2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ニッポン野球復活のカギは?

劇的な逆転優勝という意外な結末とあいまって、当初の予想を裏切る盛り上がりを見せたWBC。やはりニッポン人は野球好きだ、これを機にまた野球人気の復活を、などと脳天気に浮かれている向きもあるようですが、ちょっと待った。ことはそんなに単純でもあ…

お役人バッシングの背景

改めて、公務員の削減が問題になっています。例によって国会で侃々諤々、形だけではない純減を、いや、それでは日々の仕事がまわらない、とまあ、利害の調整はいつも難事業です。 そもそも、いまや「役人」「公務員」というだけで、なるべく働かず給料だけふ…

ジャーナリズム宣言(笑)

*1 言葉は感情的で、残酷で、時に無力だ。 朝日新聞社長のご子息が大麻所持で逮捕だそうで。しかも、産経新聞とフジテレビの 抜け駆けスクープの形。いや、近年の逆風激しいところにさらにこの事態、気の毒を絵に描いたような、とはまさにこういうこと。銭湯…

君が代反対、の風景に

冠婚葬祭以下、儀式やしきたりというやつがどうにも苦手だった。卒業式だの葬式だのに引っ張り出されると、黙って「早くおわらねえかなあ」と思っていた。おまえ、嘘でも民俗学者なのにそんなんでいいのかよ、と、だいぶ前、悪友にからかわれたが、苦手なも…

脳内花盛り、の思想

*1 桜の季節である。今年は例年より開花が早いとか。「さくら」を歌った歌も最近、この季節になるといくつも出てきて、何やら風物詩になりつつある。 一方、年がら年中、花盛りの人たちもいる。アタマの中身が、だ。おのれひとりで花盛っているのは、まあ、…

セコハン、受難

かつてはセコハン、と言った。セカンドハンドの転訛だろう。ちゅうぶる、と蔑みもした。その頃は着物が主だったが、それら古着を扱う商売はケイズ買いと呼ばれた。偽系図をこさえて売りさばく商売が横行した、おそらくは幕末以来の呼び方。今やリサイクルシ…

ローゼンホーマ、福山へ

ローゼンホーマ、里帰りしました。今から二十年前、八六年にデビュー以来40戦連続連対、無敗で園田の楠賞や大井の全日本アラブ大賞典を制し、福山初の一億円馬となったアラブの英雄です。 当年とって二三歳、北海道からの長距離輸送は心配ではあったのです…

馬事通信 競馬虚空像

ニュースの風物詩

そろそろ出るんだろうな、と思ってたらやっぱり出た。まあ、季節の風物詩みたいなものだから目くじら立てても始まらないが、それにしても、である。 今年の新入社員は何型? という、アレである。ほんとにもう、くだらない。得意げに語るあのオヤジ、この上…

「東アジア共同体」のお花畑

桜の季節である。今年は例年より開花が早いとか。「さくら」を歌った歌も最近、この季節になるといくつも出てきて、何やら風物詩になりつつある。 一方、年がら年中、花盛りの人たちもいる。アタマの中身が、だ。おのれひとりで花盛っているのは、まあ、おめ…

『@ヒューマン』=ダメ番組確定

ついに民営化まで言われ始めて大揺れのNHK。四月からの番組改編でもいろいろジタバタしているのが健気やら痛々しいやら。で、地上波の総合テレビでのジタバタの代表格が、この『@ヒューマン』。番宣によれば、「注目の人物、インターネットなどで情報を…

 南関東“じゃんけん”事件?

中央と地方の垣根も高いけど、地方競馬同士の垣根の方がもっと問題だ――全国の地方競馬場を期間限定で騎乗してまわっている、「ピンクの勝負師」内田利雄騎手の言である。同じ地方競馬の騎手免許でありながら、おいそれと他場での騎乗や移籍はしにくいのが現…

競馬最強の法則 地獄の早耳

ミンス震撼、ナガタ系

野党第一党だそうである。なるほど、人数だけなら確かにそうなる。与党を監視し、権力が暴走しないように歯止めをかけるのが役割だとも。あのやくたいもない影の内閣もそのためだそうだ。いつでも政権交代できますよ、準備はできてますよ――ずっとそう言い続…

木村伊兵衛をめぐって、あれこれ

www.nicovideo.jp NHK教育で木村伊兵衛の特集番組。ETV特集の枠。*1川本三郎だのアラーキーだのを引っ張り出して、果ては表象文化論(笑)のガイジンまでフィーチュアで、NHKらしいっちゃらしいつくりだが、それはどうでもいい。 写真をネタにああ…

殿軍の器量とは

殿軍(しんがり)、というもの言いを思い出した。全軍雪崩を打って敗走中の民主党の国対委員長に、渡部恒三が登板したのを見てだ。 兵法では進むよりも退くのが一番難しい。だからそういう時に最後方、しんがりに最も百戦錬磨、武芸にも人格にも優れた将を頼…

西日本新聞 風車

野球も歴史コンテンツとして

www.youtube.com *1 オープン戦も始まり、開幕も近づいてきたが、昨今、プロ野球人気の凋落が著しい。この季節、メディアぐるみで懸命に煽っているWBCにしても、それほど関心を呼んでいない。 かつて、『野球小僧』という歌があった。戦後まもなくの、灰田…

生原稿がまだ売れる?

いまどき、生原稿がまだ売れるとは……そのことの方にまず驚いた。明治大正の文豪ならいざ知らず、現役の現代作家の生原稿、である。ワープロ執筆、ファイル入稿が当たり前になっている昨今、自筆の生原稿にもっともらしく値がつくなんて。ううむ、やはりブン…

産経新聞 断

永田町のデジタルディバイド

民主党、沈没寸前です。むりやりくっついてないでとっとと分裂しなさい、と本欄でご指南申し上げたのは去年の総選挙後。前原代表になって、外交政策などでは案外まともなことを言い始めたな、と思っていたら、今回の偽メール騒動で一気にボロが。いやもう、…

殿軍はつらいよ

殿軍(しんがり)、というもの言いを思い出した。全軍雪崩を打って敗走中の民主党の国対委員長に、渡部恒三が登板したのを見てだ。 兵法では進むよりも退くのが一番難しい。だからそういう時に最後方、しんがりに最も百戦錬磨、武芸にも人格にも優れた将を頼…

民主党というバカ

*1 ●しかし、民主党……どうよ(笑) ○どうよも何も……もともとバカだったんですから、それが明らかになっただけじゃないですかね。 ●まあな、もともと自民党の小沢一派に旧竹下派のジジイ連、そこに旧民社党、社会党左派までくっつけた何でもありの選挙互助会…

別冊Bubka

新たな地方競馬のビジョンを!

以前にも少し触れましたが、昨年末あたりからこっち、各地方競馬場の売り上げ低迷は何となく底を打ったような気配が確かにあります。その程度に世間の景気もひと息つき始めているのかな、と感じます。あの高知でさえ、と言うのは失礼かも知れませんが、多少…

馬事通信 競馬虚空像

「戦後」コンテンツとしての野球

オープン戦も始まり、開幕も近づいてきたが、昨今、プロ野球人気の凋落が著しい。この季節、メディアぐるみで懸命に煽っているWBCにしても、それほど関心を呼んでいない。 かつて、『野球小僧』という歌があった。戦後まもなくの、灰田勝彦の名唱。もうは…