福島瑞穂、について

1. 福島瑞穂氏が「慰安婦」に走った理由は、世代の問題なのでしょうか? また、仙谷由人氏、高木健一氏、そして福島瑞穂氏とそろって香ばしい人たちが東大法学部の出身です。それは東大法学部アカデミズムの問題なのでしょうか? 動機の部分についての意見を是非お教えください。

 そのお三方、世代がそれぞれ違いますが、「戦後」の「東大」それも「法学部」のありようと関連してるのは確かでしょうね。もともと国家官僚養成機関だったものが、「戦後」の過程で左翼思想のエリート官僚養成にもなっていったのは、共産党の幹部は東大卒だらけということなどからも明らかなわけで。

 だから、「動機」というなら、彼ら彼女らにしたら、そういう空間でマジメに善意に正しいことをやってきた「だけ」、てなところで、何のうしろめたさも罪悪感も、今もなお持ってないでしょうね。そのへん、戦前の陸士陸大出の高級参謀などとも地続き、近代ニッポン「エリート」のある煮詰められた部分として、同類でしょう。

2. なぜ当時、政府批判の一環として「慰安婦」を取り上げたのでしょうか?そもそも済州島の調査で被害者はいなかったはずで、すぐ露呈するウソをキャンペーン の軸にすえることは考えにくいのです。是非ご意見をお聞かせください。

 思想信条イデオロギーとして「運動」を有利に導くための方便、といった言われているような動機と共に、法学部出の弁護士としての職業意識も働いてたかと。依頼人の利益になるように理論構築してゆく発想&手癖が半ば自動的に発動された面はあるんだろうな、と。同時に、当時の日本国内の空気として、そういう「運動」に対するチェック≒ツッコミの視線が後のように育ってなかったというのもあって、そのへん「まあ、ヤバいかもだけど、あたしらがうまくやれば国内は説得&ごまかせるんでね?」という多寡のくくり方、なめ方も確実にあったでしょうね。

3. 福島氏はいわゆる「人権派」ですが、この慰安婦問題で旧日本兵のおじいちゃんたちは「性犯罪者」のレッテルを貼られて鬼籍に入りました。日本人慰安婦の 「人権」も含めて、彼らが「人権」を訴える権利や資格はあるのでしょうか?

 あるわきゃない、と思うのが素朴な人情でしょうが、でも大丈夫、彼らの「人権」ってのは、彼らの認めた「人」についてのみにあるものらしいですから無問題かと( ^ω^)日本人としての意識が、「グローバル」「国際人」的ものさしを介してどこかで裏返しになってて、よく言われる「自虐」的文化人自意識の典型ではありますが。

4. 「福島瑞穂評」を是非お聞かせください。(ちなみに小生は彼女の「自己決定」とかあの種の主張が宮台真司さんを思わせてどうも気持ちが悪かったりします。「フェミニズム」から「イズム」を引きと「ファシズム」だけが残るなんていう風にも思っていて、彼女はフェミニストではなくただの「ファシスト」なのかなぁ・・・なんていう風にも思っております)

 昭和30年生まれってことは、キャンディーズの蘭ちゃんなんかと同い年なわけで、団塊の世代ではすでにないけれども、その後の「おたく」第一世代にはまだ早いという、ざっくり言って団塊的空気やノリみたいなものを年下として濃縮されて受け取った難儀な世代の流れにあたりますね。より正確には、いわゆる高校生全共闘世代のシッポあたり。東京や大阪だともうすでに(゚Д゚)ハァ?になってた部分があるんでしょうが、やっこさんは宮崎のイナカの公立高校だった分、そのへんマジメに正しく受け止めインストールしちまったんでしょうね。

 でも、どこかすぐ後の偏差値世代的なヴァーチャルさ、身についてない「優等生」ぶりがよく見てると結構露骨ですよね。そのへん、年下の辻元清美なんかにむしろすごく近い。てか、うっかり東大入っちまった辻元なわけで、それがその後になるとさらに通俗化&劣化していって、菊川怜みたいなのからオウムの幹部連を経由して、今だとそれこそかのオボちゃんみたいになってくる。そういう意味じゃあれ、オボちゃんの先行形態と見ても間違いじゃないでしょうね。「戦争」がらみの「慰安婦」問題なんてものすごく大きな話になってるんで見誤りますけど、要はあれ、かつてのオボカタがうっかりやらかしちまったチョンボ、ってことなんじゃないですか、今となってみると。

 あと、再度ご参考までに( ^ω^)

永田町オンナ議員=プレデター、説 - king-biscuit works (id:king-biscuit / @kingbiscuitSIU)  

http://d.hatena.ne.jp/king-biscuit/20071015/p1

辻元清美的なるもの、の考察 - king-biscuit works (id:king-biscuit / @kingbiscuitSIU)

http://d.hatena.ne.jp/king-biscuit/20020417/p1