2007-01-01から1年間の記事一覧

旭川「撤退」報道の真相

「道営競馬が09年度旭川撤退、11年度全廃も」――先月初め、こんな見出しの記事が地元紙以下、各スポーツ紙に踊った。ああ、とうとうホッカイドウ競馬までがつぶれるのか、という声が競馬サークルをかけめぐったのも無理はない。けれどもこの記事、背景の事情…

別冊宝島 はずかしいニホン人(仮)

「ブスかわ」の謎

「ブスかわいい」と呼ぶんだそうな。青木さやかに森三中にハリセンボン、いずれそのへんの、主にお笑い系な最近の「十人並み」ご面相女性タレントたちのこと、である。 「エロかわいい」というのもすでに周知。倖田來未とかエビちゃんとかそのテをさすらしい…

いまだに「サヨク脳」の不気味

「サヨク脳」というもの言いがある。いまどきテンプレ並みの「サヨク」的もの言いと身振りとで、何かもの申して世渡りしている、主にマスコミ文化人や評論家の類を評するもの、らしい。 いずれネット界隈から発したもの言いだから、気分次第で意味は千変万化…

別冊宝島 はずかしいニホン人(仮)

もうひとつの「交流」をこそ

ばんえい競馬のナイター開催が、ひとまず終了しました。 この四月から事実上「民営化」に等しい形態で再生を賭けた新生「ばんえい十勝」として、初年度の目玉となる試みだったわけですが、ひとシーズン振り返ってみて、まずは大成功、と言っていい結果を出し…

バカとはさみは……

バカとはさみは使いよう、というのを思い出しました、ほんと久しぶりに。 代議士はわれら国民の一票によって選ばれしもの。ですから、与党であれ野党であれ、バカな議員を選んだこっちも確かに悪い。でも、そうか、選んじまったバカの使い道ってのもなるほど…

産経新聞 断

敗れたのはマスコミであった

● 本当に敗れたのはマスコミであった――かの「七人の侍」の最後のせりふを裏返しにならって言えば、そんな感じ。しかも、敗れたことをご本尊がほとんどまだ自覚していないのに、というのが付け加わる。「北斗の拳」のケンシロウのせりふじゃないが、「おまえ…

正論 名無しの品格

いまどきまだ『はだしのゲン』で……

――素直に読むことだ。そして、素直に感動することだ。とってつけたような政治の言葉でそれを説明しないことだ。その時、作中人物に稚拙な政治的言葉しか語らせられない 中沢啓治のもどかしさも感じられるだろう。 呉 智英 ● 毎年、八月十五日を目がけて、わ…

正論

浪花節がつくった日本の近代

浪花節。浪曲。日本人のメンタリティーを語るとき、必ず語られる一方で、古臭いものと否定されることも多く、今は耳にする機会も少ない。しかし、四月から札幌国際大人文学部現代文化学科教授を務める民俗学者大月隆寛さんは、浪曲こそが日本を国民国家にし…

役人官僚の責任のとり方、とは?

素朴にわかりません。役人官僚に失敗の責任をきちんととらせるためには、はてさて、いったいどのような方法が具体的にあるのでしょうか。 社会保険庁のていたらくは言うに及ばず、郵政関連での総務省、偽装マンションがらみの国土省、輸入農作物での農水省、…

産経新聞 断

ホッカイドウ競馬、最後のチャンス

馬インフルエンザ騒動、JRA周辺では幸いほぼ終息のようですが、前号この欄で懸念した通り、地方競馬からそれ以外、乗馬やばん馬など含めた裾野の部分でまだぎくしゃくが続いています。 帯広のばんえい十勝本体には具体的な影響はほぼ出ていないのですが、…

事実が国民を鍛える(笑)

事実が国民を鍛える、を地で行く時代であります。事実とは何か、とかしちめんどくさい理屈はこの際抜き。メディアで報道されたこと、語られているもの言い自体、とにかく事実として流通せざるを得ない、そんな現在をわれわれは生きているのですから。 日本は…

馬インフルエンザ騒動、私見

時ならぬ馬インフルエンザ騒動でこの夏、競馬界は振り回されました。事態は沈静化に向かっているとは言うもの、JRAに限らず地方競馬や馬産地も含めた広がりの中では、まだまだ完全に解決したとは言い難いところがあります。 専門的なことは獣医さんやそれ…

馬事通信 競馬虚空像

兆し、と「民意」

兆し、はいつもささやかなものらしい。カラスが騒ぐ。ネズミがいなくなる。胸騒ぎがして明け方、眼がさめる。空に何やら不吉な色がにじんで見える。けれども、それらはあとになって、ああ、そう言えば、と思い起こしてそこで改めて意味づけされるのが常。そ…

正論 名無しの品格

草ばん馬@共和町

快晴。共和町の草ばん馬へ。小樽まで高速経由で約一時間。日曜だから、というのもあるが。そこから共和町まで5号線をオタモイから蘭島、余市を通って稲穂峠越えで。泊原発の泊町がすぐそばということに気づく。鹿追の時に見た顔が結構いる。函館界隈からも…

「保守」「憂国」オワタ

参院選終了で政局も一段落のようですが、時局ネタとは別にちと気になっていることをひとつ。 え〜と、ここにきて政治やマスコミ含めて、いわゆる「保守」「憂国」というモードがひとめぐりしていよいよ賞味期限が切れてきたらしい、ということなんですが。 …

【プチバッチ!】 週刊月曜日

ナイスフリート、一年ぶりの勝利

ナイスフリート、思いがけず快勝でした。前回一着が去年の8月16日。ちょうど一年ぶりの勝利です~・゜・(つД`)・゜・ 人気は当然なくて、スタートも最近よくないので今日も最後方から追走、ありゃあまたこのままか、と思ってたら、向こう正面から猛然とま…

「二面性」の向こう側

猛暑である。暑ければ暑いほど、「敗戦」の記憶の輪郭も鮮明になる。敗戦、猛暑、そして甲子園、夏休みに蝉しぐれ、そして入道雲……われら日本人にとっての「夏」のイメージは歴史の中、このようにすでに「定型」化してきている。そんな「定型」と寄り添いなが…

産経新聞 断

ファイブスプレンダ、能試合格

猛暑続く。道内軒並み35℃前後らし。朝、道東道で追分から岩見沢経由で旭川へ。交通量は確かにいつもより多めだが、渋滞するほどでもない。途中で少し仮眠しながらで昼過ぎに旭川市内に。 ファイブスプレンダの能力試験。W師、暑さでへばり気味の様子も相変…

ヴィジランティ、二着

ヴィジランティ、荒尾2R、アラブB-2B組 1,300メートル戦に出走。 www2.keiba.go.jp 前開催、一回休んでいたので気になってたんですが、F師から特に連絡もなかったので、特に大事ではないな、とは思ってはいた。律儀に電話があったので事情を尋ねてみたと…

競馬場の「常民」、のこと

日本の「地方」に骨がらみになった「他力本願」のすさまじさを、あたしは地方の競馬場をのぞき窓にして見てきました。 それは日本の庶民、「戦後」という時代の中で醸成されてきた日本という国の国民たちのある最大公約数が、どのような気分、どのような意識…