戦争はどうしていけないの？ という質問でしたね。誰がそんなこと言ってるんでしょうか。戦争、やっていけないものなんかじゃないですよ。やりたければやったらいい。なにがなんでも戦争をやってはいけない、なんてことは全然ない。
日本人は戦争やっちゃいけないことになってるんだよ、それは今の憲法で決まっていて、世界中に広く約束したことなんだよ、だから「戦争はいけない」、と言う人がいる。学校の先生とか、そういう「マジメなオトナ」はそういうことを言う人が多いはずです。人間誰もが守らなければいけない約束ごと、たとえば「人を殺してはいけない」というのと同じように「戦争はいけない」、とそういう人は言います。
でも、それはちょっと違う。そんなものただの約束ごと。やらなければやらないに越したことはないけど、どんなに気をつけていても人殺しは出るし、弱い者いじめをする奴は出る。それがあたしたち人間であり、世の中です。
人間は戦争だってしてしまうものだ、ということをよくわかった上で、初めて「戦争はいけない」という約束ごとも大事なものになる。いやなやつは全部消えてしまえばいい、と思う、そんな自分もいるでしょう？ そのことをいつも忘れないで下さい。そうすれば、「戦争はいけない」ということの本当の意味も、そのうちきっとわかってくるはずです。
*1:どこから求められたコメントだったのか、きれいに忘れとる……多謝。
