ゴーマニスト、また人となり給う

 何ひとつ変わらない、変わる意志さえどこにあるのか全く見えない。脊椎動物とは思えない。くらげなす漂えるがごときこの頼りなさは今に始まったことでもないが、それにしてもまた一段と事態は深まるばかり。

 我が国最大野党の代表選挙のから騒ぎは、政治不信だの大衆的アパシーだのといった古典的な語彙すらはるか山の彼方に放逐してしまう破壊力だった。倫理的にも政治的にもどう見ても引き際を誤ったとしか見えない小沢一郎の遅ればせながらの代表辞任、そして例の西松建設からの政治献金疑惑が表舞台に浮上してくるにつれて隠しようのないくらいに露わになってきた、鳩山由紀夫のある“本質”、それらの過程が進行していった後で行われた岡田克也との代表選挙一騎打ちで、小沢院政丸出しの鳩山勝利、という結果に、もうひとつ追い討ちをかけるように、ついこの間辞めたばかりの小沢への代表代行就任要請、と、嗚呼、何から何まで素晴らし過ぎるこの政治劇。ロハで電網桟敷でリアムタイムに拝観できる、この平成の御代のありがたさよ。

前に誰かが上手いカキコしてたな。民主党の党首ってのは、洗濯かごの中から汚れた洗濯物を引っ張りだして、これはまだ着れる、これはもう無理とやってるみたいなもんだって。

小沢=田中角栄ゆずりの自民党選挙マシン。昭和の遺物。

鳩山=庶民のくらしがわからないおぼっちゃま。愛の戦士www

岡田=顔みてるだけで不景気になる貧乏神。イオンの利益代表。

前田=アメリカの売国奴人形。隠れ自民予備軍代表。

もう民主党は死んだも同然www

 苫小牧にある鳩山由紀夫の選挙事務所のたたずまいを見よ。白地に大きく深紅のハートがあしらわれた、あたりを圧する異様な外装の建物。田舎の洋菓子屋かファンシーグッズのショップならいざ知らず、万年泡沫候補ならともかく、全国区の政党幹部の地元本拠としてははなはだ珍妙かつアート全開な代物。津軽の怪人、あちこちの選挙に顔を出し、それでも前回の夕張市長選挙で大接戦まで演じるようになったあの羽柴誠三秀吉の居城と並べても遜色なし。前々から眼つきがあやしい、いや、挙動も言動もそう言えば……というのは薄々感じとられていたはずだが、野党第一党、それも政権交代を真顔で狙うような位置の代表ということになれば、否応なしにメディアの注目を浴びざるを得ず、ということは、今のこの環境ではwebも含めた電網世間の容赦ない批評眼にさらされ続けるわけで、ならば当然、これまで表に出なかったあれやこれやも流出、それやこれやひっくるめてどのように制御してゆくか、もまさしく「政治」、まごうかたなき「選良」の器量。はてさて、如何なる活劇が次に控えているのか。無責任に刮目して待つはわれら名無したち。この境地を称して“ワクテカ”と呼ぶ。

+   +

  ∧_∧  +

 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ

 (0゚∪ ∪ +

 と__)__) +

5月8日 (金) テレビ東京 1:00~1:30 美女放談 鳩山幸 鈴木愛理

嫁ぽっぽ番組終了。

・嫁ぽっぽの夢はハリウッド進出

・構想7年のオリジナル脚本が去年の8月に完成

・由紀夫さんが仕事を終えてから毎晩英訳台本を書き進めてる

・公開したらオスカー賞は確実

・中身を番組で話したら絶対パクられちゃうから言わない

・見たら最後、人の価値観を根本的に変えちゃう素晴らしい作品

・主演はトムクルーズ

・なんでトムクルーズかって言うと、トムクルーズの前世が日本人なのを私は知ってるから

トムクルーズに会ったら久しぶりって日本語で言う予定

・由紀夫さんの英訳が終わったらハリウッドに持ち込む

以上、TV放送された兄ぽっぽ嫁の妄言集。 まかり間違うと、こんなのが首相夫人に。

日本、終わった……。

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 貧すれば鈍する。なるほど、昔の人はよく言ったもの。どんなに大言壮語、天下国家を見据えた熱情溢るる論陣を張り、国事に奔走、あるいは世のため人のためと日々忙しく走り回っていても、しょせんは生身、日々食べてゆけてこその所業。政治家であれ巷の侠客であれ、はたまた清貧がモットーの宗教家であれ、その一線は誰しも守らざるを得ないこの世の掟。詮方なし、それくらいに人の世は平等、かくて口に糊する術、金儲けに貴賤なし。

小林よしのりの代表作「おぼっちゃまくん」をモチーフにしたパチンコ台「ぱちんこ おぼっちゃまくん」が京楽産業からリリースされる。5月18日から全国のホールにて順次稼働予定。

「ぱちんこ おぼっちゃまくん」では、御坊茶魔をはじめとする作中の人気キャラが、「恋愛」「時代劇」「ヒーロー」の3種類のステージで大活躍。画面には意外なサブキャラも登場し、

運が良ければキャラ化された小林よしのりが登場することも。 プレイ中に目を凝らして探してみるのも一興だ。また液晶上部から茶魔の顔が出現したり、液晶を手でタッチすると発生するアクションもあり、それらに連動して「ともだちんこフラッシュ」が発生すると、大当たりにつながる可能性が大。 全国のパチンコファンは茶魔とともだちんこして、銀色に光るいたらきもちをゲットしよう。某韓国ドラマをパロディしたステージではハングル文字も表示される。

(C)小林よしのり小学館

http://natalie.mu/media/comic/0904/extra/news_large_y_rs_hang_01_touch.jpg

お坊ちゃまくん PV

http://www.youtube.com/watch?v=wfJCZC5TxyU

 人気マンガやドラマ、アニメなど、何でもパチンコ台の意匠に取り込まれる昨今、そんな流れのひとつでしかない。確かに然り、ビジネスなのだ。だがしかし、と電網世間はまた、同時に思う。世間が世間であるがゆえに。生きることの困難を当たり前に知るがゆえに。

ともだパちんこになってしもうたorz

送金かましてよかですか?

魂を売ってこのヒドい出来・・・・・

手塚治虫藤子不二雄F、長谷川町子鳥山明横山光輝……これらの方々と同レベルなくらい、博打には肩を貸さないと思ってたのに・・・。

ゴー宣のような漫画を描いてるし金にも困ってないんだから、何十億金を積まれようと首を縦に振らないイメージがあったのに・・・

車はベンツだわ人件費は年間3千万だわじゃあ、売れなくなったいま、切羽詰ったんだろうね。 浪費のしすぎだろ。いんちき野郎断筆しろ。

この人も一時儲かってた時に結構豪勢にやってたからね。 金が大量に入ってきた時に調子に乗って使ってると収入が減った時に大変なんだよ、この手の職業って。 小室哲哉と同じパターンだよ。まああっちは売り払うもんがなくなってサギに走ったがw  そろそろ現実を見据えて謙虚に生きないと売り払うもんもなくなってくると思うよ。 実際パチンコに魂売ってる時点でなんだかんだで信者も減ってきてるんだろうな・・・・

 無理無体を百も承知で、敢えて想像してみる。西田幾太郎が、丸山真男が、吉本隆明が、江藤淳が、福田恒存が、パチンコ台に意匠として乱舞するような状況が、かつてあったとしたら……あり得ない。もちろんそうだ。作者自身でなくても、その作品がそのような「商品」として使い回されることなど考えられなかった、以前ならば。CR善の研究、CR三太郎の日記、CR闘う家長、CR共同幻想論、CR国民文学論……空想としては愉快だが、しかし今やそのような架空の設定がさっさと現実化してしまうのがこの平成の大和島根。もとより、善し悪しは思案の外。ゴーマニスト小林よしのりがパチンコ台に魂を売った――おおむねいまの40歳から下の世代にとっては、今なおかなりの衝撃を与え得るできごとではあるらしい。ましてや、当の本人自らがこのような“燃料”をさっそく投下するとなると。

枠外でのコメントです。

パチンコの件でわしが北朝鮮に魂を売ったとネットで騒いでいて、編集部にまで電話がある。おぼっちゃまくんのメーカー「京楽」は日本の企業であって、朝鮮系ではない。

そもそも北朝鮮への送金は政府が規制か禁止すればいいだけ。

パチンコやタバコを悪とする純粋主義は許しがたい!

ソースかましてよかですか:サピオ最新号のゴーマニズム宣言

http://uproda.2ch-library.com/128973hPc/lib128973.jpg

 雉も鳴かずば打たれまい。本音と建前、公式見解とオフレコの発言、そんな双方があって現実は何とかまわっている、その程度のことは電網世間の住人たちとて言わずもがな、了解している。ネットと現実、というのは断じて対立項ではない。しかしだからこそ、その双方をどれだけ自前で制御しようとしているか、その手さばきをこそ静かに見つめてゆく性癖が、とりわけ電網世間には。雉も鳴かずば打たれまい。

うわあ……言い訳として一番悪いやり方を選択しちまったなぁ。。。>よしりん

日本人の誇りや精神論、モラルをあれだけ重視しておきながら、「法に反して無いからいいだろ!文句あるか!」ってのは、ダブスタもいいところだろ。

素直に「売上げが落ちてきて会社が火の車だからだよ!俺とスタッフの生活守って何が悪い!競争社会じゃ!」とでもゴーマンかまして(笑)おけばまだいいものを…。言論人ぶってカッコつけるからこういう羽目になるんだよ。

マンガ家も商売なんだからキャラ売って金儲けするのを頭ごなしに否定する気はないけど。

この人はマンガ家からは足を洗ってイラスト付きの思想を売ってる人だろ。 手詰まりにならないか?思想家は矛盾に説明付けられないと客が一気に逃げるよ。

完全にネットなんて無視するか、お茶を濁すかしないと駄目だろ~ 。開き直ったら 燃料にしかなりませんよw

大口たたいた結果がこれじゃー、ピースボートと、どー違うのよー?

これがよく言われている愛国無罪というやつですか?

 「たかが漫画家」ゆえの、無茶無謀とも見える身体を張った力戦敢闘が、予想を超えて広範な支持を獲得した。90年代から今世紀にかけて、小林よしのりが固有名詞としてわが国の思想状況に果たした役割というのは、そのような意味でも大きい。だが、その「たかが」を保証していた落差が、ここ十年あまり、電網環境の普及に代表されるメディアの変貌と共にみるみるうちになくなってゆき、何より本人自らその落差を乗り越えて言論や思想の領域に好んで足を踏み入れていった以上、かつて切り札になり得ていたその「漫画家」というカードの効きはすでに限りなくゼロに近い。思いがけず思想を語ってみせる漫画家から、漫画も器用に描ける言論渡世人に。どんなに精進し、磨き抜いた表芸でも、瞬時に余技、隠し芸と等価になってしまうこの時代、この環境では、かつてあれほど輝いていた「ゴーマニスト」の冠もまた、この静かな陳腐化の浸食過程から逃れられないのは必定。

そもそもみんな最初よしのりの漫画は面白かったと思っただろ?

たかが漫画家がオウムに命を狙われたり、

たかが漫画家が薬害エイズ問題に挑戦したり、

たかが漫画家が教科書問題に真っ向から挑んだり、

そりゃあもう一般読者から見たら面白かったはずだ。

・・・・でも今はどうなんだろう、って思っちゃうよ。落ちぶれたよしのりなんか見ても面白くないと思うけどな。

ネットの発達以前は社会のなんらかの問題点を先行して取り上げたというか、巻き込まれたおもしろさがあったからな。オウムなんて「あ、小林の言ってる事は本当だったんだ!」っていうのが後からわかるわけだからさ。 今だと情報が早すぎて、次の雑誌が出る前にネットで散々いじられて次が出なくなる。しかも、小林の能力の限界から外に出なくなったし。 国家とか愛国心とかを語るむずかしさがわかってなかったんだろうねー。

 かくて、ゴーマニストもまた人となり給う。かつて力み返っていたゆえの失望も絶望もなければ、信じていた世界や価値が一変したがゆえの罵倒も軽侮も嘲笑も、まして自暴自棄もない。ただそういうもの、そういう世のありさまだから、と淡々と眺めて、日々の営みを誠実に行うのみ。これぞ草莽、無告の常民たちの悠久の真実、かけがえのないリアル。たとえて言えば、かつて坂口安吾が敗戦後の荒廃の中で背筋伸ばして刻んでみせた「堕落論」のような共感。

ネトウヨや若手保守気取りは声(文句)は出すけど金は出さないから、チャンネル桜も潰れちゃったし、『諸君!』だって消えてしまった。まして小林はスタッフ4、5人と嫁を食わせてる身分。言論しながら食ってくには渡りに船だったってこと。

薬害問題やオウム教団、サヨク人士に漫画家の身で切り込んでいったときはあっけにとられ、なおかつその行動力はたいしたものだと思った。ああいう右からの視点の大衆的言説と行動があの当時、なかったからね。同和テーマなんかでは勘違いもあったけど、まあ許容範囲だった。 ところが産経を罵倒し、ブッシュ憎さでフセインを擁護し、ついに右も左もぶっ飛ばせ状態になってしまい、 完全にいまは自らの座標軸を喪失した状態。時評もまったく面白くない。もうギャグマンガも売れないみたいだし、わしズムも廃刊したし、 最後にパチンコ機で金つかんで去ることぐらい許すよ。

どうせなら『CRゴーマニズム宣言』出せば良かったのにな。 パチンコ屋に響く「強制連行はなかった!!」「拉致被害者を返せ!!」の声・・・

田母神幕僚長、よしりん連合と、浜田防衛相、ミズボ党首連合との攻防をテーマにしたパチンコ機も面白そうだなww

リーチがかかって田母神が「日本はいいなあー」と喋ると、浜田が数字を狂わせる。怒ったよしりん、田母神が「核武装だあっ」と叫ぶと、 ミズボの狂い踊りも排除されて大当たりとか。

 ただし、60年前の気分と多少でも異なる部分があるとすれば、その共感にもかるい“赦し”の音程が微妙に混じっていたりすることかも。パチンコに売り渡した魂を、ならばこの先、どのようにその“赦し”の位相に向けて解き放ってゆくか。それもまた、おそらくは彼の口癖である「プロ」の、その道の玄人の自負の重くのしかかってくる地点。生きゆかねばならぬ以上、捲土重来、陽はまた昇ることを、これまでとは違う価値を自らつむぎ出してゆかねばならぬことを、身をもって示すしかない。だとすれば、電網世間を、この茫漠とした名無しの群れに宿る頼りなげな品格を、信じてみるのもまた一興。改めて、電網信ずべし信ずべからず。

ウェブはバカと暇人のものという言い方は正しくない。 ウェブは、リアルでは忙しくちゃんと働いている奴が、 暇つぶしにバカなことを書き込みにくるところだ。 だから、バカなことが書かれてあるとしても、その背後に、かなりまっとうな社会人が存在していると考える必要がある。 ネットをなめて痛い目にあう場合っていうのは、そこを軽視している。

バカが拡声器手に入れたようなものだからな。社会でそぎ落とされる存在も遠慮なく声を上げられる。現実世界よりバカが多い気がするのはそのせいだな。

バカと言うより、単発の場合は普通の人の悪意ってこういうものなんだろうと思うけどな。

粘着コピペや荒らしだって、団地や集合住宅でも紙一重の奴らは居るし、名前と顔がバレなきゃあの程度まで増長するのが人間なんだなあと思うだけだわ。

パソコン通信時代から、他人を「死ね」「ゴミ」「クズ」と罵倒しまくる人 は居たしな……。その前の、ネットが大学にだけ開放されていた時代でも、永遠と終わらない喧嘩なんてザラだったし。

テレビってのは、「見てる暇人のバカ面」は見えないもんなんだよ。

ところが、ネットは「見てる暇人のバカ面」が見えるんだ。

それだけ。

俺の知り合いなんか2ちゃんやって鬱病完治したよwこれマジな話w  趣味系の掲示板で気の合う人が出来て今でも会ったりしてるよ。

そうだよな、顔文字否定派のおやじ達も、どうしょうもなく「殺伐」とした経験を重ねれば、

「顔文字」の救いと、普及した必然性に気付くだろうに。。。

どんな世界にも馬鹿や暇人がおり、そうではない人間もいる。

書店で少年漫画しか読まない人間もいれば、専門書を漁る人間もいる。

2chでも、ネトウヨや無恥(無知)蒙昧な輩による陰湿な書き込みもあれば、それに辟易する人間もいる。 ただそれだけに過ぎない。