政治

「癒し」と「共生」のファシズム

とある地方紙の記者とメシ食いながら話していたら、こんなことを言うてました。 「朝日新聞が偏向しまくっててひどいなんてのはもう当たり前だし、ブロック紙でも北海道新聞や東京、中日なんてのは朝日以上にメチャクチャってのも地元以外にも知られ始めてる…

女性は「産む機械」発言余波

「女性は「産む機械」」発言で、柳沢厚生大臣が四面楚歌、立ち往生であります。 政治家の発言としてちと不用意だった、それは確かですが、しかし、相も変わらず前後の脈絡すっとばして片言隻句を揚げ足取りして騒ぎ立てるメディアの手癖も恥知らず丸出し。ま…

そのまんま東、の本領

そのまんま東、あっさり宮崎県知事になっちまいました。 メディアは選挙戦開始当初、どうせ苦戦だろ、という調子でしたが、途中から彼が案外善戦しているのを見て風向きを変え、終盤では好意的な論調になっていました。ああ、こりゃ案外通っちまうかも、と思…

ニッポン=アダルトチルドレン説

有事の際、アメリカが本当に日本を守ってくれるかどうかわからんぞ、と言う人がいます。アメリカが遠いアジアの島国のために血を流してくれるもんか、あてにして尻尾振ってるとひどい目にあうぞ、そんなお人好しじゃ結局またアメリカや中国など大国の思惑に…

自民党はふたつある

自民党にはふたつある、というのが、改めてよおくわかりました。小泉以降の自民党、と、昔ながらの自民党。例の「復党」騒動や、道路特定財源の一般財源化の議論を岡目八目で拝見していて、です。 世論は明らかに、「復党」はダメ、というのが大勢で、道路族…

「地方競馬改革」のための、今がラスト・チャンス

*11. 競馬議連の活動 私が幹事長を仰せつかっている競馬議連は、平成14年12月に地方競馬立て直しを主な目的にして、青木幹雄幹事長のもと、橋本聖子議員らとともに立ち上げたものです。その背景には、地方競馬の売り上げが平成3年度をピークに減少傾向…

ギョーカイ化する霞ヶ関

タウンミーティングの「やらせ」問題、例によって野党とメディアの複合戦線で尾を曳いています。 文部科学省ってのは霞ヶ関的にもいまひとつパッとしない役所のようで、特に最近は少子化の影響もあって本来の学校関係の仕切りがどんどん衰退、ならば生涯教育…

「ポチ」の魂

小泉首相以来、政府を「ポチ」と揶揄する向きがあります。アメリカの政策に何でもかんでも追従、まるで犬がしっぽを振るように媚びて見せるから、という皮肉が込められているようですが、安倍首相もまたこの「ポチ」路線として見られている。忠犬ニッポン、…

ミンスに河村党首を

拝啓、民主党さま。政権交代、責任ある野党、といったかけ声も相も変わらずうわすべりの昨今、安倍内閣のとりあえずの高支持率を前に、さて、いかがお過ごしでしょうか。 とにかく、シャッポが定まらないのがいけない。小沢さんの剛腕伝説も先の補選で見るも…

復党やめれ

郵政民営化法案に反対して離党を余儀なくされた「造反」議員たちが、ここにきて復党させろ、という動きを活発にしています。のみならず、肝心かなめの政府自民党内部からも「復党させてもいいんじゃないの?」といった声にわかに強まってたり。と思ってたら…

とっとと政治家にでも

何もあの山本モナと細野豪志の一件に限ったことでもなく、政治家、ってのはほんっとにカッコ悪い。少なくとも今のニッポンに関して言えば、政治家ってのは間違ってもなりたくない職業のひとつである、と言ってもいいでしょう。 今は亡きナンシー関が、いいこ…

最終兵器モナ

いやあ、山本モナってのは凄腕です。他でもない、民主党は若手のホープと目されるイケメン細野豪志議員と「不倫」デートを写真週刊誌にすっぱ抜かれた、あの女性キャスター。世間は、また民主党が、とあきれ返り、細野センセは雲隠れ、当のモナ様も「体調不…

細野&モナ騒動、ミンスバカは不滅です!

ほうら、言わんこっちゃない。あたしの予言した通りになっちゃった。 民主党は細野豪志議員と、売国民放TBS『ニュース23』の自称「キャスター」(笑)山本モナ@白人あいのこまんこの「不倫」騒動であります。 この夏前、洋泉社から出したムック『民主…

内閣より官邸、だろうが!

安倍内閣が発足したようです。 あ、いや、しょせん蛆虫の分際で政治がどうのと能書き言うつもりはありませぬ。巷間言われているような床屋政談、いまやネットも含めた隣近所でああだこうだと取り沙汰される永田町だの霞ヶ関だの、いずれ遠い世界のあれやこれ…

祝!共同通信社平壌支局開局

平壌に支局ができるそうです。やっぱり朝日新聞? いえいえ、共同通信社、ですと。日本の報道機関では初、と自慢げですが、いやあ、実におめでたい。 思えば、先のミサイル発射騒動の直前、日本のマスコミがこぞって平壌詣でをしていました。旗振りはさて、…

改めて、靖国神社

オーライ、わかった小泉。あんたは偉い。よくやった。改めてほめてやる。 「いつ行っても同じだから、最も適切と思われる今日参拝した」というタンカは、どんなに気配りしてやっても、どうせ特亜の連中とその手先みたいな野党以下、国内マスコミ、文化人、評…

平成デモクラシー、の予兆

日露戦争の後、ポーツマス条約を何とかまとめてアメリカから帰国した全権小村寿太郎を待っていたのは、どうしてあんな屈辱的な条件で締結たのだ、という国民の呪詛の声だった。自宅は暴徒に取り囲まれ、日比谷焼き討ち事件にまで発展。けれども、小村は「わ…

こいじゅみ、の捨て身

Love me tender ひとつで大騒ぎ、です。訪米中の小泉首相が、ブッシュ大統領との共同記者会見の最後に一発かました、あのジョークをめぐって、ですが。 ああ、なんて恥ずかしい、ヘタな英語で媚び売って、親米ポチの本性を現わしやがった、まわりは失笑して…

敵と味方の判別を

いや、ありがたい。ここ一連の金正日の発作は言わば怪我の功名、いま、ニッポンにとって誰が本当の敵で誰が味方か、この上なくわかりやすく見えるようになりました。 民主党が小沢代表以下、幹部勢揃いで中国にご機嫌うかがいに、朝日新聞やTBSなど一部マ…

「女帝」問題の陥穽

皇室の「女帝」問題について、ひとこと述べておく。 ご懐妊と期を一にしながらにわかに議論のテーマになってきた問題だが、なにせ「国民の象徴」として「戦後」を生きてきた皇室のこと、国民感情からすれば「オンナの天皇だって、もう別にいいよね。だって、…

市場経済と自由の学び方

少し前、中国の天安門広場に掲げられていた毛沢東の肖像画の原画が、オークションにかけられるというので、彼の国で物議を醸していた。所有していたのは海外在住の中国人だとか。結局、出品は取り下げられたようだが、たまたま衛星放送でやっていた香港の討…

「リベラル」考

● リベラル、というもの言いは、未だによく使われる。 進歩派とか良識派、というのはさすがにもう古色蒼然、まして自由と民主主義を正面から唱えてみせるには、昨今その対極にあったはずの社会主義や共産主義の類があまりにグズグズになり過ぎてしまった。思…

民主党=芸能プロダクション、説

案外気づかれていないのかも知れないが、民主党というのは、いまや政治家というタレントを抱えるプロダクションみたいなものである。もっと言えば、政治も含めて何かムツカしいことを言える言論/社会派タレントの元締め。芸風もそれなりに取りそろえ、ふと…

民主党偽メイル騒動顛末

さて、民主党のスカ加減を満天下にこの上なくわかりやすく示すことになった、先のあの偽メール騒動というのは、いったい何だったのか。もう一度ざっと振り返っておきたい。 発端は、西澤孝という業界でも札つきの虚言癖を持つ自称ジャーナリストが持ち回った…

民主党という現在

民主党、というのは、見ての通り、とにかく寄せ集めである。 混成部隊、と言えば聞こえはいいが、要はつぎはぎ、それも同じクルマの部品ならばまだしも、クルマや船や飛行機に、工作機械や農機具、なんだかよくわからないガラクタに至るまで、元の素性も定か…

フランスがうらやましい?

フランスで若い衆が大挙してデモを敢行、全国規模に飛び火したようで、結局、いったん制定されていた雇用関係の法律を政府に撤回させるまでになっています。 これを見て、さすがフランスの若者は意識が高い、ニッポンでもかつての学生運動に代表されるような…

 小沢一郎「剛腕」伝説

小沢一郎、ようやく登板、である。満を持して、と見るか、それとも追い詰められて最悪のタイミングで、と見るか。小子はいかにも遅すぎた、と感じている。 「壊し屋」と恐れられ、宮沢内閣成立時には総理候補の「面接」までやって、といった「剛腕」伝説は数…

「日中友好」の時代

「日中友好」が国民的スローガンになった頃がある。いまから三十年ばかり前、田中角栄首相の手で日中国交正常化がなされた頃のことだ。 「友好」の象徴としてパンダが贈られ、上野動物園は押すな押すなの大行列。「ニーハオ」が流行語になり、今となっては内…

お役人バッシングの背景

改めて、公務員の削減が問題になっています。例によって国会で侃々諤々、形だけではない純減を、いや、それでは日々の仕事がまわらない、とまあ、利害の調整はいつも難事業です。 そもそも、いまや「役人」「公務員」というだけで、なるべく働かず給料だけふ…

脳内花盛り、の思想

*1 桜の季節である。今年は例年より開花が早いとか。「さくら」を歌った歌も最近、この季節になるといくつも出てきて、何やら風物詩になりつつある。 一方、年がら年中、花盛りの人たちもいる。アタマの中身が、だ。おのれひとりで花盛っているのは、まあ、…