亀田「八百長」と無名の正義

たかが殴り合いである。見世物である。しょせんは興行、その筋の玄人が関与して仕切ることで、ようやく普通の人が安心して楽しめるものに仕立てられる。タカマチの大道芸から相撲、野球、競輪競馬に歌謡ショー、何であれおよそ技芸、芸能の領域にあるものはおおむねそういうもの、だった。そのはずだった。

総領亀田興毅以下、男手ひとつで育てられたというふれこみの仲の良さげな三兄弟。当初、当測候所の所員のひとりなどは、『ひみつのアッコちゃん』の脇役よっちゃん家の三つ子を思い出したそうな。拳闘の世界では赤井や辰吉、先例もある大阪の下町は庶民系出自のやんちゃなファイターキャラかと眺めていたが、どうも様子がおかしい。先棒かつぐテレビ局、提灯つけるスポンサー、けれん味全開で煽り倒してのマッチメイクも徐々に素人目にも首をひねるものが目に立ち始め、果てはかつての女子プロレスばりにマイク握ってカラオケ熱唱、しかも選曲がT-BOLAN。あげくの果ては、環境省の広告塔にまで。それでも気がつけば世界戦、いよいよベルトに手が届くというので仕掛けは最高潮。とりあえずメディアのまわりだけは。

だが、衆人環視は何も街頭の雑踏だけのことではない。メディアを介したこちら側、テレビ桟敷という古い言葉よりもなお、今は電網特等席の浸透が無視できない。フルラウンドの判定での勝利にも、誰もがうすうす感じていた違和感があっという間に共有され、公然と指摘もされるように。「それって、八百長じゃないの?」

昨日会場で観て来ました。判定直後は泣いて喜ぶ女性ファンと、純粋にボクシングを楽しみに来ていたファンのどよめきが入り混じっていました

ターザン山本(元週刊プロレス編集長)のコメントより

http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/d/2006/20060803110410.htm

これはもう絶対に亀田選手は負けていた。どうみても3ポイント差でランダエタの勝ちだ。

1ラウンド、ダウンを奪われた亀田選手。そして終盤の11ラウンドと12ラウンドは完全にランダエタが優勢。 いやあ、こんなわかりきったことをひっくり返して、亀田選手を勝たせてしまうボクシングの世界って、一体なんなんだよと思ってしまった。 どうみてもおかしい。おかしいなんてものではない。 横浜アリーナに試合を見に行った1万5000人の観客が証人だ。 いや、テレビで試合を見た視聴者もそう思ったはず。 まったくムチャクチャな世界だ! (…) はっきり言ってボクはボクシングに対しては素人だ。専門家ではない。 しかしそれでも素人は素人なりに試合は、どっちが勝ったぐらいはすぐにわかる。 問題はこの件に対してマスコミ(ジャーナリズム)が、はっきりと事実を書くかだ。 報道する側の姿勢が問われてくる。

亀田三兄弟\史上最弱亀田興毅 マッチメークは史上最強(まとめサイト

http://plaza.rakuten.co.jp/maou2006/

買収されたのか、ヤクザに脅されたのか、急に目が悪くなったのかは知りませんが、韓国人のジャッジ「金光洙」がこんなフラフラ状態の亀田を12ラウンドで「優勢(亀田10-9ランダエタ)」という不可解なジャッジをしたたため、亀田勝利の判定結果になったのです。もし金光洙が他の二人と同じ「ランダエタ優勢(亀田9-10ランダエタ)」とジャッジをすれば、判定は「114-114」で引き分けで、ダニエル・タロンが亀田(このフランス人のジャッジも異常)、パディーシャがランダエタなので引き分けになります。金光洙の最終ラウンドの異常なジャッジは明らかに亀田を勝たせるためのものです。これは、「疑惑」のレベルではなく、「明らかな不正」です。最終ラウンドのポイントを再採点し直すだけで、亀田のベルトは剥奪できます。

思えば協栄ジムは先代金平会長の頃、対戦相手に薬物注射を施したオレンジを贈呈、暴露された過去がある。玄人筋とのつきあいもあれこれと。ボクシングとはそういうもの。矢吹丈の英雄譚に胸熱くした四十年前から、原田に輪島に具志堅と、その時々にチャンピオンは生まれ、大衆社会の嗜好に応える格闘技系プロスポーツの一角を占めてはきた。しかし、どんなに華やかに報じられても、ハングリースポーツのいかがわしさ、あやしさは絶対に抜けない。抜けるわけもない。後楽園ホールの汗くさい暗がりで出番を待つ四回戦ボーイの青ざめた顔、アジアや中南米から連れてこられる対戦相手の枯れた身体、みんな「貧しさ」と骨がらみな裏稼業のあやしさと交錯して初めて輝くものだったし、だからこそ、見ているこちら側もまた何かを感じ、魅せられるものでもあった。父がいくら抗弁しても、テレビ局以下マスコミや代理店がどうとりつくろっても、ほころびはごまかせない。無名の観客の正義。天井桟敷の誠実。それらを測れなくなった玄人はただの能なし。石もて追われるのは選手ではない。彼らいまどきの玄人だ。

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/box/news/20060805-OHT1T00028.htm

 「世界王者になったんやで。『ようやった』の一言ぐらい言うてもええんちゃうの。 それを揚げ足を取るような大人がおるから今の子供たちはひねてまうねん。特にボクシング関係者が公平なジャッジになんやかんや言うのは理解できへん。自分がボクシングで築いた歴史にツバするようなもんやないか」

【翻訳】 今までも八百長だっただろ。いまさら言うなよ。

今回のはむしろ、「ショー」として最悪だったんだよな。 ヤオでも亀がKO勝ちするなり、なりゆきで仕方なく判定負けしとけばまだ亀フィーバーが続いてた可能性が高そう。

亀はパチ物やという事がバレてしまいましたな。 拳闘の判らないドアホが持ち上げてましたけど、見る者が見たら 今の処、未だパチ物やというのはすぐに分かったやろにね。 わいが思うに、かなりの素質はあると思ってました。 グリーンツダで見た時も子供の癖にヤケに速い子やとたまげました。 だから、本物に育ててやったらええのに勿体無いなと思いました。

翌朝から、対戦相手ランダエタの母国ベネズエラの大使館に、謝罪の電話やメールが集まり始めた。ただ、送付先アドレスの誘導を間違ったのか、ベネズエラにある日本大使館の方にもさらに大量に。無名の正義は、時にそそっかしくもある。

【ボクシング】「申し訳ない」、「国として抗議した方がいい」ベネズエラ大使館に謝罪殺到

2日の世界戦でのランダエタの判定負けを受け、ベネズエラ大使館(東京・港区)に3日朝から日本人からの電話やFAXによる“おわび”が殺到した。 午後5時の終業までに100件以上があり、 内容は同国出身のランダエタへの激励や勇姿をたたえる言葉だけでなく、 「日本人としてこういうようなことになり申し訳ない」という謝罪や、 「国として抗議した方がいい」と勧める声もあったという。 対応に追われた大使館職員は「前代未聞のことです」と驚いていた。

http://www.daily.co.jp/ring/2006/08/04/0000083288.shtml

判定で敗れたランダエタの母国ベネズエラの首都カラカスにある日本大使館には3日朝(日本時間同日夜)までに、日本人から1000通もの“おわび”電子メールが送られたことが分かった。大使館の広報文化担当者によると、「100%」がランダエタを称賛し、判定を謝罪する内容のものだったという。

なんだか、大津事件を思い出した。あの時もロシアの皇太子を負傷させたことで日本中が「お詫びブーム」みたいになり、関係ないのに謝罪のために割腹した人まで出たという。

明日、あさっての朝日社説か天声人語(予想)

●日本人はベネズエラに謝罪できて、なぜ中国には謝罪できないのか。

●日本人よ。次の謝罪先は中国だ。

数日後、ベネズエラ大使館のHPに、ランダエタからの返信が公開された。おそらくは外交官の手でスペイン語から翻訳されたそれは、なつかしいくらい格調高いものだった。まるで、昔の日本人のような。

日本のボクシング・ファンの皆様へ

 8月6日(日)にベネズエラに帰ってきました。今はとても元気にしています。8月2日のWBAライトフライ級王座決定戦では、日本のボクシング・ファンの皆様から沢山の御声援を頂き本当に有り難うございました。ベネズエラに戻って、まず驚いたことは、私に対する激励のメールが、日本の皆様から日本大使館宛に2500通以上届いているということでした。

これには本当にビックリすると共に大きな感動を頂きました。今回の試合では日本の皆様が様々な感情を持っておられることを知りました。私は日本の皆様の公正と誠意を重んずる心を尊敬しております。決して、恥ずかしいなどとは思わないで下さい。私自身はそんなことは一つも思っていません。

私は今まで日本で二度王座決定戦に臨み、何れも残念な結果に終わりましたが、これからもボクシングを続けていきます。そして、もし、再度日本に行くチャンスがあれば、今度は日本の皆様の誠意にその試合を捧げたいと思います。

         「サムライの国」日本のボクシング・ファンの皆様に感謝の気持ちをを込めて-

(注.皆様から当館宛に送付頂きましたランダエタ選手への激励のメールにつきましては、同選手に全て届けると共に、併せて、その一部をスペイン語に翻訳して届けました(全ては翻訳出来ませんでしたので御了承下さい)。

当初、テレビ局関係者は、「亀田一家で十年食える」とうそぶいていたという。なるほど、無名の頃から眼をつけて密着取材、スポンサーにも渡りをつけて東京にも連れてきた。多少あこぎなのも承知の上、とにかく煽って大きく太らせておいて、さあ、これからいよいよ収穫、という時にヘタを打った。直前、同じく玄人がらみの興行もののK-1から、なぜか一気に手を引いたテレビ局もあったというのに、この判断ミス。毒食えば皿まで、と覚悟の突撃だったのか、それとも本当に世間をなめきっていただけのことか。玄人の熟練の荒廃。「豊かさ」の中ですさんでいるのは、何も「ものづくり」だけでもない。

ボクシングは興行だから、TBSとか金平とか”ヤ”とか魑魅魍魎の様な商売人が闊歩するのも仕方のない一面だけど、わしが言いたいのはボクシングに関わるのなら、もうちょっとボクシングを愛してくれやということです。 同じアホでも辰吉と亀の違いを見ると、関わって育てたのが同じ”ヤ”系でも サオコマの方が断然ボクシングを愛してるんと違うやろか。 辰だったら、あんな試合の翌日に大きな顔してテレビで大口叩くような恥ずかしい事出来ないでしょう。 その差は育てた親とジムにある気がします。叩かれ過ぎて、ますますアホになってしまった辰ですが、今になって彼奴の値打ちが分かりますな。




「国論を二分するわけにはいかない」と、ひとりよがりの見栄を切って戦線逃亡した総裁候補。アジアとの関係修復を、と繰り言並べ続けながら、結局はゴロンと腹を見せた「抵抗勢力」。これまでの媚中、媚韓の所作が暴露され、自宅に火をつけられた元改革派の大将。夏の靖国参拝から九月、小泉以降の政局を賭けた自民党総裁選に向けて、わが国の選良たちはその周辺ともども、右往左往している。

 隣の国の大統領は、すでに発狂したとしか思えない。「歴史の精算」と称して「親日派」の魔女狩り、資産没収まで示唆し始めた。本気だろう。もう断じて関わりたくない。見たくない。

戦争なんて関係ない。経済も関係ない。

キチガイの隣に座らされたあげく、先生に「仲良くしてあげてね」って言われてる感覚。

しかも席替えがないからずっと・・・

ウチのじーさん(元陸軍)の評価

シナ人 => ずる賢い

朝鮮人 => 真正のバカ

満州人 => うまい饅頭を作る

露助 => 黒パンを作ったから偉大

60代の戦争体験って……

おやじ(街っこ)空襲警報がなると防空壕に入った 終戦時10歳

おふくろ(田舎のこ)飛行機が飛んでた 終戦時6歳

いったい何を語るほどの戦争体験があるのやら。

終戦時学校にも上がらない幼児だったやつが「自分は戦争を知ってる」と思い込んでるのが、戦後教育の致命的な欠陥だな。

靖国神社と聞けば脊髄反射で反応するのはあいかわらずでも、あそこにはA級戦犯の位牌が祀られている、いや遺骨だって、と、お隣さんは本気で思っている。そのことがもう、ネットを介して即座にこちらにわかってしまう現在。無学者は論に負けず。中華思想とは畢竟、ジャイアニズムのことか。米帝とシナ帝、究極の選択。検閲に怯えるシナのインテリより、青天井でもグアムの靴磨きがまし、と言ったのは、はて、誰だったか。

テレビが一方的な視点で朝鮮を過剰に擁護したりする以上ネットに反動が来るのは当たり前。 どんなに礼節を尽くしても向こうは日本を認めたりしない。それどころか、下手に出ればつけあがる。 日本はガキをあやし疲れてしまった。育児放棄

非常に端的な話、「反権威」は若者がかかる”はしか”みたいなもんだが、”体制”よりも”権威的”かつ、突っ込みどころ満載の左翼ってぇ存在があるから、「反権威」が「反左翼」になってるだけなんだよね。「最近の若者には反骨心が無い」とか老人はのたまってるが、そんな老人が反骨心の対象になってんだよ。

こんな心情の吐露には、「ネット右翼」という呼び名が。電網空間に飛び交うあんな意見やこんな主張が、ますます自分たちの思い通りにならなくなっている、その不満が昂じてのこと。単にマスコミ界隈の方言に過ぎないが、それにしても納得いかない。

曰く、「正しい歴史認識のない若者が右傾化している」、曰く、「このままでは日本はアジアから孤立するばかりだ」、曰く……けれども、パソコンが一部の道楽だった十年前ならいざ知らず、ブロードバンド環境が整備され、携帯電話とまで行かずとも、ネットをのぞくぐらいのことは今や小学生から八十代まで男女問わず容易に経験できる。そんな電網環境でなお、ネット=若者の図式でしか語れないジャーナリズムなど、とっとと犬に食われてしまうが吉。総務省よ、彼らのおちょぼ口で垂れ流す言論の自由など、試しにとっとと弾圧してみよう。果たして彼らのうちのどれくらいが本当にその自由に身体を張れるものか、電網空間に引きこもるしかない無責任な「ネット右翼」としては、さてさて、じっと眺めさせていただこう。

こいつら何で現実が見えないんだろ。

ネットでの右傾化的な傾向は明らかに中韓ナショナリズムの高まりに反応したものでしょ。

差別意識も含めて「中韓が先」なんだよ。またネットでは今までとは違う情報が手に入るようになった。簡単に言うと相手の目線がよくわかる。それを受けての「違和感」なんだがな。