく政治ショウなのだからして。

実際のところ、国政の選挙権よりも自民党員資格もって総裁選に関われる方が有意義な気がしてきた。まあ、毎回投票できるわけではないにせよ、首長を選ぶダイレクトさでは比較にならない。

小泉政権末期には、安倍官房長官と麻生外務大臣(あと、中川農水相)が閣内に居て、ああ、これこそ新しい国の指導者だ!とwktkだったがなあ…。あれからまだそんなに経ってないのに、一体どこで…○| ̄|_

 細川内閣が発足した時はどうだったか、と、記憶の底をかきまわしてみる。あるいは、「山が動いた」と、あの土井たか子が得意の絶頂の時はどうだったか。「政治」という舞台で「時代」が動いているらしいことを目の前で実感したはずのその時の記憶は、しかしなんともたよりなげでくすんだ色調になっている、少なくとも自分の中では。

 安倍総理辞任の瞬間、もまた、すでにくすんでいる。「辞意を表明」とテレビのテロップにいち早く乗り、民放だけだったから先走りかな、と思っていたら、数分のうちにその他の局、そしてNHKまでが後追いで確認。ああ、これは本当だ、と思った。いや、正確にはその前にすでにネットの某巨大掲示板(笑)で事実の断片を確認するようになっていたのはいまどきの習い性。以後はまさに雪崩をうったごとく、発情したマスコミの乱痴気騒ぎと、その中でひたすら内向きの車座、この忙しいのになお派閥の論理で芝居を打とうと四苦八苦する厚塗り役者たちの醜態ばかりが、遠巻きのわれら観客の視線の向こうに。

アッ!
またまたマスコミの陰謀と
テレビ見ながら言う国民

字余り

 マスコミが恣意的な誘導をやっている、ということは、立場や信条の違いを全く別にして、おおかたの国民が認識するようになった。商売としての報道、カネ儲けとしてのジャーナリズム。身過ぎ世過ぎとしての木鐸。かくてやりたい放題、一見のところは。

おい、こらww安倍氏w あんたが辞めるから、うちの社、今、15版体制が決まったわww徹夜させんなwwwww ブンヤより愛をこめて。

まぁー、メディアと官僚がタッグを組んだらほぼ無敵に近いわな

なんだかんだ言って、なかなか今回の総裁選も面白そうだな。
結果もさることながら、その内容でこれまでの裏が色々と推察できそうだw

今回の裏にあるのは、アメリカが対北融和した今なら、対北朝鮮への戦後賠償を支払うチャンスだから。 アメリカのテロ指定国規制解除と共に、日本の賠償が決まり、その巨額の復興資金の利権が発生する。 北朝鮮の国土に発電所をつくり、道をつくり、ダムと鉄道を作り、電力網を整備する。 それらの復興支援資金(&それを受注する企業からの巨額のキックバック)をめぐる争い。 小泉に森に野中に、朝日新聞NHKまでが福田待望論をぶち上げてる裏はそれ。 来年の今頃は、自民党の300人訪朝団が北朝鮮マツタケもらってるシーンが見れるぜw

野党の生き甲斐とは、毎日、総理をいじる事w
だから、
野党&マスコミ「はやくやめろ」
(これは楽しい仕事だわ wwwwww)
野党&マスコミ「無責任だ」
(必要悪にしたてあげて、いじりたおす毎日にしたかったのにープンプン)
野党&マスコミ「理解しがたい」

お前らがストレスあたえまくってっからだろwwwwwwwwwバカじゃね?wwwwwwwww


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 一人称、というのは自分である。言うまでもない。自分自身のことをことばにする時にまず置くのが一人称。今のマスコミの多くがどのような仕事をしているのか、どれだけ世間の普通の仕事や商売に比べてゆるく横着な日々を送っているのか、容易に普通に見通せてしまえるようになってしまった結果、それでもいけしゃあしゃあと「庶民」「大衆」を標榜する彼らの一人称に対して、情け容赦ない疑問が投げかけられるのもまた理の当然。各テレビ局看板の夜のニュース番組などは絶好の標的。日々是炎上、サンドバッグが常態。とりわけ、一番人気の敵役、TBSは筑紫哲也が病気休場中の場所は、目下ひとり横綱、古館伊知郎がもっぱら被害担当艦。テレビ朝日ニュースステーション、まさにKY。

上から目線で庶民庶民って こいつら馬鹿か。古館の生爪全部ペンチで剥がして指の骨を一本一本トンカチで潰したい。

古館は年収まじで5億以上だよ。 タレント事務所の社長もやってる。そして「われわれ庶民は怒り心頭ですよね」とかいってる。

年収5億ww  
サラリーマンが一生働いても稼げない金を、ニュース見て適当に相槌、適当なコメントしてるだけでもらえるのかよ。

そういえば、古館よく「「われわれ庶民」って言葉を頻繁に使うよなw
年収5億のくせに「われわれ庶民」なんか言って、自分で罪の意識を感じないのかな。

 テレビだけではない。新聞、総合雑誌、週刊誌……それらの場所にのうのうとねそべっているメディア貴族の自意識そのものが、すでにそのように恥さらしなものとして世間に見つめられている。負け組の妬みや僻み、貧乏人の嫉妬だ、と切り捨てるも、またよし。だが、切り捨てられても、その形にならない気分は何か出口を求めて彷徨し、あらぬ姿として突然、眼前に現われるかも知れない。



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 稀代の書生宰相かも、と前回、安倍首相を評した。最後までこの人、書生の言葉遣いのまま全うした。テロ特措法成立の是非一点を言挙げして辞任、格差も年金も、個別具体な普通の人々の暮らしについてはついに言及しなかった。

 とは言え、天下国家しか論じない、という古典的な政治家像、というのでもない。天下国家といった気宇壮大なものでもなく、ただ淡々と眺める風景としての「くに」、そして「まつりごと」か。

 もちろん、健康を害していたというのも本当だろう。ハイビジョンでなくても、昨今のテレビ画面は驚くほど肌の色つやからその背後にある何ものか、も含めてそれを見るこちら側の意識に映し出す。それは機械の性能が上がっただけでなく、こちら側の察知する能力も精度も高まったからでもある、どういうわけだか。

 身体が弱るというのは、眼前の現実と向かい合う根拠が希薄になることでもある。「メシを食わないやつは仕事はできん」という、昔ながらのオヤジぶりの大食漢肯定も、未だにある一定のリアリズムが含まれている。胃腸をこわしておかゆと点滴、じゃもつわけがない。ウソでも一国の宰相、天下を動かす責任のある人間としては、

日本国民にとっては「あまりに高くつく、詰まらないショー」 。
この時期に国会空転って時点で信じられん。

悲しいかな、志あるものに力なし。
金がないものにクリーンさなしだ。

 昔からそんなもんだよ、と、わけしり顔に年寄りが言う。そうかも知れない。だが、しかしその「そんなもん」を自分の身体ごと感じてしまったこと、それはいつの時代はその彼や彼女にとっては初体験だ。そして世論と言い、国民意識と呼ぶ得体の知れない代物にもまた、いつもそのような初体験におののいて見せる程度に「永遠の青年」という部分が常にある。名無しの純情、危機に際してふと、垣間見えることも。

最近、血生臭いなあ…
政治も社会も、住環境も…
美しいどころか、すっかり汚い国になってるよ…

戦後の膿だと思われ。
腐り続けて60年ですよ。

日本はもうすでに滅び始めてるよ。
姿こそまだあれど、中身は足元から崩れてほぼ壊滅している。
それが目に見えて現れ出すのはあと三年だな。
その時には既に手遅れで全てが終わっている。
もうその片鱗がある。地滑りの前に石ころがパラパラと落ちる感じだ。
そのうち一気に崩れる。


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 麻生太郎幹事長、総裁選に立候補。安倍辞任はクーデター、その首謀者は麻生、というキャンペーンを張られ、もちろん勧進元気分のマスコミはここぞとばかりに囃し立てて、いきなり大逆風だったが、選挙戦突入後わずか数日の間にメディアと政局をめぐる状況は猫の目のごとく二転三転、党内派閥領袖の大方の圧倒的な支持を得て、「安定感」とやらで白塗りの二枚目、だったはずの福田康夫官房長官が今度は一気に悪役に転落、麻生人気がにわかにうなぎのぼりに。そんなのはネットだけのこと、支持しているのはアニメおたくのネットウヨクだけ、と言いつのるも、渋谷秋葉原を皮切りの街頭演説、全国遊説の過程でも数千人から万を超える聴衆を集めてしまうまでに。

マスコミの
麻生=漫画好き=オタクに人気=支持しているのは変わり者
みたいな頭の悪い情報操作はどうにかならんのか

福田は控え目な発言をすることによって 安倍・麻生との違いを強調しているようだが、 それがかえってあざとく見えるのは俺だけ?
飲み会で「えーわかんなーい」「お酒弱いから飲めないのー」っていうしたたかな女と同じ路線にしかみえんわ。

昔、麻生が外国特派員協会に呼ばれた時、中国だか朝鮮だかを侵略したと批判的に聞かれて、アメリカが独立した時の戦争をアメリカは独立戦争、イギリスは反乱だったっけ? みたいな名前で言う、同じ民族でも立場が違えばそれだけものの見方というものは違う、 みたいなことを英語で言っていた。この人はちゃんとした歴史観を持っている、とその時感じたよ。

思った以上に麻生はウケてるな。
総裁選に出るまではそこまでTV露出は高くなかったし、それなりに失言イメージもあったし、キャラクター的に好き嫌いあるし……
今でもマスコミの力は強いが、昔ほど思い通りにはいかないみたいだねぇ、やはり。

つーか、マスコミは、
世論調査のサンプルの偏り
・誘導につながるような質問の仕方
を改める気はないのかねぇ

飯島は信念に従い小泉から去った。
片山は利得を望んで福田に走った。
麻生は安倍を見舞いつつ、孤軍で戦い続けた
古賀は策を弄し、恥じを忘れた議員団を掌握した。
新しき秩序生むに痛みは必定。しかし福田に徳なし。

福田はやっと昨日HPを更新した
昨日までは
国政報告「工事中」
オピニオン「なし」
総裁候補としてありえん!

参議院選挙はボロ負けだったからね。
今度「民意」を読み違えると、次は政権から転落する恐怖があるんだろうね。
選挙の顔には麻生だし、若い人に支持されるってのは都市政党になった自民党にとってはものすごい力だよ。

 単に党内の選挙、公職選挙法に縛られない分、世間も純粋見世物として見物できる。ああ、思い出した。小泉劇場の幕開けもあの総裁選からだった。圧倒的有利と言われた橋本龍太郎を、地方県連での雪崩現象をきっかけに一気に逆転、勝ち馬に乗る中央の代議士たちの性癖がドミノ倒しとなってあれよあれよという間に政権をにぎった小泉の、あの破竹の勢いが数年の時を経て再来するかも、と、少なくとも福田をかついだ自民党の派閥領袖とその陣笠たちは、今また悪夢の兆しにおびえ始めているはず。

いま街頭の演説で繰り広げられた光景は、次の選挙で全国各地で繰り広げられるんだよ。つまり次の選挙をどの顔で戦うか占う意味でも、特に地方の自民党支部はこの演説の場に人を送って必死でリサーチしてる。

派閥政治の納得と、国民の納得は違うからな。
小選挙区制の衆議院選挙は、もう勝てないよ、というのが小泉の示したはずのこと。
自民は民主に負けるよ。

 結果はまたも本号責了後に。ゆえにここでも神のみぞ知る、だが、大統領選のような国民注視の中で、単なる民間の一党の選挙が国政に直結する動きになり得る環境というやつを、もうわれらは手にしてしまっているらしい。自民党総裁選、新たな首班指名の後には懸案のテロ特措法問題が。じきにまた解散、衆院選になりそうな雲行きも。わずか数ヶ月の間に見世物としての選挙の予期せぬ大盤振る舞いの中で、「愚民」たちもまた、それなりに見るべきものを見、知るべきことを知るようになっている……かも知れない。

クーデタ−は飽きたので、そろそろ、武装蜂起とか一揆の話を聞きたいところだね。

そろそろ、革命やっても、いいと思う。
修正するにも大規模に変えなければならないならば、白紙にしたほうがいい。

別に庶民の気持ちがわからなくても良い。
庶民の生活を守ってくれる政治家ならどんな出身でもかまわん。