2008-01-01から1年間の記事一覧

実効支配(笑) 

つまり、「実効支配」って言い張ればいいってことですね。早い話が居座り、居直り、ゴリ押しの横紙破り、としか見えないんですが。でもまあ、既成事実頼みの面の皮千枚貼りには勝てないわけで。 竹島の話です。ほんとに、どうしてこういう類の面倒ばかりあの…

産経新聞 断

金融危機と「実体経済」

作麼生。「実体経済」とは何ぞや? この上なくお堅く、かつ冷徹な大風呂敷の代表と思われているあの「経済」に、わざわざ「実体」と冠がつけられねば眼前の現実がうまく説明できないようになってきた、その理由とは、さて、いかなるものなりや? アメリカのサ…

正論 名無しの品格

相撲を自由に

もう早く楽になりましょうよ。大相撲、のたうちまわるありさまは気の毒であり無残です。 「八百長」というもの言いだけが相も変わらずひとり歩き。でも、これにはふたつの意味が含まれていて、まず、あらかじめ勝ち負けを相談して決めて、その筋書き通りにや…

産経新聞 断

後退戦の難しさ

後退戦、がいちばん難しいそうです。これは軍隊に限らず会社の営業などでも同じこと。行け行けドンドン、の時はいい。戦線が停滞して膠着して、で方針転換して後退、退却転進する時がほんとの勝負どき。ふくれあがって補給線も何も伸びきったところから、ど…

社会科教育

新世紀こんにゃく問答

こんにゃく問答、というのは落語ネタですが、サブプライム発の世界恐慌の声すら出ているこのご時世に、わが選良サマたちときたら、このこんにゃくにいたくご執心のご様子。問答ならぬ議論百出です。 かのこんにゃくゼリーの「法規制」問題。ことの発端と経緯…

産経新聞 断

新世紀こんにゃく問答

こんにゃく問答、というのは落語ネタですが、サブプライム発の世界恐慌の声すら出ているこのご時世に、わが選良サマたちときたら、このこんにゃくにいたくご執心のご様子。問答ならぬ議論百出です。 かのこんにゃくゼリーの「法規制」問題。ことの発端と経緯…

「タスポ」大苦戦(笑)

タスポが大苦戦のようです。例の自販機でタバコを買う時に必要になった個人認証カード。だから言わんこっちゃない。そんなしちめんどくさいこと言うならコンビニで買いだめしとくよ、カートンで、あるいは、ちょうどいい機会だからタバコやめちまえ、って人…

産経新聞 断

騎手の「味」について

そもそも、競馬という事業にとって、重要な資源とは何でしょうか。 まず馬。当たり前です。彼ら馬が走ってこそ競馬ですから。当然、その馬を生産する牧場の生産者も欠かせない。次に、それらの馬を買って支える馬主。言わば出資者ですから、もちろん大切。彼…

馬事通信 競馬虚空像

「改革」へ期待した記憶が

わずか数年前のことですが、もうみんな忘れているようです。だったら、思い出しましょう。振り返ってみましょう。前回、あの「郵政解散」後の総選挙、どうして小泉首相率いる自民党に当時、あれだけ圧倒的な支持が集まったのか。 「だまされた」と言う向きも…

「失言」再生産の構造(改稿)

*1 政治と宗教に関してはとりあえず黙っておくが吉――是非はともかく、これはニッポン世間の世渡りの常識、でしょう。政治も宗教も共に個人の思想信条、内面の自由に関わる部分なわけで、うっかり表に出しちゃうとどんな反発が返ってくるかわからないから気を…

いま、「地方競馬」だからこそ、やるべきこと

いま、地方競馬がやるべきこと、を、走り書きですが簡潔に述べておきます。 まず、大井を中心とした南関東と、馬産地を背景にしたホッカイドウ競馬とが「改革」の主軸です。というか、そこが軸にならないことにはもうどうにもならない。全国の地方競馬とそのま…

「ハケン」の労組って?

人並みであればそこそこ生きては行ける、とりあえず生かしてもらえる場所がある、かつてはそれが「世間」でした。 もちろん、生きるというのは、それでも素朴にきついことでした。自分の持って生まれた身体いっぱい、日々休みなく動いて汗をかいてようやく何…

嗚呼、「スイーツ」(笑)

● たまには、詩でも吟じてみようか。 雨デモマキガミ 風デモマキガミ 雪デモ夏ノ暑サデモマキガミ ツネニユルフワパーマヲ保チ 欲ニマミレ 決シテ奢ラズ イツモウワメヅカイデ 口角ヲアゲテワラッテヰル 一日ニサプリト少シノスイーツヲタベ アラユルコトヲ …

正論 名無しの品格

「進駐軍」待望論

選択肢がありません。どう考え直してみてもダメ。選べない。このまま総選挙になったら、ほんとにわれら有権者軒並みフリーズ立ち往生。カレー味の何とやら、の究極の選択リアル版なわけで、もうやだこの国、この政治、という「気分」だけは、とりあえず現在の…

産経新聞 断

「地方の敵は地方」

「牧馬の改良に関しては公益を以て私益と合致せしむることの甚だ容易ならざるが為のみ。(…) 誠に産馬は民の生業にして決して国に対する公役には非ず、其目的は私利に在り、若し不幸にして方法宜を失ひ、利無く損を招ぎ易しとせば、假令如何なる雄弁を以て之…

「格差」の胡散臭さ

● 「格差」ということが、あたりまえのように言われるようになった。 言葉自体は、岩波新書から出た『格差社会』あたりが一応、火付け役ということになるのかも知れない。もともと経済学者の橘木俊詔が書いたものだったから、経済学のバックボーンを持つ術語…

ボランティア=義勇兵、である

ボランティア、なんて呼ぶから心得違いも出る。かつては「義勇兵」と訳されていました。「義」に勇む。いい表現じゃないですか。こういう翻訳を可能にした明治時代の日本人ってのは、まっとうな国際感覚してたんだなあ、と思います。 義勇兵なんだからそりゃ危な…

ニッポン競馬、全身症状悪化

ニッポンの競馬を支える、さまざまな「資源」そのものがどうやらあちこちで破綻を見せ始めているようないやな話ばかりを見聞きする昨今です。これまでは手や足や、身体のある部分だけの不具合がちょこちょこ見られて、辛いながらも何とかまだ身体そのものは…

馬事通信 競馬虚空像

不自由な「学校」の復活を

野良学者暮らし十年の後、大学に「復員」して一年が過ぎました。ああ、学校って、こういうものだったよなあ、と改めて自分の中の記憶を呼び起こしながら、眼前の現実に向かい合っています。 どうですかいまどきの学生は、などと尋ねられることもあります。通り…

同業他社の不行跡から

● 同業他社というのは、常に微妙な関係である。まして、業界自体が先細りが見えているとなるとなおのこと。舳先と船底と、それぞれ持ち場居場所は異なれど、いずれ沈みかかって傾き始めた船に乗り合わせているのは同じ。どこから水が入るか、どちらに傾くの…